秋葉寺(しゅうようじ)は、奈良時代の718年に行基が開創した「大登山 霊雲院」を起源とします。越後(今の長岡市)の蔵王権現で修行し、火を自由に扱う能力を身につけた「三尺坊」が平安時代初期に来山した後、山寺号を「秋葉山 秋葉寺」に改めました。
本堂には本尊の聖観音菩薩を祀るとともに、三尺坊の没後は真殿に秋葉三尺坊大権現を祀り、室町時代までは修験道場としての役割を担っていました。このように、当時は神仏習合思想による「両部神道」のため、同じ境内に仏様と神様を同時に祀ることが普通に行われていました。
戦国時代の1572年に武田信玄の兵火により伽藍を焼失した秋葉寺は、可睡斎に助力を求めるとともに徳川家康にも再建を願い出て復興を実現し、可睡斎の末寺となって真言宗から曹洞宗にと改宗しました。
江戸時代、「秋葉大権現(通称...
Read more秋葉寺と書いて「しゅうようじ」と読むそうです。
下の駐車場に車を停めて、割合急傾斜の道を登っていった先にあります。 手元のApple...
Read more秋葉山本宮秋葉神武下社から山道を上社に向かい、1時間半ほど登ったところにある曹洞宗の寺院です。本尊は聖観音菩薩。聖観音を本地仏とした、秋葉三尺坊大権現の総本山で火防信仰を集めています。 秋葉寺(シュウヨウジ)は、和銅2年(709年)、行基が創建したと言われています。江戸時代には伊勢参りにあわせて秋葉詣りが盛んとなります。秋葉信仰は徳川家康が叶坊を越後に送り、長岡の蔵王堂三尺坊の院主を連れて帰り秋葉原山に住まわせたことが創始とする説もあります。三尺坊は越後の国で修行を積み、天狗のように空を飛び、遠江国の秋葉山に飛来したと伝わっています。 明治の神仏分離で廃寺となりましたが、信徒の要望により、明治13年に現地に再建されました。 真言は、「オン ピラピラ ケンピラケンノ ソワカ」です。信者は7回この真言を繰り返すと、一切の迷いが消滅して宿願が達せられるそうです。 上社からだと参道を10分下ると、秋葉寺に至ります。塩の道と言われる旧道です。とても...
Read more