宗我坐宗我都比古神社(そがにますそがつひこじんじゃ)。奈良県橿原市曽我町。 式内社(並大)二座、旧社格は村社。 通称を「入鹿宮(いるかのみや)」とも。古代豪族の蘇我氏に関係する神社。
主祭神:曾我都比古神(そがつひこのかみ、宗我都比古神)、曾我都比売神(そがつひめのかみ、宗我都比売神)。
資料によると、 宗我都比古神社の祭祀は、社名・神名に「ソガツヒコ(宗我都比古)」と見えることから、古代豪族の蘇我氏(そがうじ)に関係すると考えられている。蘇我氏は著名な氏族であるが、その本拠地(本貫)は明らかとなっておらず、宗我都比古神社の鎮座地である大和国高市郡曾我(橿原市曽我町一帯)に比定する説のほか、大和国葛上郡(御所市一帯)に比定する説、河内国石川郡(大阪府富田林市東半・南河内郡一帯)に比定する説の3説が知られる。そのうち1説目(当地)は、地名「曾我」や宗我都比古神社の存在、および『紀氏家牒』で蘇我石河宿禰について「家二大和国高市県蘇我里一」とあることから、特に有力視される地域になる。
前述の通り、『延喜式』神名帳では祭神を2座とするが、これについて『五郡神社記』では武内宿禰・石川宿禰の2人にあて、元禄年間(1688-1704年)頃の社記では彦太忍信命・石河宿禰の2人にあてている。これらは、いずれも蘇我氏の遠祖とされる人物になる。それに対して、現在では祭神をソガツヒコ・ソガツヒメの2神とし、その木造神像2体を神体に祀る。神名帳では「地名 + つ +...
Read more「畝傍の道」巻一の四 宗我坐宗我都比古神社
「畝傍の道」には一番北の真菅にある宗我坐宗我都比古神社から南へ、ほぼまっすぐに、天高市神社・天太玉命神社・河俣神社あるいは高市御県坐鴨事代主神社を加えると『延喜式神名帳』に記載されている式内大社五社がずらりと居並ぶことになります。 数多くの大王の都が存在した場所もこの地が多く選ばれましたし、万葉集にうたわれた《真菅》もこの辺りです。 歴史を研究する上で、特に弥生時代から古墳時代、明日香・白鳳・奈良時代に生まれた文化財や建築物、祭祀の品々が多種多様で多岐にわたって確認できる優れた場所であると考えられます。
この地域をサイクリングで巡回されるのであれば、半日で済みますし、また、午後に時間が余れば今度は雲梯町の南地域の古墳群や古刹、万葉歌碑を訪れるとよいでしょう。
万葉歌碑(宗我坐宗我都比古神社 一の鳥居わき) 《橿原の万葉歌碑めぐり未収載》
真菅よし 宗我の河原に 鳴く千鳥 間なし我が背子 我が恋ふらくは 不詳 巻12-3087
鏡面仕上げ...
Read more「そがにますそがつひこじんじゃ」と読むそうです 古代豪族の蘇我氏にまつわる神社です 大変歴史と由来のある神社だそうです
この辺りが蘇我氏の本拠地で大きな屋敷があったそうです なので今も地名が曽我町なのです この神社は蘇我氏の氏神様と言われています
いまは近鉄真菅駅の踏切近くの小さな神社としてそこに鎮座されています 特に祭り等も無いように思いますが、近隣の曽我グランドで行われる曽我町の夏祭りがそれに当たるのかも知れません
遠くから来られたのなら、折角なので東に徒歩25分程度の所の小綱町(しょうこ)の中にある入鹿神社も参詣される事をお勧めします その名の通り蘇我入鹿をお祀りする神社です そこまで行かれたら今井...
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