祭神タカヒコネさんの気高さ、品格漂う神社さんですが、敷居の高さを感じることもなく、懐深く迎えて頂けます。 多くの方が心穏やかに詣でられており、 心のよりどころのようなところと感じます。
迦毛大御神タカヒコネさん。日本男児の鑑のような方。魅了されて止みません。 母はタキリ姫タケコさん。 タキリ姫をはじめ、宗像三姫はワカヒトさんの三つ子娘ですから、タカヒコネさんは、 アマテル神ウヒルギ・ワカヒトさんの外孫さんなんですね。
そのタカヒコネさん、 アメワカヒコさん葬儀のエピソードが有名ですが、 何かのメタファーでしょうか。
葬儀にみえた高貴な容姿のタカヒコネさんに亡き息子を投射し、喜んだアマクニタマさん家族。 タカヒコネさんはこれに憤慨。怒って帰ろうとします。
その様子を察し、声を掛けるオクラ姫(クニタマの娘、ワカヒコの妹)。 友の死を悲しみ、一心不乱に馬を駆った中山道。 その中山道を開通させた美濃国守カナヤマヒコさんの孫娘オクラ姫にいじらしくも呼び止められます。
アユミテル姫(オクラ)か、良かろう。 いつまで怒っておっても仕方あるまい。 怒りを収め振り返るタカヒコネさん。
オクラ姫(二代シタテル姫、初代はワカ姫ヒルコ)、 千載一遇の機会とばかりに 瞳を輝かせ、詠みます。
「麗しき、果てなき天の川が見せつける、 あなたのミスマルの珠は怒りで揺れ踊り、 私のミスマルの珠は心ときめいて沸き踊る。 あなたはあなたのミスマルを外して、 誰の首に掛けてさしあげるの? ねえタカヒコネさん」
オクラ姫、やりました。詠み上げました。 縄文時代は自分のミスマル(ネックレス)を相手に掛けてあげることが、愛の告白への返答だったようです。
思わぬ求愛に戸惑うタカヒコネさん。 気がつくと、 オクラ姫に手を取られ、鼓動の伝わる近さに身を置かれます。 潤んだ瞳が迫ります。
タカヒコネさん、ここはキッパリとケジメをつけます。 瞳を潤ませ手を取り、下から見上げるオクラ姫。 多くの男たちなら、光彩をハートマークに変え、 一気にのぼせ上がることでしょう。 タカヒコネさん、そうはしませんでした。 迦毛大御神と呼ばれる方。オクラ姫を諭します。
「たかま(中央政府)から、はるばる辺境の地を訪れた目的はただ一つ。友を見舞い弔うこと、それのみです。そんな私に迫るとはフェアなことではないと感じます。私はいま完全アウェーの環境下。完全ホームのあなたに、まるで片淵に寄せられ、網を掛けられる魚のよう。これはあなたにとっても私にとってもフェアなことではないと思います。姫は如何考えいたす?」
俯くオクラ姫。表情に後悔が走ります。
彼女から滲む慚愧の念を 痛みを覚えるほどに感じ取ったタカヒコネさん。 姫を思いやります。 「私はあくまで弔問に来たのであって、恋愛をしに来たのではないのです。ただそれを伝えたかった、それだけです」 姫の手をそっと取ります。 うっすらと虹が架かる姫の顔。
「改めてそういう席を設けて、お互いを確認し合いましょう」 「はい」絶望の淵から希望の未来へ生還した姫「喜んで!」
「これにて失礼いたす」 喪屋の前に繋いだ馬をほどくタカヒコネさん。 颯爽とまたがり虎落笛とともに風に消えゆきます。 なんでこんなに格好ええんですか、ほんまに。 のちにタカヒコネさんとオクラ姫、めでたく結ばれます。
タカヒコネさん、乗馬の腕のほうも出色だったようで、 初代天君、わが国最大の功労者のおひとり、ニニギ・ニニキネ・キヨヒトさんに乗馬のAtoZを指導したのもタカヒコネさんだといいます。 世界が待ち望む次の千年世界に向け、 タカヒコネさんの業神霊がどこかに現れるやも知れません。 爽やか過ぎる境内で、菊水紋に何かを教えられた気がしました。
本殿には、アメワカヒコさん、タカヒコネさん、オクラ姫、3柱が祀られます。
駐車場...
Read more高鴨神社(たかかもじんじゃ)。奈良県御所市鴨神。
式内社(並名神大)高鴨阿治須岐託彦根命神社...
Read more高鴨神社(たかがもじんじゃ)は、奈良県御所市にある古社で、特に「水の神」として知られる鴨都波神(かもつなみのかみ)を祀っています。この神社は、日本の歴史や神話に深く関わる鴨氏の祖先神を祀る由緒ある神社として知られ、全国的に見ても非常に古い神社の一つです。
主祭神
高鴨神社の主祭神は以下の三柱です: 阿遅志貴高日子根命(あじしきたかひこねのみこと) 弥都波能売神(みずはのめのかみ)(水の女神) 加茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)
歴史と由緒 • 鴨氏の発祥地とされ、氏族信仰の中心地として栄えました。 • 『延喜式神名帳』に記載された式内社で、平安時代から存在することが記録されています。 • 古代より「水」を司る神として信仰され、農業や生活に必要不可欠な水源の守護神として、地域住民や参拝者から篤く崇敬されています。
見どころ 神社の立地 高鴨神社は山間の静かな場所にあり、清らかな自然に囲まれています。境内を流れる小川や湧水は特に美しく、癒やしの空間となっています。 ご利益 • 水の神として、水に関する問題の解決(井戸の確保、雨乞い、清浄化)や生活全般の加護が期待されます。 • また、土地の安定や家庭の平和、農業繁栄の祈願をする人々も多いです。 御朱印 美しい御朱印がいただけることでも知られています。訪れた際はぜひ記念に受け取ってみてください。
アクセス • 所在地:奈良県御所市鴨神1110 • アクセス: • JR和歌山線「御所駅」または近鉄御所線「近鉄御所駅」から車で約15分。 • バスで訪れる場合、最寄りの停留所から徒歩で数分程度。
高鴨神社は歴史好きや自然に触れたい人にはぴったりの場所です。また、静寂な環境の中でゆっくりと参拝したい方にもおすすめのスポットです。訪問の際は、ぜひその由緒深い雰...
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