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Atago Tengu Forest — Attraction in Kasama

Name
Atago Tengu Forest
Description
Nearby attractions
Atago Shrine
101 Izumi, Kasama, Ibaraki 319-0209, Japan
Nearby restaurants
Nearby hotels
Etowa
2775-7 Kamigo, Kasama, Ibaraki 319-0201, Japan
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Keywords
Atago Tengu Forest tourism.Atago Tengu Forest hotels.Atago Tengu Forest bed and breakfast. flights to Atago Tengu Forest.Atago Tengu Forest attractions.Atago Tengu Forest restaurants.Atago Tengu Forest travel.Atago Tengu Forest travel guide.Atago Tengu Forest travel blog.Atago Tengu Forest pictures.Atago Tengu Forest photos.Atago Tengu Forest travel tips.Atago Tengu Forest maps.Atago Tengu Forest things to do.
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Atago Tengu Forest
JapanIbaraki PrefectureKasamaAtago Tengu Forest

Basic Info

Atago Tengu Forest

99-15 Izumi, Kasama, Ibaraki 319-0209, Japan
4.0(411)
Open 24 hours
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spot

Ratings & Description

Info

Outdoor
Adventure
Scenic
Pet friendly
attractions: Atago Shrine, restaurants:
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+81 296-72-9222
Website
kasama-kankou.jp

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Nearby attractions of Atago Tengu Forest

Atago Shrine

Atago Shrine

Atago Shrine

4.2

(278)

Open 24 hours
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Things to do nearby

Includedで陶芸体験と陶芸美術館を楽しもう
Includedで陶芸体験と陶芸美術館を楽しもう
Sat, Dec 13 • 10:00 AM
309-1735, Ibaraki, Kasama, Japan
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Reviews of Atago Tengu Forest

4.0
(411)
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5.0
26w

訪問日:2024/09/04 移動手段:岩間駅から徒歩 (駅前すぐにある地域交流センターに立ち寄る。ここでJRの「駅からハイキング」の地図がもらう。)

では、山に登ろう。

駅前。何台かの車が私を抜かし、またはすれ違うが、人の影はない。奥には大きな緑の塊。関東平野の一角。ここには山なんてないと思っていたが、本当はあるのか。そしてこのことを知って間もなく、私はそこに登るのか。

歩き始めてすぐ、1箇所目の立ち寄りスポット、六所神社の入り口が。神社横の小さな鳥居を潜り、高く伸びる木々の間を通り社殿横からアプローチする。社殿自体は小さいが、木が拡声器のようにこの神社の存在を大きく知らしめる。私は今、その中を歩いている。

ハイキングの道に戻る。少しずつ私の感覚に傾斜の感覚が伝わり始めてくる。

その時、ここは立ち寄りスポットでも何でもないが、大きな会場施設が見えてくる。看板には「ウェディングパレス 歌舞伎」。典型的な仰々しいネーミング、なんともいい。看板から建物まで全てが色褪せて見える。正面玄関には曇りガラスの自動扉。固く閉ざされ中は見えない。まさかいよいよ山登りという時にこのような過去と現在の狭間にあるような建物に巡り合うとは…。 この「ウェディングパレス 歌舞伎」を過ぎてしばらく歩くと、住宅が消えいよいよ山の中に入る感じか。

歩道と車道が分離しアスファルトの道が続くのが幸いだ。

突然、小動物が私の50mほど先を横切る。直後に車が私を抜かし、動物の方に向かっていく。動物はそれを交わすかの如くで急ぎ足で茂みの中に去っていく。私が見るにあれは猫ではない。たぬきっぽいな。初心者向けお気軽ハイキングコースのはずだが、この先大丈夫か。

きついヘアピンカーブの傾斜を登るたびに眼下の町並みがきれいに見えるようになる。頂上までの景色が見えず茂みの中を歩かせる山道が多いものだが、ここでは逐一歩みの結果を確認することができる。人間の心に優しい道だ。

坂道の途中、「展望広場」と書かれた看板を発見。木陰が重なり薄暗くなっている駐車場を通り過ぎると、四阿がある。ここが展望広場のようだ。しかし、眼下の景色は木々によって遮られほぼ見えない。諦めて元の道に復帰…というとき、一つの張り紙が。 「笠間市でサル出没」云々 初心者コースだが、ケモノは山を選ばない…か。

頂上への道に復帰する。 制限速度40km/hと駐車禁止の二つ並んだ標識が薄汚れている。外の空気にさらされているのは市街地の標識も同じはずなのに…。土砂でもかぶったかの勢いで汚れている。山道っぽいといえばそれまでだが謎だ。

この標識を過ぎて少し歩くと、正真正銘の展望台に着いた。ハイキングマップによると、ここは「あたご天狗の森公園」。リニューアルオープンしたらしい。 「ATAGO FOREST CAFE」ここは、リニューアルで新しくできたカフェのようだ。青々しい田んぼと米粒ほどの建物からなる街並みを見ながらコーヒーか。でもカフェはやはり金がかかる。数百円程度の問題だが。ケチな私はそこで足がすくむのである。 自販機が3台並ぶ。QR決済も対応しているようだ。よし、ここでナタデココでも飲めばセルフカフェだ、問題ない。ボタンを押して PayPay の支払いを選ぶ。しかし、なぜかQRコードが表示されない。一度キャンセルする。もう一度やり直す。しかし今回もなぜか QRコードが表示されない。しばらくして「現在キャッシュレス決済はご利用できません」の表示画面が現れる。 これが運命というものか。私は神か誰かかわからないが、展望カフェに導かれる定めとなっていたようだ。

カフェのメニューを見る。飲み物はやはりアイスコーヒーがいい。ライトとダーク。苦いのはダークでいいか。メニュー右側にはレモンのなんちゃらがある。これは気になる。どちらを選べば良いか。悩む。これはケチな私と好奇心がある私とのせめぎ合いだ。いいだろう。この際どちらも選んでしまおう。 「すみません。アイスコーヒーのダーク1つ、それとレモンの…」 「ごめんなさい。レモンは売り切れて、今はシナモンだけなんですよ」 なぬ。シナモンは別にいいかな…。しかし、メニューを見たら、シナモンはレモンのなんちゃらより安いとある。まあいいか。山に登ったのだ。少しばかりのスイーツくらいたしなむのも悪くはない。いつもより脳の思考回路を走る神経のスピードが上がる。 「じゃあシナモン 1つください」 外で景色を見ながら、コーヒーとスイーツが来るのを待つ。やがて注文したものが運ばれてきた。空っぽにする必要があるのは腹だけだ。が、私は頭も空っぽにして無我夢中でコーヒーとスイーツを体中に取り込む。思えば今日の天気予報では午前中まで雨、午後は曇りとなっていたようだ。全てこのカフェで優雅に景色を見ながらコーヒーを飲むことを導くためになされたものかもしれない。

コーヒーを嗜んだ後、私はハイキングの特典「ちょっぴりプレゼント」を受け取りに行く。プレゼントありきで登山したわけではないが、何のプレゼントかは気になる。「FOREST HOUSEに行くとちょっぴりプレゼントがあります」 ハイキング地図にはそう書いてあった。カフェの人に聞くとプレゼントはカフェ隣のインフォメーションの建物に行けばいいそうだ。 インフォメーションに行く。「すみません。ハイキングのプレゼントってありますか。」 「ええ、ありますよ。全然大したものではないんですけどね。」 私が受け取ったのは笠間焼きの小皿であった。いいじゃないか。ということは、ここは焼き物の産地でもあったのか。

カフェで一息ついた後、ちょうど同じ時間帯で一息ついていた2、3組のグループもこのカフェ周辺を去っていく。ならば、私が次にやるのはこれだ。ローラー滑り台だ。ここにはそこそこ長い滑り台があるという情報はつかんでいた。しかも、今日は平日。土日祝日ならば、成人が踏み込める領域ではないはずだ。周辺に人はいなくなった。やるのは今しかない。今だ。 子供向けに傾斜がゆるく続くかと思ったが、要所要所で急勾配が設けられ、スピードが上がる。子供であれば気にしないだろうが、体重のある大人が滑るとお尻の摩擦による刺激がなかなか強い。 滑り台から放り出された。すぐ先には森の中の道。人は誰もおらず、いるのは虫だけであった。一人で行くには不安な道なので、一旦元の場所まで登ろう。 気持ちよく滑り台を降りた分 上りはきつい。変な虫が私の前を走る。地上にいる時はちょうちょの蛹みたいな形をしているが、飛行の際は羽をチョウかガのように広げる。私の進む方向から逸れていけばいいものを、前に飛び跳ねて逃げるために、私は虫たちに煽り運転を仕掛ける形で歩く羽目になる。 公園のほかの場所周辺も歩いてみたが、発見できた遊具はローラー滑り台くらいであった。ならばもう一度ローラ滑り台だ。最初は途中に変な虫がうじうじょいるのではという一抹の不安があったが、今回はない。先ほどより気持ちよく滑ることができる。 しかし、やはり2回目でも登りはきつい。息が上がる。

山に来たからには山を降りるのが次だが、その前に愛宕神社という場所に行くよう地図の指示があった。下りの山道からそれたところに大きな鳥居がある。そこを歩けば良いのか。車道からそれたところにもう一つ小さな鳥居、その先には石階段の道。ここが神社への近道だろう。 登っていく。結構な数の階段だ。だんだんと木や雑草で薄暗くなっていく。この季節、こういう場所では小さな虫がよりによって私の耳元を飛行するから気が散って仕方がない。階段を登り切ったと思えば、今度はさらに急な階段だ。ハァハァ。気づけば、ノンストップで階段を上っていたが、息の上がりが半端ない。一休み。よし、また登ろう。 今思えば、この道は車道から逸れた歩行者用の参拝ルートだが、車道の方がもしかしたら距離は長けれど傾斜は緩いのかもしれない。どうせ同じところを目指すのだから近道は楽という発想は短絡的なものだった…。 本殿に着いた。「火防神社の一つ」ハイキング地図にはそう書いてあった。「あたご天狗の森公園」よりも人の数が少なく、穏やかな雰囲気。すぐ隣には展望台らしきもの。これはいい。あたご天狗の森公園内のカフェで見た景色と方角が異なるが、先ほどより標高が高い分、より景色の広大さが増している。地図で位置関係を確認する。JR岩間駅の方向、つまりは常磐線の線路は真横を走っているようだ。しかし、どれが線路が確認することはできないほど下界は小さく映る。すると、右から1本の流しそうめんが移動してくる。同時に電車のモーター音。特急列車通過によって常磐線の線路があらわになる。ここまで来れば、ほのかな梅の色をした常磐特急も1本のそうめんなのである。

よし、山を下りよう。 帰りは行きの車道沿い、ヘアピンカーブの道ではなく、遊歩道に分かれる道に案内された。私は先ほどサル出没の張り紙があった四阿付近から遊歩道と思われる道に入ることにする。しかし、草木が茂る。人の姿はない。やばいと思ったら引き返すことにしよう。 入って早々大きな蜘蛛の巣が私の道を塞ぐ。しかも真ん中には...

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5.0
4y

One of the most cool places I’ve discovered in my stay in Tsukuba. The top view is just awesome. We can go only by car or hiking. There is a bog parking lot (free) and nice washroom (clean and new). Also there is a roller so you can role down...

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4.0
3y

自身の体調がすこぶる悪い時に行きましたが景色が綺麗で空気も綺麗。夜はナイトシアター(ディズニーでした)キャンプファイヤー、マシュマロが焼けます。BARもあるのですがご時世のせいで夜のBARはあってませんでした。グランピングの部屋も、とても素敵で部屋は綺麗、小さい虫はいました。暖房もありました。トイレ、シャワーは事務所にありました。トイレ、シャワー共に綺麗でしたしアメニティーもあり使い勝手よかったです。 グランピングは6張り?ほどありましたが、カップルの夜の声は、まともに聞こえまくりでした。盛り上がりますよね、しょうがないですね。夜はアメリカ製BBQセットで肉を焼きました。朝食も夜運んできてくれますので朝、外で食べました。空気と景色を楽しみに行く場所にオススメです。家族で泊まれるアメリカっぽい家?ログハウスもあります。 お散歩も気持ちいいです。飲み物などは買ってから行くことをオススメします。夜のキャンプファイヤー...

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訪問日:2024/09/04 移動手段:岩間駅から徒歩 (駅前すぐにある地域交流センターに立ち寄る。ここでJRの「駅からハイキング」の地図がもらう。) では、山に登ろう。 駅前。何台かの車が私を抜かし、またはすれ違うが、人の影はない。奥には大きな緑の塊。関東平野の一角。ここには山なんてないと思っていたが、本当はあるのか。そしてこのことを知って間もなく、私はそこに登るのか。 歩き始めてすぐ、1箇所目の立ち寄りスポット、六所神社の入り口が。神社横の小さな鳥居を潜り、高く伸びる木々の間を通り社殿横からアプローチする。社殿自体は小さいが、木が拡声器のようにこの神社の存在を大きく知らしめる。私は今、その中を歩いている。 ハイキングの道に戻る。少しずつ私の感覚に傾斜の感覚が伝わり始めてくる。 その時、ここは立ち寄りスポットでも何でもないが、大きな会場施設が見えてくる。看板には「ウェディングパレス 歌舞伎」。典型的な仰々しいネーミング、なんともいい。看板から建物まで全てが色褪せて見える。正面玄関には曇りガラスの自動扉。固く閉ざされ中は見えない。まさかいよいよ山登りという時にこのような過去と現在の狭間にあるような建物に巡り合うとは…。 この「ウェディングパレス 歌舞伎」を過ぎてしばらく歩くと、住宅が消えいよいよ山の中に入る感じか。 歩道と車道が分離しアスファルトの道が続くのが幸いだ。 突然、小動物が私の50mほど先を横切る。直後に車が私を抜かし、動物の方に向かっていく。動物はそれを交わすかの如くで急ぎ足で茂みの中に去っていく。私が見るにあれは猫ではない。たぬきっぽいな。初心者向けお気軽ハイキングコースのはずだが、この先大丈夫か。 きついヘアピンカーブの傾斜を登るたびに眼下の町並みがきれいに見えるようになる。頂上までの景色が見えず茂みの中を歩かせる山道が多いものだが、ここでは逐一歩みの結果を確認することができる。人間の心に優しい道だ。 坂道の途中、「展望広場」と書かれた看板を発見。木陰が重なり薄暗くなっている駐車場を通り過ぎると、四阿がある。ここが展望広場のようだ。しかし、眼下の景色は木々によって遮られほぼ見えない。諦めて元の道に復帰…というとき、一つの張り紙が。 「笠間市でサル出没」云々 初心者コースだが、ケモノは山を選ばない…か。 頂上への道に復帰する。 制限速度40km/hと駐車禁止の二つ並んだ標識が薄汚れている。外の空気にさらされているのは市街地の標識も同じはずなのに…。土砂でもかぶったかの勢いで汚れている。山道っぽいといえばそれまでだが謎だ。 この標識を過ぎて少し歩くと、正真正銘の展望台に着いた。ハイキングマップによると、ここは「あたご天狗の森公園」。リニューアルオープンしたらしい。 「ATAGO FOREST CAFE」ここは、リニューアルで新しくできたカフェのようだ。青々しい田んぼと米粒ほどの建物からなる街並みを見ながらコーヒーか。でもカフェはやはり金がかかる。数百円程度の問題だが。ケチな私はそこで足がすくむのである。 自販機が3台並ぶ。QR決済も対応しているようだ。よし、ここでナタデココでも飲めばセルフカフェだ、問題ない。ボタンを押して PayPay の支払いを選ぶ。しかし、なぜかQRコードが表示されない。一度キャンセルする。もう一度やり直す。しかし今回もなぜか QRコードが表示されない。しばらくして「現在キャッシュレス決済はご利用できません」の表示画面が現れる。 これが運命というものか。私は神か誰かかわからないが、展望カフェに導かれる定めとなっていたようだ。 カフェのメニューを見る。飲み物はやはりアイスコーヒーがいい。ライトとダーク。苦いのはダークでいいか。メニュー右側にはレモンのなんちゃらがある。これは気になる。どちらを選べば良いか。悩む。これはケチな私と好奇心がある私とのせめぎ合いだ。いいだろう。この際どちらも選んでしまおう。 「すみません。アイスコーヒーのダーク1つ、それとレモンの…」 「ごめんなさい。レモンは売り切れて、今はシナモンだけなんですよ」 なぬ。シナモンは別にいいかな…。しかし、メニューを見たら、シナモンはレモンのなんちゃらより安いとある。まあいいか。山に登ったのだ。少しばかりのスイーツくらいたしなむのも悪くはない。いつもより脳の思考回路を走る神経のスピードが上がる。 「じゃあシナモン 1つください」 外で景色を見ながら、コーヒーとスイーツが来るのを待つ。やがて注文したものが運ばれてきた。空っぽにする必要があるのは腹だけだ。が、私は頭も空っぽにして無我夢中でコーヒーとスイーツを体中に取り込む。思えば今日の天気予報では午前中まで雨、午後は曇りとなっていたようだ。全てこのカフェで優雅に景色を見ながらコーヒーを飲むことを導くためになされたものかもしれない。 コーヒーを嗜んだ後、私はハイキングの特典「ちょっぴりプレゼント」を受け取りに行く。プレゼントありきで登山したわけではないが、何のプレゼントかは気になる。「FOREST HOUSEに行くとちょっぴりプレゼントがあります」 ハイキング地図にはそう書いてあった。カフェの人に聞くとプレゼントはカフェ隣のインフォメーションの建物に行けばいいそうだ。 インフォメーションに行く。「すみません。ハイキングのプレゼントってありますか。」 「ええ、ありますよ。全然大したものではないんですけどね。」 私が受け取ったのは笠間焼きの小皿であった。いいじゃないか。ということは、ここは焼き物の産地でもあったのか。 カフェで一息ついた後、ちょうど同じ時間帯で一息ついていた2、3組のグループもこのカフェ周辺を去っていく。ならば、私が次にやるのはこれだ。ローラー滑り台だ。ここにはそこそこ長い滑り台があるという情報はつかんでいた。しかも、今日は平日。土日祝日ならば、成人が踏み込める領域ではないはずだ。周辺に人はいなくなった。やるのは今しかない。今だ。 子供向けに傾斜がゆるく続くかと思ったが、要所要所で急勾配が設けられ、スピードが上がる。子供であれば気にしないだろうが、体重のある大人が滑るとお尻の摩擦による刺激がなかなか強い。 滑り台から放り出された。すぐ先には森の中の道。人は誰もおらず、いるのは虫だけであった。一人で行くには不安な道なので、一旦元の場所まで登ろう。 気持ちよく滑り台を降りた分 上りはきつい。変な虫が私の前を走る。地上にいる時はちょうちょの蛹みたいな形をしているが、飛行の際は羽をチョウかガのように広げる。私の進む方向から逸れていけばいいものを、前に飛び跳ねて逃げるために、私は虫たちに煽り運転を仕掛ける形で歩く羽目になる。 公園のほかの場所周辺も歩いてみたが、発見できた遊具はローラー滑り台くらいであった。ならばもう一度ローラ滑り台だ。最初は途中に変な虫がうじうじょいるのではという一抹の不安があったが、今回はない。先ほどより気持ちよく滑ることができる。 しかし、やはり2回目でも登りはきつい。息が上がる。 山に来たからには山を降りるのが次だが、その前に愛宕神社という場所に行くよう地図の指示があった。下りの山道からそれたところに大きな鳥居がある。そこを歩けば良いのか。車道からそれたところにもう一つ小さな鳥居、その先には石階段の道。ここが神社への近道だろう。 登っていく。結構な数の階段だ。だんだんと木や雑草で薄暗くなっていく。この季節、こういう場所では小さな虫がよりによって私の耳元を飛行するから気が散って仕方がない。階段を登り切ったと思えば、今度はさらに急な階段だ。ハァハァ。気づけば、ノンストップで階段を上っていたが、息の上がりが半端ない。一休み。よし、また登ろう。 今思えば、この道は車道から逸れた歩行者用の参拝ルートだが、車道の方がもしかしたら距離は長けれど傾斜は緩いのかもしれない。どうせ同じところを目指すのだから近道は楽という発想は短絡的なものだった…。 本殿に着いた。「火防神社の一つ」ハイキング地図にはそう書いてあった。「あたご天狗の森公園」よりも人の数が少なく、穏やかな雰囲気。すぐ隣には展望台らしきもの。これはいい。あたご天狗の森公園内のカフェで見た景色と方角が異なるが、先ほどより標高が高い分、より景色の広大さが増している。地図で位置関係を確認する。JR岩間駅の方向、つまりは常磐線の線路は真横を走っているようだ。しかし、どれが線路が確認することはできないほど下界は小さく映る。すると、右から1本の流しそうめんが移動してくる。同時に電車のモーター音。特急列車通過によって常磐線の線路があらわになる。ここまで来れば、ほのかな梅の色をした常磐特急も1本のそうめんなのである。 よし、山を下りよう。 帰りは行きの車道沿い、ヘアピンカーブの道ではなく、遊歩道に分かれる道に案内された。私は先ほどサル出没の張り紙があった四阿付近から遊歩道と思われる道に入ることにする。しかし、草木が茂る。人の姿はない。やばいと思ったら引き返すことにしよう。 入って早々大きな蜘蛛の巣が私の道を塞ぐ。しかも真ん中には 全長3cmから4cmの巨大な蜘蛛が今か今かと待ち構えていた!! 私は早々に引き返すことにした。蜘蛛は私を追い払ったかのような立ち回り。だが、そうではない。蜘蛛がここは長きに渡って人が歩いていない道ですよ、ということを教えてくれたのだ。
令.令.
2022.05月 快晴の日に訪れました。 岩間のシンボル 茨城百選 岩間の愛宕山 標高305mの愛宕山に広がる公園 アクセスは岩間駅を降りると正面にみえます。 駅から頂上まで歩いて約1時間(ハイキングにハイキングコース有) 車で約10分(山頂まで行けます) 岩間I.Cから車で約10分です。 山頂付近には展望台の他、フォレストハウス(休憩・案内所)があり、ボランティア活動しているおじ様方が色々と教えて下さいます! 展望台からは小美玉市街地、茨城空港、天気の良い日には霞ヶ浦から太平洋まで見渡せ この日はとてもよく見え綺麗でした! 空気も澄んでいて 眺めも良し! リフレッシュに最高です! 天狗にちなんだモニュメント等があるので そちらを探したり、愛宕神社もありますので 時間がある時にゆっくり散策しながら 再来したいと思います。 また桜の時期(様々な種類の桜が咲くそうです)やリフレッシュしたい時に行きたいです!
takashi kidatakashi kida
23年4月4日来訪。 今年は花の開花が全般に早くソメイヨシノは既に散っていました。地上より標高が高い愛宕山の方が葉桜になってたのは誤算でした。ボタン桜はまだシーズンですが、駐車場から丘の下の方に下りないとボタン桜は群集してないので、多少歩きます。 メイン駐車場から車でさらにあがると、神社に到着し、そこに一本だけある枝垂桜が美しいです。またそこからの眺めも良く、テーブルも設置されてるので、人の少ない平日にそこで昼食を食べるとよいでしょう。 ぼたん桜を初めて鑑賞しましたが、ソメイヨシノと違い花の一つ一つが大きくて美しく、花の王様である「牡丹」と名がつくだけのある迫力と思いました。
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訪問日:2024/09/04 移動手段:岩間駅から徒歩 (駅前すぐにある地域交流センターに立ち寄る。ここでJRの「駅からハイキング」の地図がもらう。) では、山に登ろう。 駅前。何台かの車が私を抜かし、またはすれ違うが、人の影はない。奥には大きな緑の塊。関東平野の一角。ここには山なんてないと思っていたが、本当はあるのか。そしてこのことを知って間もなく、私はそこに登るのか。 歩き始めてすぐ、1箇所目の立ち寄りスポット、六所神社の入り口が。神社横の小さな鳥居を潜り、高く伸びる木々の間を通り社殿横からアプローチする。社殿自体は小さいが、木が拡声器のようにこの神社の存在を大きく知らしめる。私は今、その中を歩いている。 ハイキングの道に戻る。少しずつ私の感覚に傾斜の感覚が伝わり始めてくる。 その時、ここは立ち寄りスポットでも何でもないが、大きな会場施設が見えてくる。看板には「ウェディングパレス 歌舞伎」。典型的な仰々しいネーミング、なんともいい。看板から建物まで全てが色褪せて見える。正面玄関には曇りガラスの自動扉。固く閉ざされ中は見えない。まさかいよいよ山登りという時にこのような過去と現在の狭間にあるような建物に巡り合うとは…。 この「ウェディングパレス 歌舞伎」を過ぎてしばらく歩くと、住宅が消えいよいよ山の中に入る感じか。 歩道と車道が分離しアスファルトの道が続くのが幸いだ。 突然、小動物が私の50mほど先を横切る。直後に車が私を抜かし、動物の方に向かっていく。動物はそれを交わすかの如くで急ぎ足で茂みの中に去っていく。私が見るにあれは猫ではない。たぬきっぽいな。初心者向けお気軽ハイキングコースのはずだが、この先大丈夫か。 きついヘアピンカーブの傾斜を登るたびに眼下の町並みがきれいに見えるようになる。頂上までの景色が見えず茂みの中を歩かせる山道が多いものだが、ここでは逐一歩みの結果を確認することができる。人間の心に優しい道だ。 坂道の途中、「展望広場」と書かれた看板を発見。木陰が重なり薄暗くなっている駐車場を通り過ぎると、四阿がある。ここが展望広場のようだ。しかし、眼下の景色は木々によって遮られほぼ見えない。諦めて元の道に復帰…というとき、一つの張り紙が。 「笠間市でサル出没」云々 初心者コースだが、ケモノは山を選ばない…か。 頂上への道に復帰する。 制限速度40km/hと駐車禁止の二つ並んだ標識が薄汚れている。外の空気にさらされているのは市街地の標識も同じはずなのに…。土砂でもかぶったかの勢いで汚れている。山道っぽいといえばそれまでだが謎だ。 この標識を過ぎて少し歩くと、正真正銘の展望台に着いた。ハイキングマップによると、ここは「あたご天狗の森公園」。リニューアルオープンしたらしい。 「ATAGO FOREST CAFE」ここは、リニューアルで新しくできたカフェのようだ。青々しい田んぼと米粒ほどの建物からなる街並みを見ながらコーヒーか。でもカフェはやはり金がかかる。数百円程度の問題だが。ケチな私はそこで足がすくむのである。 自販機が3台並ぶ。QR決済も対応しているようだ。よし、ここでナタデココでも飲めばセルフカフェだ、問題ない。ボタンを押して PayPay の支払いを選ぶ。しかし、なぜかQRコードが表示されない。一度キャンセルする。もう一度やり直す。しかし今回もなぜか QRコードが表示されない。しばらくして「現在キャッシュレス決済はご利用できません」の表示画面が現れる。 これが運命というものか。私は神か誰かかわからないが、展望カフェに導かれる定めとなっていたようだ。 カフェのメニューを見る。飲み物はやはりアイスコーヒーがいい。ライトとダーク。苦いのはダークでいいか。メニュー右側にはレモンのなんちゃらがある。これは気になる。どちらを選べば良いか。悩む。これはケチな私と好奇心がある私とのせめぎ合いだ。いいだろう。この際どちらも選んでしまおう。 「すみません。アイスコーヒーのダーク1つ、それとレモンの…」 「ごめんなさい。レモンは売り切れて、今はシナモンだけなんですよ」 なぬ。シナモンは別にいいかな…。しかし、メニューを見たら、シナモンはレモンのなんちゃらより安いとある。まあいいか。山に登ったのだ。少しばかりのスイーツくらいたしなむのも悪くはない。いつもより脳の思考回路を走る神経のスピードが上がる。 「じゃあシナモン 1つください」 外で景色を見ながら、コーヒーとスイーツが来るのを待つ。やがて注文したものが運ばれてきた。空っぽにする必要があるのは腹だけだ。が、私は頭も空っぽにして無我夢中でコーヒーとスイーツを体中に取り込む。思えば今日の天気予報では午前中まで雨、午後は曇りとなっていたようだ。全てこのカフェで優雅に景色を見ながらコーヒーを飲むことを導くためになされたものかもしれない。 コーヒーを嗜んだ後、私はハイキングの特典「ちょっぴりプレゼント」を受け取りに行く。プレゼントありきで登山したわけではないが、何のプレゼントかは気になる。「FOREST HOUSEに行くとちょっぴりプレゼントがあります」 ハイキング地図にはそう書いてあった。カフェの人に聞くとプレゼントはカフェ隣のインフォメーションの建物に行けばいいそうだ。 インフォメーションに行く。「すみません。ハイキングのプレゼントってありますか。」 「ええ、ありますよ。全然大したものではないんですけどね。」 私が受け取ったのは笠間焼きの小皿であった。いいじゃないか。ということは、ここは焼き物の産地でもあったのか。 カフェで一息ついた後、ちょうど同じ時間帯で一息ついていた2、3組のグループもこのカフェ周辺を去っていく。ならば、私が次にやるのはこれだ。ローラー滑り台だ。ここにはそこそこ長い滑り台があるという情報はつかんでいた。しかも、今日は平日。土日祝日ならば、成人が踏み込める領域ではないはずだ。周辺に人はいなくなった。やるのは今しかない。今だ。 子供向けに傾斜がゆるく続くかと思ったが、要所要所で急勾配が設けられ、スピードが上がる。子供であれば気にしないだろうが、体重のある大人が滑るとお尻の摩擦による刺激がなかなか強い。 滑り台から放り出された。すぐ先には森の中の道。人は誰もおらず、いるのは虫だけであった。一人で行くには不安な道なので、一旦元の場所まで登ろう。 気持ちよく滑り台を降りた分 上りはきつい。変な虫が私の前を走る。地上にいる時はちょうちょの蛹みたいな形をしているが、飛行の際は羽をチョウかガのように広げる。私の進む方向から逸れていけばいいものを、前に飛び跳ねて逃げるために、私は虫たちに煽り運転を仕掛ける形で歩く羽目になる。 公園のほかの場所周辺も歩いてみたが、発見できた遊具はローラー滑り台くらいであった。ならばもう一度ローラ滑り台だ。最初は途中に変な虫がうじうじょいるのではという一抹の不安があったが、今回はない。先ほどより気持ちよく滑ることができる。 しかし、やはり2回目でも登りはきつい。息が上がる。 山に来たからには山を降りるのが次だが、その前に愛宕神社という場所に行くよう地図の指示があった。下りの山道からそれたところに大きな鳥居がある。そこを歩けば良いのか。車道からそれたところにもう一つ小さな鳥居、その先には石階段の道。ここが神社への近道だろう。 登っていく。結構な数の階段だ。だんだんと木や雑草で薄暗くなっていく。この季節、こういう場所では小さな虫がよりによって私の耳元を飛行するから気が散って仕方がない。階段を登り切ったと思えば、今度はさらに急な階段だ。ハァハァ。気づけば、ノンストップで階段を上っていたが、息の上がりが半端ない。一休み。よし、また登ろう。 今思えば、この道は車道から逸れた歩行者用の参拝ルートだが、車道の方がもしかしたら距離は長けれど傾斜は緩いのかもしれない。どうせ同じところを目指すのだから近道は楽という発想は短絡的なものだった…。 本殿に着いた。「火防神社の一つ」ハイキング地図にはそう書いてあった。「あたご天狗の森公園」よりも人の数が少なく、穏やかな雰囲気。すぐ隣には展望台らしきもの。これはいい。あたご天狗の森公園内のカフェで見た景色と方角が異なるが、先ほどより標高が高い分、より景色の広大さが増している。地図で位置関係を確認する。JR岩間駅の方向、つまりは常磐線の線路は真横を走っているようだ。しかし、どれが線路が確認することはできないほど下界は小さく映る。すると、右から1本の流しそうめんが移動してくる。同時に電車のモーター音。特急列車通過によって常磐線の線路があらわになる。ここまで来れば、ほのかな梅の色をした常磐特急も1本のそうめんなのである。 よし、山を下りよう。 帰りは行きの車道沿い、ヘアピンカーブの道ではなく、遊歩道に分かれる道に案内された。私は先ほどサル出没の張り紙があった四阿付近から遊歩道と思われる道に入ることにする。しかし、草木が茂る。人の姿はない。やばいと思ったら引き返すことにしよう。 入って早々大きな蜘蛛の巣が私の道を塞ぐ。しかも真ん中には 全長3cmから4cmの巨大な蜘蛛が今か今かと待ち構えていた!! 私は早々に引き返すことにした。蜘蛛は私を追い払ったかのような立ち回り。だが、そうではない。蜘蛛がここは長きに渡って人が歩いていない道ですよ、ということを教えてくれたのだ。
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2022.05月 快晴の日に訪れました。 岩間のシンボル 茨城百選 岩間の愛宕山 標高305mの愛宕山に広がる公園 アクセスは岩間駅を降りると正面にみえます。 駅から頂上まで歩いて約1時間(ハイキングにハイキングコース有) 車で約10分(山頂まで行けます) 岩間I.Cから車で約10分です。 山頂付近には展望台の他、フォレストハウス(休憩・案内所)があり、ボランティア活動しているおじ様方が色々と教えて下さいます! 展望台からは小美玉市街地、茨城空港、天気の良い日には霞ヶ浦から太平洋まで見渡せ この日はとてもよく見え綺麗でした! 空気も澄んでいて 眺めも良し! リフレッシュに最高です! 天狗にちなんだモニュメント等があるので そちらを探したり、愛宕神社もありますので 時間がある時にゆっくり散策しながら 再来したいと思います。 また桜の時期(様々な種類の桜が咲くそうです)やリフレッシュしたい時に行きたいです!
令.

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23年4月4日来訪。 今年は花の開花が全般に早くソメイヨシノは既に散っていました。地上より標高が高い愛宕山の方が葉桜になってたのは誤算でした。ボタン桜はまだシーズンですが、駐車場から丘の下の方に下りないとボタン桜は群集してないので、多少歩きます。 メイン駐車場から車でさらにあがると、神社に到着し、そこに一本だけある枝垂桜が美しいです。またそこからの眺めも良く、テーブルも設置されてるので、人の少ない平日にそこで昼食を食べるとよいでしょう。 ぼたん桜を初めて鑑賞しましたが、ソメイヨシノと違い花の一つ一つが大きくて美しく、花の王様である「牡丹」と名がつくだけのある迫力と思いました。
takashi kida

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