開設まもない頃に訪ね、30年を過ぎて再び来られました。 緑陰にあらわれる落ち着いた色調の建物が見えてきました。環境に配慮した設計でしょう。スタッフさんの親切で丁寧な対応と、ここにしかない展示資料に感動の連続でした。
鉱物の波動を感じた賢治さん。山野を歩いた軌跡、手に取って妙音を楽しんだセロやバイオリンと貴重な資料が展示されています。
その中でも、病床にありながら鉛筆を手に手帳に記した雨ニモマケズ‥のページからしばらく目は離れませんでした。 東西南北に『行って…』と行いを示し、『でくのぼう』と呼ばれたいと。 のちに、誰に対しても敬い礼拝する行に徹した不軽菩薩の精神を表していることを知りました。 『そういうものにわたしはなりたい…』と吐露した筆跡に強く心打たれました。
そのページの次に文字曼荼羅がしっかり描かれていて厚く信仰の道を歩んだ後ろ姿も静かに紹介されていました。
資料に目を寄せると、すぐ近くに写真と詳しい解説が。息を弾ませ教室に向かう賢治先生の後ろ姿、生徒たちと向かい合った授業風景、畑に汗を滲ませ土を吟味していた横顔。
そして妹の早逝に慟哭し身悶える賢治の姿も浮かび上がり、かたく合掌する彼の後ろ姿が目に浮かび脚が止まりました。
何より、多彩な賢治さんをもっと知ってもらいたいと願う巧みなディスプレイは本当に素晴らしい。 学芸員さんや関係者の皆さんの熱意がジワリ。賢治ワールドを体感できるでしょう。来てよかったと思える内容でした。
入って右側のガラスケースで人物史をつかみ、中程の円形空間で全体感を確認しつつ、ジャンル別のコーナーをたどるとあっという間に1時間。 カフェに戻って一息入れて再び展示スペースへ。各セクションと中央の展示を行きつ戻りつ気付くと3時間を過ぎていました。
なお、関係の文献資料はここから離れたイーハトーブ館の方にありました。学会誌や難解な世界観に関する稀少な本も並んでいました。詳しく知りたい方には必見です。 現在もなお賢治の研究が続けられ収録されているので、宮沢賢治の思索の跡を知りたい方は、ぜひ時間配分を検討されると良いと思いました。 羅須地人協会や「下の畠」を臨む詩碑、お墓所参拝などを含め個人的には二日間コースで良かったと感じます。
膝関節を壊しているので、バス停からの登りの坂道はキツく長いし隣の有名な階段はストックを突いても超難関、無理。
なので観光案内所のアドバイスを受けて、荷物は駅のコインロッカー(大型有り)に預け駅前タクシーを利用しました。 料金は片道1000円ちょっと。 帰りはトボトボと坂を降り、15分ぐらいで下のバス停へ辿り着き花巻駅へ戻りました。 途中、車が横を何台も通り過ぎだので記念館前の辺りで客待ちをしていたタクシーに乗れば良かったと反省。その後温泉で膝を労わりました。
記念館にもコイン式ロッカー(コイン返却式)があります。軽食可能なカフェはゆとりがあり、各地の美術・博物館のチラシもあるので気分転換にもなります。 食事は、駐車場の向こう側ある山猫軒がオススメです。
公共交通機関を利用される方は、花巻温泉に宿をとると花巻駅から無料送迎バスが出ているので便利でしょう。
ただ、公共バス等利用者にはアクセスは厳しいです。有料でもいいから高齢者や足腰に自信のない方が利用できる簡易モノレールとかリフトがあると助かりますねぇ‥ いっそのこと軽便鉄道で賢治設計の花壇や童話村経由ルートもアリかと。子どもたちや高齢者のファンも賢治先生が大好きな方は全国から来るのですからな...
Read moreKenji Miyazawa is quite the well-rounded writer. He delved into Archeology, Agriculture, and a bit of Astronomy and Cosmology.
If you watched the anime movie entitled The Life if Guskou Boduri, the original story is Kenji's work. He is known for his children'e stories and fairy tales.
If you are wondering about the presence of cat imagery in the place, read The Restaurant of A...
Read moreThe museum is a great place to visit, its a little out of the way so worth driving to - if you do decide to walk though there is a fairly lengthy stairway up the side of the hill that taunts you by telling you how many steps there are at the bottom haha - its a small museum so doesnt take long...
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