萩日吉神社(はぎひよしじんじゃ) 御祭神 大山咋命 国常立尊 天忍穂耳尊 国狭槌尊 伊弉冉尊 瓊々杵尊 惶根尊 境内社 萩明神社 御井社 釣取社 合殿(負櫃社・風神社・菰神社・金精大明神) 天神社 八坂社
由緒 平村 山王社 村の鎮守なり 當社は帶刀先生義賢討れし後、その臣下の子孫なる田中村の市川氏、馬場村の馬場氏、瀬戸村の荻久保氏、腰越村の加藤等の、先祖まつりて鎮守とせりと、山王の神像を祀りし板あり 年代は記さざれど舊きものなるべし、されど此板を神體なりと傳ふるは覺束なし 天福元年(936)十一月廿六日始て神事を行ひしより、今も流鏑馬をもて例祭となせりと、社傳にいへり 末社 天神社、十善神社 神主吉田上總 近来神主となりしものにて、元は社守なりしよし、もとより系圖等は傳へず (「新編武蔵風土記稿」参照)
都幾川上流の山間部に位置する西平は、「首都圏の奥座敷」に例えられる美しい自然環境に恵まれた場所です。 その地内には、天武天皇二年(673)創建と伝えられる天台宗の古刹慈光寺や、八百年も続く禅道場の霊山院、そして流鏑馬で名高い萩日吉神社など、長い歴史を持つ社寺が集中し、古くから聖地として知られてきました。
社記によれば、当神社は、人皇第二十九代欽明天皇六年(544)十一月、大臣正二位蘇我稲目宿禰によって創建されたと伝えられ、当時は萩明神と称しましたが、平安時代初期に天台宗関東別院となった慈光寺一山の鎮護のため、近江国(現滋賀県)比叡山から日吉大神を勧請合祀し、萩日吉山王宮と改称したといいます。 更に、「平村弓立山蟇目の由来」と称する伝書によれば、天慶八年(945)に武蔵国司源経基が慈光寺一山の四至境界を定め、神境龍神山にて蟇目の秘法を習得させ、以来、当山を弓立山と呼ぶようになり、当神社の祭礼には蟇目の神事に倣って四方に鏑矢を放つようになったと伝えています。 また、源頼朝は慈光寺一山を深く尊信帰依し、文治五年(1189)六月には奥州藤原泰衡追討に際し、慈光寺別当厳耀をして戦勝を祈願させ、建久二年(1191)に祈祷成就の奉賽に慈光寺を再興し領地などを寄進しました。 その時、頼朝の御台政子は御供免として田畑一町七畝を当神社に寄進し、以後、萩日吉山王宮は不入の地になったといわれています。
江戸時代の平村は、はじめ幕府の直轄地でしたが、元禄十年(1697)には牧野家の領有するところとなりました。 牧野嘉成は当神社を深く尊崇し、神前に御供米奉献などの奉賛をなし、以後累代崇敬を重ねました。 一方、「風土記稿」では、当神社は「山王社」として記載され、割注には村の鎮守であることや流鏑馬の由来などが載っているものの、由緒や慈光寺との関係については全く触れられていません。
明治元年(1868)十一月、神仏分離の布告により、社号を現行の萩日吉神社に改めました。 更に、明治四十年(1907)三月には政府の合祀政策に従って字宮平無格社熊野神社・字森戸無格社八坂神社・字後野無格社富士獄神社・字森戸無格社神明社の四社を合祀しました。 社格は、当初は村社でしたが、昭和十九年(1944)十二月二十八日付で郷社に昇格しました。
現在の社殿は、寛政五年(1793)正月に、地元の平村はじめ近在の氏子・崇敬者の浄財を寄せて再建したもので、創建以来三回目の造営と伝え、本殿の唐破風や向拝には極彩色の彫刻が施されています。 また、境内から出土した鎌倉時代の古瓦、保存されている南北朝時代の様式を伝えた花形彫刻のある蟇股(重要美術品)や本殿の一扉などから察すると、それ以前の社殿も相当な規模の荘厳な造りであったことが推測されます。 内陣には、蘇我稲目宿禰作と伝えられる國常立尊座像、由緒不詳の猿神座像と猿田彦面、享保二年(1717)八月に当所の関口家が奉納した神像、裏面に大同年間(806~810)の刻銘のある猿神像などが神宝として納められています。 (「埼玉の神社」参照)
萩日吉神社の所蔵文化財 埼玉県指定無形民俗文化財「流鏑馬」 三年に一度、一月に執行 埼玉県指定無形民俗文化財「神楽」 毎年一月に小神楽、四月に太々神楽 埼玉県指定天然記念物「社叢」 ときがわ町指定天然記念物「児持杉」 ときがわ町指定無形民俗文化財「西平・上サ地区ささら獅子舞」 (ときがわ町教育委員会発行「萩日吉神社...
Read more萩日吉神社(はぎひよしじんじゃ)は、埼玉県比企郡ときがわ町西平に鎮座する神社です。 歴史と由緒 創建: 社伝によると、欽明天皇6年(544年)12月に蘇我稲目によって創建されたと伝えられ、当初は「萩明神」と称していました。 改称: 平安時代に、別当寺であった慈光寺の鎮護のため、近江国の日吉大神(現在の滋賀県大津市にある日吉大社のご祭神)のご分霊を勧請し、「萩日吉山王宮」に改称されました。 現在の社名: 明治元年の神仏分離令により、現在の「萩日吉神社」となりました。 ご祭神 複数の神様が祀られています。主なご祭神は以下の通りです。 大山咋命(おおやまくいのみこと): 山の神、水の神、地主神、殖産振興・開拓の神、安産の神。日枝大神とも呼ばれます。 国常立尊(くにとこたちのみこと): 始源神・根源神・元神(神世七代最初の神)。 天忍穂耳尊(あめのおしほみみのみこと): ニニギノミコトの父神、稲穂の神、農業神。 国狭槌尊(くにさづちのみこと): 神世七代の2番目の神、土の神、田畑の大地を司る神。 伊弉冉尊(いざなみのみこと): 夫婦婚姻の神、子授け安産の神。 瓊々杵尊(ににぎのみこと) 惶根尊(かしこねのみこと) ご利益 家内安全、産業振興、五穀豊穣、商売繁盛、恋愛成就、安産祈願、厄除開運、技芸上達など、多岐にわたるご利益があるとされています。特に、子宝・安産祈願で信仰を集めています。 特徴・見どころ 児持杉(こもちすぎ): 樹齢約800年とされる男杉と女杉の2本からなる巨木で、子宝を授かると信仰されています。県の社叢の杜にも指定されている境内を代表する存在です。 流鏑馬(やぶさめ): 埼玉県指定無形民俗文化財に指定されており、3年に一度、1月第3日曜日に奉納されます。ときがわ町明覚郷と小川町大河郷がそれぞれ馬を出し、矢を射る神事です。 神楽: 埼玉県指定無形民俗文化財に指定されており、1月の例大祭には小神楽が、4月29日の春季大祭には太々神楽が舞われます。 神猿(まさる):...
Read more今回は3年に一回の流鏑馬(やぶさめ)があり見たかったのですが祈祷があり見られませんでした。源氏片の馬は白馬でした。平家側は栗毛の馬 資金の事もあり3年に一度なのだと思いますが埼玉県には2場所しか無いので大切な行事だと思います。 何とか町上げて、役所も含め最低2年にして盛り上げて貰いたいものです 出来れば毎年見たいですね 2頭では寂しいし近隣の乗馬クラブから参戦して頂き20頭位にして紅白合戦で盛り上げて貰いたいものです。 皆で電話などして戴くのも良いと思います。 (🎆神社の参拝方法)) ①鳥居をくぐる前に参拝 ②参道歩く時は真ん中は神様の歩く道、端を 歩きましょう。 ③水場に着いたら左手を洗い次は右手を洗い、次は手の平に水を溜め口を清め、柄杓を立てて次の方の為に柄を洗い清めましょう。 ➃いよいよ参拝です。2度お辞儀をしますが90度のお辞儀です。神様ですから丁寧にしましょう。ご利益戴戴く為には軽くは厳禁です 鈴を鳴らし、貴女が来たことを神様にお知らせします。お賽銭をあげ2拍手してしっかりお願い事をしましょう 終わりましたら2礼(90度)して立ち去りましょう
参道横切る時は必ず礼をしましょう 神様...
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