愛知県犬山市にある東之宮古墳は、白山平山(標高143メートル)の山頂に位置する全長約72メートルの前方後方墳で、3世紀後半から4世紀初頭に築造されたとされています。 この古墳は、愛知県内で最古級のものとされ、国の史跡に指定されています。
墳丘は前方部が一部破壊されていますが、全体の形状は良好に保存されており、特に北側には当時の姿がよく残っています。昭和48年(1973年)の発掘調査では、竪穴式石槨が発見され、内部から三角縁神獣鏡を含む11面の銅鏡や、石製品、玉類、鉄製品などが出土しました。これらの副葬品は国の重要文化財に指定され、現在は京都国立博物館に所蔵されています。
古墳の周辺は整備され、遊歩道や解説板が設置されています。また、スマートフォン用アプリ「東之宮古墳たび」を活用することで、現地での見学がより深い学びの機会となります。 さらに、冬至の日には古墳の中心軸から太陽が昇る特別な光景を楽しむことができます。
アクセスは、名鉄「犬山遊園駅」東口から徒歩約20分で、成田山名古屋別院大聖寺の北東に位置しています。...
Read more国の史跡である東之宮古墳は、標高143メートルの白山平山(はくさんびらさん)山頂にある全長約72メートルの、愛知県下で最古級の前方後方墳です。古墳からは竪穴式石槨や豊富な副葬品が出土しています。多くは国の重要文化財に指定され、京都国立博物館に所蔵されています。古墳の前には東之宮社が鎮座しています。この神社と古墳の周りを一周出来る歩道も整備されていて、いくつかQRコードが設置されている場所があり、古墳に関する情報を得ることが出来ます。
古墳までは、成田山名古屋別院の一番上の駐車場から歩いて行ける、アスファルトの道が整備されています。ただ坂の傾斜がキツいので、お年寄りや体力に自信のない方は、休みながら上がって下さいね。でも道中犬山の町並み、特に犬山城や木曽川の綺麗な景色が見えるので、あんまりキツさを感じないかも知れません。古墳への道はもう一つあります。それは、山の麓の丸山児童公園から続く遊歩道です。整備は勿論されていますが、こちらはちょっとした山登り感覚になるような険しい道になります。山登りがキツいと思う方は上から登った方が無難です。成田山参拝の際は是...
Read more特筆すべき、万人にオススメできる古墳。
何をおいても、まず眺望が素晴らしい。 山の頂上に鎮座ましますから、360度の視界。隣のモンパ観覧車のてっぺんからと同等の眺めを1700年前の首長は既に手に入れていたんですな。
発掘調査済みで主体部の位置も明確なので、踏んではいけないところもわかる。是非墳丘に登って、ここの主が治めたであろう濃尾平野一帯を見渡してもらいたい。周囲を一周できる歩道もある。解説板も複数ある。パンフレットまである。素晴らしい。
古墳時代初期の前方後"方"墳。堂々の全長72m。銅鏡をはじめ充実の副葬品も盗まれず残った。この地域の以降の大型古墳は前方後"円"墳なので、ヤマト政権との関係が成立する前のお方だろう。
しかも最近、これまた素晴らしい層状チャートを切り通した歩道が整備されて、子連れなら社会と理科がいっぺんに学べちゃう。
1番上の駐車場からなら徒歩5分。犬山成田山の駐車場からでも15分も歩けば着く。天気の良い日に成田山...
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