「御神体」である巨岩は古代から今まで、数千年もの間どれほどの人々の祈りや願いを受け止め、優しく見守ってきたのでしょうか・・。まぁワタシも、その中の1人ではあるのですが(笑)。 まず、この岩の大きさや重量感に驚き、そして荘厳な佇まいや威厳に打たれて畏敬の念を持ち、信仰や崇拝の対象となるのは人間として極めて自然な心情であるように思えます。
天白磐座遺跡は、薬師山山頂に存在する巨石群を「神の依代」として祀った祭祀遺跡です。古代人もワタシと同じように神秘性を感じたのか、古墳時代から本格的な祭祀が始まり巨石周辺からは勾玉、鉄鉾、鉄刀などが出土しているとのことです。当時は神に捧げるのに相応しい、非常に貴重で高価なものであったことでしょう。
特に高さ7.5mをはかる遺跡中最大の「西岩」西側壁面は、やや平らな形状になっていて、そこが古代人には神の「発現」する神聖な場所に見えたようです。祭祀遺物は主にその直下から出土しました。 出土物は近くの浜松市地域遺産センターに詳細な説明と共に展示されているので、そちらも併せて訪問した方がよろしいかと。
周囲には誰も居なかったので、御神体は独り占め状態(笑)。空を見上げながら「時が経ち人は替わっても、雲や空の色は昔のままなんだよな・・」などと想いながら悠久...
Read more古墳時代よりもはるか以前、縄文の巨石信仰の対象と思われます。特に石灰岩からなる2つの巨石が信仰対象となっていますが、周囲に点在する石灰岩と樹木が雰囲気を醸し出しています。謎の天白神を祀ったとされますが、もしかしたら、かつてはアラハバキ神であったのかも。 パワースポットという事ですが、鈍感なのでそういった事は一切感じ取れませんでしたが、それを求めて来訪している方がおられました。 天白磐座の下方、神宮寺川沿いにも「鳴岩」という巨岩が鎮座しています。 こちらの遺跡の北方は白岩(しらいわ)という地区で、石灰岩地帯となっていてかつては住友セメントの採石場であり、今でも採石跡の露頭があり、更に西方には石灰岩が浸食されて形成された竜ヶ岩洞があります。 因みに、公式な遺跡として公開されていませんが、住友セメントの採石場からは石灰岩の割れ目や洞窟状の場所から縄文式土器など...
Read more夕方、訪問しました。 駐車場付近には近所の男子生徒が集い、サッカーをされていました。太古から大切にされてきた場所でありながら、現在も地域の方が集う場になっているようです。素敵だと思いました。他に人影はなく、近くを流れる川のせせらぎや風に揺れる木の葉の音が聴こえるのみです。 大きな岩の前にある祠に手を合わせ、語りかけると、木の葉がザーっとざわめき、雷が鳴りました。思い上がりかもしれませんが、祈りが本当に神様に届いたかのような、不思議な体験でした。 自然の偉大さに抱かれ、守られ、生かされている人間の立場を思い出させてもらえる場所です。自然への畏敬の念や感謝がひとりでに湧き上がる、本当の意味でのパワースポットだと感じました。 この地を代々守られてきた井伊家の方々の心もこのような場所で養われたのではないかと...
Read more