旧日本陸軍第八師団将校の親睦・厚生施設として利用された建物です。 で、この弘前第八師団です。日清戦争後の1898年(明治31年)10月に設立されました。対ロシア戦を意識した設立だったともいわれます。そして1902年にはロシア戦を想定した演習に「歩兵第三十一連隊」から27名と「歩兵第五連隊」から210名の隊員を送りました。折しも発生した猛吹雪にこの連隊は巻き込まれ、第五連隊の210名中199名が死亡するという大惨事が発生しました。いわゆる「八甲田山死の行軍」です。新田次郎氏の小説「八甲田山死の彷徨」や映画「八甲田山(1977年東宝)」にその詳細が描かれています。 閑話休談。平日の昼に行って来ました。入り口は県道109号沿いにあるので発見は容易でした。しかし、もともとの「玄関口」は閉鎖されておりそこからは入れません。入館は建物左に新規作られた「軽量鉄骨」からお願いします。私は右往左往して入館に5分程要してしまいました。内部には「ball-room」「撞球室」などのハイカラな設備があります。庭も広く採られていて、園遊会なども行われたようです。前述のようにこの施設は将校専用でしたが、各地の師団にも同様の「将校のための施設」が作られていたようです。ちなみに近代の軍隊では「将校」と「それ以下(下士官、兵卒)」の比率は1対8くらいとされています。 余談ですが、八甲田山での遭難に際し支給された見舞金にも「将校」と「それ以下」では大きな格差がありました…………大尉1,000円、中尉750円、少尉600円に対し、兵卒は250円だったのです。...
Read more日本陸軍第八師団に勤務する将校の交流場だったそうです。 入場料300円。 数年前に保存工事されたそうですが、窓ガラスなどは昔のままで使用されているとのことでした(たぶん)。 ガラスの模様が可愛かった。 全体的に昭和レトロな雰囲気でした。映えそう(笑) 部屋を一般貸出しているようで、その日の使用状況によって見学できないみたいです。 入口でスタッフの方が丁寧にご説明してくださいました。 見所は中央入口(昔の)にある蜂のマークだと言うことだったんですが、 その日はイベント後の機材の出し入れをしており、あまりゆっくり見れず残念。 事前に予約していくともっときちんとガイドしてくれるみたいです。 庭の立派な桜?の木も気になったので、またゆっくり来れ...
Read moreI am very charmed by the architecture. It is like walking into the time aisle...
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