Izumishozan Sakami Temple — Attraction in Kasai

真言宗高野山派の寺院です。広い境内に伽藍が配置されており、きれいです。石橋で隣の住吉神社と繋がっており、心が落ち着きます。明治以前は七院の塔中を有する非常に栄えた寺院でした。明治政府の一山一院令により現在の寺の前身である実相院のみを残して廃院となりました。寺は徳川家から朱印を貰うほどの格式がありました。となりの住吉神社も酒見社と呼ばれて寺が1000年近く管理していましが、明治政府の神仏分離令により神官が配置されるようになりました。寺領の多くを政府に没収され小学校などが建てられました。現在の北条小学校は酒見寺の犠牲の上に存在しているのです。木造から鉄筋の校舎に立ち替わりましたが、余剰地ができゲートボール場が建てられました。今こそ加西市は余った土地を寺に返還してほしいものです。それとグランドから弁天池に流れ込んでくる土砂もどうにかしてほしいものです。 近くのイオンの正面入口そばに菓遊館という和菓子店があり「...

所在地は兵庫県加西市北条町、新開地からひたすら兵庫の山奥にむかう神戸電鉄のさらに先、北条鉄道終点の北条駅から歩いて一〇分ほどのところにある寺院です。近世期の立派な伽藍が毀損されることなく保存されていて、知名度はいまひとつなものの確かな見ごたえです。彩り鮮やかな多宝塔が国の重要文化財、隣接する住吉神社は東・中・西の本殿三棟と、拝殿が国の重要文化財に指定されています。歩いて五分ほどのところにある羅漢寺はかつては酒見寺の一部で、雑と言えば雑な、されどなかなかに味わい深い五百羅漢像があります。 楼門から本堂に至る参道には燈篭がずらりと並んでいて厳かな雰囲気です。本堂の右手にある鐘楼堂は多宝塔と同時期に建てられたもので、こちらも極彩色です。ざっと見て回るだけなら一〇分ほどですが、じっくり見るだけの価値はあります。境内はよく手入れされているので...

本堂御本尊の十一面観世音菩薩様が新西国観音霊場第２９番札所の観音様です。こちらは高野山真言宗です。霊場参りで来させてもらいましたが、今日は、参拝者が私一人でした。楼門、地蔵堂、引聲堂(常行堂)、多宝塔、本堂、鐘楼が有り、楼門から本堂までの参道の両脇の灯篭が印象的でした。今日は大阪駅から高速バス(津山行)で北条バス停で下車、バスで約一時間半、徒歩１５分で到着。大阪からだと、高速バスが便利ですね。お寺の中にトイレらしきものが無く、看板も見当たらなかったので、少し焦りました。幸い、お寺の北側の体育館の横の事務所にトイレがありそうだったので、そこに向かいおトイレ借りました。後で解ったのですが、南側の住吉神社の奥の会館にトイレがあるのを発見しました。なかなかの古刹ですが、駅からの案内板や標識が解り安ければもっっと巡礼者や参拝者が...