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Nirayama Castle — Attraction in Izunokuni

Name
Nirayama Castle
Description
Nirayama Castle is a hilltop castle, now largely ruins, built by Hōjō Sōun in the Izu Province in 1493. Originally, Sōun had his main castle at Kōkokuji Castle. After building Nirayama Castle, Sōun made it his main castle and kept on living in the castle to his death in 1519.
Nearby attractions
Shiroike Water Park
13-1 Nirayamanirayama, Izunokuni, Shizuoka 410-2143, Japan
Egawa House (Residence)
Japan, 〒410-2143 Shizuoka, Izunokuni, Nirayamanirayama, 1−1
Hirugashima Park
334 Jike, Izunokuni, Shizuoka 410-2122, Japan
Kozanji
868-1 Nirayamayamaki, Izunokuni, Shizuoka 410-2141, Japan
Nearby restaurants
Shige Sushi
284-2 Yokkamachi, Izunokuni, Shizuoka 410-2123, Japan
Hiyoshiya
700 Yokkamachi, Izunokuni, Shizuoka 410-2123, Japan
Nearby hotels
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Keywords
Nirayama Castle tourism.Nirayama Castle hotels.Nirayama Castle bed and breakfast. flights to Nirayama Castle.Nirayama Castle attractions.Nirayama Castle restaurants.Nirayama Castle travel.Nirayama Castle travel guide.Nirayama Castle travel blog.Nirayama Castle pictures.Nirayama Castle photos.Nirayama Castle travel tips.Nirayama Castle maps.Nirayama Castle things to do.
Nirayama Castle things to do, attractions, restaurants, events info and trip planning
Nirayama Castle
JapanShizuoka PrefectureIzunokuniNirayama Castle

Basic Info

Nirayama Castle

Japan, 〒410-2143 Shizuoka, Izunokuni, 韮山438-3
4.0(128)
Open until 12:00 AM
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spot

Ratings & Description

Info

Nirayama Castle is a hilltop castle, now largely ruins, built by Hōjō Sōun in the Izu Province in 1493. Originally, Sōun had his main castle at Kōkokuji Castle. After building Nirayama Castle, Sōun made it his main castle and kept on living in the castle to his death in 1519.

Cultural
Outdoor
Scenic
attractions: Shiroike Water Park, Egawa House (Residence), Hirugashima Park, Kozanji, restaurants: Shige Sushi, Hiyoshiya
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Phone
+81 55-948-1428
Website
city.izunokuni.shizuoka.jp
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Reviews

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Hirugashima Park

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Shiroike Water Park

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3.8

(71)

Open until 12:00 AM
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Egawa House (Residence)

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4.0

(511)

Open 24 hours
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Hirugashima Park

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(104)

Open 24 hours
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Kozanji

Kozanji

4.2

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Traverse the outer rim of Hakone caldera
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Thu, Dec 11 • 8:30 AM
250-0311, Kanagawa Prefecture, Hakone, Japan
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Forest bathing and onsen with healing power
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00000, Kanagawa Prefecture, Odawara, Japan
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Thu, Dec 11 • 1:00 PM
259-0303, Kanagawa Prefecture, Yugawara, Ashigarashimo District, Japan
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Nearby restaurants of Nirayama Castle

Shige Sushi

Hiyoshiya

Shige Sushi

Shige Sushi

4.5

(40)

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Hiyoshiya

Hiyoshiya

3.8

(36)

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Reviews of Nirayama Castle

4.0
(128)
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4.0
33w

韮山駅から徒歩20分ほどで城池親水公園に到着。車なら江川邸か、親水公園北側の駐車場に停めれば三の丸に続く登城口はすぐだ。しかし、堀切などの遺構を確認したいなら、駅から徒歩で向かうことをお勧めする。

徒歩で城址や親水公園へ向かうには案内板通りに進めば良い。中学校の脇の坂道を進むと車両通行止めの切り通しに出る。実はここが堀切だ。堀切を抜けると城池親水公園に到着。 更に案内板通りに左に折れると程なく左手に堀切を確認できる。更に先の階段を登ると、「堀切3」と書かれた看板のある堀切に出会える。山際を北に進めば三の丸の登城口と駐車場に出るので、駐車場から直接向かうとこれらの遺構は確認できない。また、駐車場先に三の丸の東側を巡る堀跡があるのだが、案内板もないので見過ごしに注意しよう。

登城口から三の丸に至る坂道は右に折れていて、「坂枡形」のような様子になっている。三の丸はテニスコートとなっている。坂道を登り切った右手の土塁上は櫓台かもしれない。

案内板に沿って進むと土塁の開口部(虎口)先に熊野神社のある権現曲輪に出る。ここへは親水公園から直接向かうこともできる。周囲を土塁が囲み、親水公園側の壇上に神社がある。まとまった広さがあるので何らかの城の施設があったのかもしれない。

権現曲輪と二の丸間にも堀切がある。道に沿って行けば二の丸に至る。周囲を土塁で囲まれた広い場所なのでここに主要な施設があったのかもしれない。南北の土塁は広く削平されていて、櫓でもあったのだろうか? 二の丸と本丸間には堀切と埋もれて高さが無い土橋がある。

堀切先の階段を登れば最高地点の本丸に出る。こじんまりとした場所だか、眺めが良い。ここから富士山も望めるとのこと。

麓の韮山高校は居館跡。高校の正門付近は大手口だ。現在の城址はこじんまりしているが、往時は二重、三重の堀に囲まれた壮大な城だったとのこと。付近に砦も設けて、本城を中心とした広域の城砦群であり、ありし日の姿をここで妄想するのも面白い。

総じて土塁や堀切などがよく残っているが、表示や解説板はあまり整備されていないので予備知識が無ければピンと来ないだろう。発掘成果や特徴など記載されたものがあればもっと楽しめるのにとても惜しい。北条氏ファンなら聖地の一つ。もう少し工夫し...

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3.0
3y

何度も、数えきれないほど、行ってるけど・・・「城」とは思えないな。自然の地形を生かした「山城」だったんだね。ま、でも、「山城」と言うのも、ちょっとね・・・。 伊豆長岡から韮山・原木・伊豆仁田・大場の辺りは、雲の通り道で、雨が良く降る。地盤も軟弱な方で、高い建物はあまり見かけない。狩野川・大場川もあって、「水」も出ただろうな。結局、一帯は沼だの湿地帯だったんだろうね。・・・「レイヤ」を「航空写真」にすれば、よくわかる。 秀吉の「小田原征伐」の時、その湿地、沼地で、近付けなかったのかもしれないが、良くここで籠城できたね。箱根に上る途中の「山中城」は、あえなく制圧されてしまったが、「韮山城」は、別動隊5万の秀吉軍に囲まれながら、3か月も籠城したのだから・・・。鉄砲の数で、寄せ付けなかったのかな。 ・・・ここは、後北条の「早雲」の居城だったんだね。そんなに交通の要衝とも思えないが・・・。勉強不足かな?NHK大河ドラマで、「家康」なんかやってないで、「伊勢新九郎」をやってくれないかな。そうすれば、韮山城も出てくるし・・・。 幕末の「江川太郎左衛門」の大河ドラマ、地味だけど、面白いドラマになるかもしれない。敢えて、宮藤官九郎を抜擢したらどうかな・・・。「伊勢新九郎」でも「江川太郎左衛門」でもいいや。 ・・・秀吉の「小田原征伐」の同時期に籠城戦を戦い抜いた「忍城」は映画になったのだから、...

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4.0
5y

現在韮山城と呼ばれる部分だけでなく天ヶ岳砦含めて韮山城。 保存状態は良好ながら部分的に遊歩道自体が本来の武者走りと違う位置に設置されてしまっており遊歩道設置の際に破壊されている部分がある。 江川家私有地だが伊豆の国市が借り上げ観光資源に活用し、江川家自体も北条家臣以来の歴史伝統を良く守ってくださり、韮山代官時代の屋敷も観光資源に提供している。

現在、韮山城とされる範囲だけでは歴史事実と整合性が無い。 豊臣秀吉の小田原城攻めの際に3000人余りが籠城したとされるのに、今の伊豆の国市が韮山城と呼ぶ部分だけでは構造上待機兵力は1000も配置出来ない。 又、背後の天ヶ岳砦に各重臣の守備した砦が配置されている事から安土桃山時代の城としての主要部は寧ろ天ヶ岳砦と現在呼ばれる一帯に機能移転していただろう。 実際に天ヶ岳砦と同規模の北条家の城では東京都八王子市の滝山城、神奈川県横浜市港南区笹下城、鎌倉市玉縄城、三浦市三崎城、伊勢原市/平塚市岡崎城等があり、滝山城で武田信玄を迎撃した際に北条側滝山城籠城兵力3000余と記録として残るので、豊臣秀吉の小田原城攻めの際の韮山城守備兵力を考慮すると戦国時代末期には、やはり天ヶ岳砦や江川砦や和田砦含めての韮山城だったと考えられる。 現在の韮山城も水堀に囲まれ立派な“小城”ではあるので、北条早雲こと伊勢盛時入道早雲庵宗瑞公の時代には主城機能は現在の韮山城とされる範囲だったかも知れない。 その後、北条家自身の勢力拡大と周辺的勢力の強大化に伴い、背後天ヶ岳の重要度が上がり拡張されたのだろう。 江戸時代に徳川家による関東支配が始まると、各地の大城郭は縮小されるので、徳川家臣内藤家が城代に成った際に伊勢盛時公時代の元の韮山城に規模を縮小し、現代にその名前が伝わり齟齬が生ま...

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井関英也井関英也
韮山駅から徒歩20分ほどで城池親水公園に到着。車なら江川邸か、親水公園北側の駐車場に停めれば三の丸に続く登城口はすぐだ。しかし、堀切などの遺構を確認したいなら、駅から徒歩で向かうことをお勧めする。 徒歩で城址や親水公園へ向かうには案内板通りに進めば良い。中学校の脇の坂道を進むと車両通行止めの切り通しに出る。実はここが堀切だ。堀切を抜けると城池親水公園に到着。 更に案内板通りに左に折れると程なく左手に堀切を確認できる。更に先の階段を登ると、「堀切3」と書かれた看板のある堀切に出会える。山際を北に進めば三の丸の登城口と駐車場に出るので、駐車場から直接向かうとこれらの遺構は確認できない。また、駐車場先に三の丸の東側を巡る堀跡があるのだが、案内板もないので見過ごしに注意しよう。 登城口から三の丸に至る坂道は右に折れていて、「坂枡形」のような様子になっている。三の丸はテニスコートとなっている。坂道を登り切った右手の土塁上は櫓台かもしれない。 案内板に沿って進むと土塁の開口部(虎口)先に熊野神社のある権現曲輪に出る。ここへは親水公園から直接向かうこともできる。周囲を土塁が囲み、親水公園側の壇上に神社がある。まとまった広さがあるので何らかの城の施設があったのかもしれない。 権現曲輪と二の丸間にも堀切がある。道に沿って行けば二の丸に至る。周囲を土塁で囲まれた広い場所なのでここに主要な施設があったのかもしれない。南北の土塁は広く削平されていて、櫓でもあったのだろうか? 二の丸と本丸間には堀切と埋もれて高さが無い土橋がある。 堀切先の階段を登れば最高地点の本丸に出る。こじんまりとした場所だか、眺めが良い。ここから富士山も望めるとのこと。 麓の韮山高校は居館跡。高校の正門付近は大手口だ。現在の城址はこじんまりしているが、往時は二重、三重の堀に囲まれた壮大な城だったとのこと。付近に砦も設けて、本城を中心とした広域の城砦群であり、ありし日の姿をここで妄想するのも面白い。 総じて土塁や堀切などがよく残っているが、表示や解説板はあまり整備されていないので予備知識が無ければピンと来ないだろう。発掘成果や特徴など記載されたものがあればもっと楽しめるのにとても惜しい。北条氏ファンなら聖地の一つ。もう少し工夫してもらえたらと期待する。
Yoshi KurakinoYoshi Kurakino
現在韮山城と呼ばれる部分だけでなく天ヶ岳砦含めて韮山城。 保存状態は良好ながら部分的に遊歩道自体が本来の武者走りと違う位置に設置されてしまっており遊歩道設置の際に破壊されている部分がある。 江川家私有地だが伊豆の国市が借り上げ観光資源に活用し、江川家自体も北条家臣以来の歴史伝統を良く守ってくださり、韮山代官時代の屋敷も観光資源に提供している。 現在、韮山城とされる範囲だけでは歴史事実と整合性が無い。 豊臣秀吉の小田原城攻めの際に3000人余りが籠城したとされるのに、今の伊豆の国市が韮山城と呼ぶ部分だけでは構造上待機兵力は1000も配置出来ない。 又、背後の天ヶ岳砦に各重臣の守備した砦が配置されている事から安土桃山時代の城としての主要部は寧ろ天ヶ岳砦と現在呼ばれる一帯に機能移転していただろう。 実際に天ヶ岳砦と同規模の北条家の城では東京都八王子市の滝山城、神奈川県横浜市港南区笹下城、鎌倉市玉縄城、三浦市三崎城、伊勢原市/平塚市岡崎城等があり、滝山城で武田信玄を迎撃した際に北条側滝山城籠城兵力3000余と記録として残るので、豊臣秀吉の小田原城攻めの際の韮山城守備兵力を考慮すると戦国時代末期には、やはり天ヶ岳砦や江川砦や和田砦含めての韮山城だったと考えられる。 現在の韮山城も水堀に囲まれ立派な“小城”ではあるので、北条早雲こと伊勢盛時入道早雲庵宗瑞公の時代には主城機能は現在の韮山城とされる範囲だったかも知れない。 その後、北条家自身の勢力拡大と周辺的勢力の強大化に伴い、背後天ヶ岳の重要度が上がり拡張されたのだろう。 江戸時代に徳川家による関東支配が始まると、各地の大城郭は縮小されるので、徳川家臣内藤家が城代に成った際に伊勢盛時公時代の元の韮山城に規模を縮小し、現代にその名前が伝わり齟齬が生まれたのではないだろうか?
七面鳥放浪記七面鳥放浪記
豊臣秀吉による小田原征伐に備えての小田原評定で、当主の北条氏直は家老の松田憲秀の意見を受けて籠城、弟の氏邦は箱根での野戦を主張しました。氏直の弟で氏邦の兄にあたる氏規はなおも和睦の道を探ろうとしたものの、結局は籠城の方針となりました。氏直は本城たる相模の小田原城、氏邦は武蔵の鉢形城、氏規は伊豆の韮山城に籠城しますが、誰にも増して勇戦したのは、一番の平和主義者で、最後まで外交による解決を模索していた氏規でした。 そのような経緯を知っていて、先に訪れていた鉢形城が素晴らしかったので期待していたのですが、率直に申せばいまひとつでした。 まず、保存状態がよくありません。中世から近世に至るまで、韮山で権勢をふるっていたのは清和源氏の流れを称する江川家です。北条氏に従い、次いで徳川氏に従い、江戸時代には世襲代官として最大一〇万石ほどの地域を支配していました。明治になって、江川家の主導で韮山城址内に現在の韮山高校が創立されます。城址は切り売りされて、公共施設になったり民家になったりしました。最寄の韮山駅から韮山城に向かうと、韮山高校と民家にとおせんぼされるので、反対側の城池親水公園の方に回り込む必要があります。城址のほとんどは私有地のため非公開、公開されている本丸周辺は曲輪の形状が保たれているものの、豊臣氏の大軍を向こうに回して三ヶ月に渡って持久した、天下の堅城の名残は見て取れません。 ただ、周辺には国重文の江川家住宅(韮山代官所跡)、日本遺産の韮山反射炉跡、国宝の運慶仏を所蔵する願成就院など見どころ豊富につき、ついでに立ち寄りには便利です。
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韮山駅から徒歩20分ほどで城池親水公園に到着。車なら江川邸か、親水公園北側の駐車場に停めれば三の丸に続く登城口はすぐだ。しかし、堀切などの遺構を確認したいなら、駅から徒歩で向かうことをお勧めする。 徒歩で城址や親水公園へ向かうには案内板通りに進めば良い。中学校の脇の坂道を進むと車両通行止めの切り通しに出る。実はここが堀切だ。堀切を抜けると城池親水公園に到着。 更に案内板通りに左に折れると程なく左手に堀切を確認できる。更に先の階段を登ると、「堀切3」と書かれた看板のある堀切に出会える。山際を北に進めば三の丸の登城口と駐車場に出るので、駐車場から直接向かうとこれらの遺構は確認できない。また、駐車場先に三の丸の東側を巡る堀跡があるのだが、案内板もないので見過ごしに注意しよう。 登城口から三の丸に至る坂道は右に折れていて、「坂枡形」のような様子になっている。三の丸はテニスコートとなっている。坂道を登り切った右手の土塁上は櫓台かもしれない。 案内板に沿って進むと土塁の開口部(虎口)先に熊野神社のある権現曲輪に出る。ここへは親水公園から直接向かうこともできる。周囲を土塁が囲み、親水公園側の壇上に神社がある。まとまった広さがあるので何らかの城の施設があったのかもしれない。 権現曲輪と二の丸間にも堀切がある。道に沿って行けば二の丸に至る。周囲を土塁で囲まれた広い場所なのでここに主要な施設があったのかもしれない。南北の土塁は広く削平されていて、櫓でもあったのだろうか? 二の丸と本丸間には堀切と埋もれて高さが無い土橋がある。 堀切先の階段を登れば最高地点の本丸に出る。こじんまりとした場所だか、眺めが良い。ここから富士山も望めるとのこと。 麓の韮山高校は居館跡。高校の正門付近は大手口だ。現在の城址はこじんまりしているが、往時は二重、三重の堀に囲まれた壮大な城だったとのこと。付近に砦も設けて、本城を中心とした広域の城砦群であり、ありし日の姿をここで妄想するのも面白い。 総じて土塁や堀切などがよく残っているが、表示や解説板はあまり整備されていないので予備知識が無ければピンと来ないだろう。発掘成果や特徴など記載されたものがあればもっと楽しめるのにとても惜しい。北条氏ファンなら聖地の一つ。もう少し工夫してもらえたらと期待する。
井関英也

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現在韮山城と呼ばれる部分だけでなく天ヶ岳砦含めて韮山城。 保存状態は良好ながら部分的に遊歩道自体が本来の武者走りと違う位置に設置されてしまっており遊歩道設置の際に破壊されている部分がある。 江川家私有地だが伊豆の国市が借り上げ観光資源に活用し、江川家自体も北条家臣以来の歴史伝統を良く守ってくださり、韮山代官時代の屋敷も観光資源に提供している。 現在、韮山城とされる範囲だけでは歴史事実と整合性が無い。 豊臣秀吉の小田原城攻めの際に3000人余りが籠城したとされるのに、今の伊豆の国市が韮山城と呼ぶ部分だけでは構造上待機兵力は1000も配置出来ない。 又、背後の天ヶ岳砦に各重臣の守備した砦が配置されている事から安土桃山時代の城としての主要部は寧ろ天ヶ岳砦と現在呼ばれる一帯に機能移転していただろう。 実際に天ヶ岳砦と同規模の北条家の城では東京都八王子市の滝山城、神奈川県横浜市港南区笹下城、鎌倉市玉縄城、三浦市三崎城、伊勢原市/平塚市岡崎城等があり、滝山城で武田信玄を迎撃した際に北条側滝山城籠城兵力3000余と記録として残るので、豊臣秀吉の小田原城攻めの際の韮山城守備兵力を考慮すると戦国時代末期には、やはり天ヶ岳砦や江川砦や和田砦含めての韮山城だったと考えられる。 現在の韮山城も水堀に囲まれ立派な“小城”ではあるので、北条早雲こと伊勢盛時入道早雲庵宗瑞公の時代には主城機能は現在の韮山城とされる範囲だったかも知れない。 その後、北条家自身の勢力拡大と周辺的勢力の強大化に伴い、背後天ヶ岳の重要度が上がり拡張されたのだろう。 江戸時代に徳川家による関東支配が始まると、各地の大城郭は縮小されるので、徳川家臣内藤家が城代に成った際に伊勢盛時公時代の元の韮山城に規模を縮小し、現代にその名前が伝わり齟齬が生まれたのではないだろうか?
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豊臣秀吉による小田原征伐に備えての小田原評定で、当主の北条氏直は家老の松田憲秀の意見を受けて籠城、弟の氏邦は箱根での野戦を主張しました。氏直の弟で氏邦の兄にあたる氏規はなおも和睦の道を探ろうとしたものの、結局は籠城の方針となりました。氏直は本城たる相模の小田原城、氏邦は武蔵の鉢形城、氏規は伊豆の韮山城に籠城しますが、誰にも増して勇戦したのは、一番の平和主義者で、最後まで外交による解決を模索していた氏規でした。 そのような経緯を知っていて、先に訪れていた鉢形城が素晴らしかったので期待していたのですが、率直に申せばいまひとつでした。 まず、保存状態がよくありません。中世から近世に至るまで、韮山で権勢をふるっていたのは清和源氏の流れを称する江川家です。北条氏に従い、次いで徳川氏に従い、江戸時代には世襲代官として最大一〇万石ほどの地域を支配していました。明治になって、江川家の主導で韮山城址内に現在の韮山高校が創立されます。城址は切り売りされて、公共施設になったり民家になったりしました。最寄の韮山駅から韮山城に向かうと、韮山高校と民家にとおせんぼされるので、反対側の城池親水公園の方に回り込む必要があります。城址のほとんどは私有地のため非公開、公開されている本丸周辺は曲輪の形状が保たれているものの、豊臣氏の大軍を向こうに回して三ヶ月に渡って持久した、天下の堅城の名残は見て取れません。 ただ、周辺には国重文の江川家住宅(韮山代官所跡)、日本遺産の韮山反射炉跡、国宝の運慶仏を所蔵する願成就院など見どころ豊富につき、ついでに立ち寄りには便利です。
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