2021年10月19日、
入場者は私だけだったので、ゆっくりじっくり拝観させていただきましたが、明治日本人の治水にかける心意気に感動せざるを得ません。是非とも地元の方にももっと訪れてほしいなと思います。
大阪は、江戸時代の大和川の付け替えや川村瑞賢による淀川拡幅によって大きく改善したとはいえ、淀川要因による水害はなかなか収まらず、明治時代に西洋の技術(堤防づくりで有名なオランダよりヨハネス・デ・レイケ技師を招聘)を取り入れて、計画をしたのは豊岡出身の「沖野忠雄」でした。
内務省の技師として淀川はもちろん日本全国の治水に貢献した立派な方ですが、地位や名誉にも無頓着な一方、部下思いの方だったらしい。
そして何よりも新淀川掘削計画を国会で可決させたのは地元出身の大阪府議会議員「大橋房太郎」。
可決を取り付けた後は、改良工事によって土地を手放さざるを得なかった3,000人もの人たち一人一人を説得して工事を実現したといいます。
この結果、もともと淀川は、今の大川がその河口域だったのですが、毛馬あたりから大阪湾までを放水路として掘削し、毛馬には閘門(こうもん)が設けられて、市内に流入する大川(旧淀川)の水量を調節可能にしたといいます(『大...
Read more「デ・レーケ」覚えました。先日「不動川歴史砂防 ダム公園」というところを訪れたのですが、その砂 防ダムを明治八年に日本で最初に造ったのがオラン ダ人のデ・レーケで、胸像を見たばっかりだったか らです。明治六年に来日し帰国するまで30年間も河 川の治水事業に尽力した人です。資料館にはそうい う「淀川の恩人」ともいうべき人々の紹介や、多く の洪水被害、改良工事などの歴史が展示されていま す。淀川に生息する生き物もここで全てわかります 。一部は実物を見ることもできます。生き物の紹介 は子供目線でされていますので退屈しないと思いま す。昔は裏口からも自由に出入りできていましたが 今は正面入口のインターフォンを押してドアーを開 けてもらって入ります。少し敷居が高くなりました が、無料ですし近くに来られたらぜ...
Read more淀川河川敷のすぐ際にある資料館です。 枚方市駅からは京街道を西進し(地元では有名店の)枚方凍氷さんを越えて最初の辻を右折して淀川河川敷方面にみ信号を渡ったところにあり、枚方市駅から歩いて15分弱くらいでいけます。 駐車場は入口に2,3台分しかありませんし、交通量の多い道路に面してますので公共交通機関での訪問をお勧めします。 主に淀川の治水に関することが展示されており、お子様受けするにはちょっと厳しいかもしれません。 個人的にはこういう展示が好きなので☆4つにしています。 ここだけの訪問というのはちょっとキツイので、ここ+鍵屋資料館や河川敷公園等々の組合せを事前にプランニングし...
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