国道125号バイパスのと県道7号線(佐野行田線)の小見交差点を北に向かい、丸信ラ-メンの向かい側にあり。毎日通勤の往復で通過していた。有名な埼玉古墳群とは別物で、市内に点在する古墳の一つ規模は4番目の大きさ。見沼代用水、武蔵水路の西に位置しており、真観寺境内にある全長112m、高さ8mの前方後円墳で、後円部と鞍部の2ヵ所に横穴式石室があります。2ヶ所の石室があるのは珍しい。 後円部の南側にある横穴式の複室の石室は、寛永11年(1634)に発見され、秩父産の緑泥片岩による石室で巨大な石材を用いた精巧なものです。前室は奥行2.7m幅2.2m、高さ2.1m、玄室は2.4m、幅2.2m、高さ2.1mで両室の間仕切りは、緑泥片岩の一枚石に四角い窓を開けています。鞍部にある石室は、明治13年に発掘され金環、鉄製刀子(とうす)、金銅装頭椎太刀(かぶつちのたち)、銅鋺(どうわん)などが発見されました。出土品は、東京国立博物館に所蔵されています最近の発掘調査で周溝が確認され、その底付近から埴輪の破片が多く発掘されました。また、出土遺物などから6世紀末から7世紀初め頃に築かれた市内最後の前方後円墳で...
Read more2021/7/13 7世紀前半に築造、全長112mで石室を2つ持った大きな前方後円墳です。最後期の前方後円墳でさきたま古墳群に後継する首長墓です。出土した兜や太刀は東京国立博物館に収蔵されています。2つの石室は長瀞や秩父産(←私見)と思われる緑泥片岩の1枚岩を組み合わせ使用し建造されています。大きさや時期、出土品及び石室の石材などを考えますとかなりの重要人物が埋葬されている貴重な遺跡と推測されます。残念でならないのは墳墓の周囲は寺などにかなり侵食されていることです。駐車...
Read more埼玉(さきたま)古墳群の3キロほど北に位置し、前方後円墳になります。円墳が東に向き、南側には大きめの横穴式石室、北側のくびれ側に小さな横穴式石室があります。この古墳の裏手北西の道路脇には小さな古墳が存在し、小見真観寺古墳との関わりが感じられます。 南側の石室入口壁面には、線刻画の...
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