公の施設であるが、特定企業に忖度した展示で、中立性に欠ける。旅行者の方には、この博物館の展示だけでなく、負の側面もあったという歴史も知るべきなので、残念ながら口コミで書かざるをえない。
施設自体は、三井金属鉱業創立100周年で建てられたもので、旧神岡町に寄贈されたものとのこと。神岡鉱山といえば、教科書にも載るイタイイタイ病が有名であるが、添付写真のように、亜鉛の製造過程でカドミウムができる旨を触れているのに関わらず、公害史に名を残すイタイイタイ病について一言も触れていないのは、違和感どころか悪意しか感じられない。公務員とは全体の奉仕者であり、良い面だけでなく、負の側面も中立的に広く伝えるべきなのに、展示内容は開設当時から変わらない鉱石や鉱山のなし得た偉業のみ。もちろん、地質学や鉱物が好きな者には興味を惹く内容であるし、ここまでの図解は他所の博物館でもなかなかなく、カミオカンデ等と並行して学べば面白い内容ではある。施設維持にかかる予算等がないのも理解できるが、予算がなくても張り紙で負の歴史も中立的に記述すること、また公害を受けてどう対策しているかなど前向きな展示をするくらいはできるはず。リニューアルも計画しているようであるが、中立的な展示にな...
Read more資料館が好きで訪ねていますが、ここはとても良い資料館ですね。入口すぐで見られる映像もたしかに古いのですが、はじめに見ておくと亜鉛などの精製が当時の実際の様子(これも大変貴重だと思います)とともによくわかるので、二階の模型や資料がスッと頭に入ってきます。同じ敷地内の二施設、特に古民家の二階三階は圧巻でしたし、見学後に職員の方に鉱山資料館の枠に収まらない神岡町の色々なお話を伺う事ができました。この後街を歩いた際もご年配の方と少しだけお話をする機会があり、その方もこの街の歴史に誇りを持っているのが伝わってきました。正直来るときはカミオカラボが目当てで神岡町自体は気にしていなかったのですが、来てすぐに街の雰囲気と人々のにおいに惹かれてしまいました。好きな街が増えました、また伺おうと思います。リニューアルの計画があるようですが可能ならその前にもう一度。どうも...
Read more鉱山資料館、神岡城、古民家セットで見れお得です。江馬氏庭園跡地を含めると4ヶ所で300円です。神岡は鉱山の街です。奈良時代に亜鉛とれたのをきっかけに未だにとれる貴重な場所。中世は江馬氏管轄→江戸時代は幕府の天領→明治時代からは三井が所有しています。資料館はこじんまりとしているが鉱石は50種ほどあり9割ほどが神岡のもの、残り1割が飛騨地方のもので飛騨で統一しているのが何気にすごいです。製錬方法の説明や工具なども展示されているが昭和40年代のものとかなり貴重でレトロ感満載です。閉山されてないから炭鉱には入れません。他の鉱...
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