長徳寺の森は広さ5ヘクタールもあり埼玉県南では貴重な自然森です。 長徳寺の前に高さ13メートルに及ぶビャクシンがあり埼玉県指定天然記念物になっているほか、スギ・ナラ・シラカシ・アカシデ・スダジイ・ヒノキ・アカマツなどいろいろな木があり、まさしく里山の森という感じ。ただ足を踏み入れると少し怖い感じもある。 長徳寺は最盛期に徳川家康より寺領40国を安堵されたと言うから、今の森が5ヘクタールとすると40倍の200ヘクタールは寺領があったと推測され、現在の川口市が620ヘクタールなので川口市の1/3が長徳寺の寺領であったと推測される。 それから400年近く経ち寺領は減っていったけど5ヘクタールの森は残りました。 お墓が1000基近くありほとんどが近隣なのでそれらの檀家に支えられているのと、森の中に広場と川口市役所芝支所があるなど川口市にも支えられて森が保全されてきたのでしょう。平成22年には川口市の保...
Read more蕨駅...
Read moreむかし、三代将軍家光のときに江戸で大規模なキリシタン狩りがあり、宣教師や信徒、その家族まで大量に処刑されました。ことき殉教者の妻がこのお寺に逃げ込んだのですが、それが川口芝の代官熊沢忠勝の娘「お夏」です。熊沢忠勝が以前よりここの住職と懇意にしていたのを頼みの綱としたわけです。 しかし、幕府の役人に見つかって連れ去られてしまいます。そこで、住職がお夏をここの檀徒として更生させると役人を説き伏せ、何とか救出に成功するのですが、お夏の子供は処刑されてしまいます。 この寺の預かりとなったお夏はその後社会復帰していくのですが、現代になってお夏が拝んでいたと思われる阿弥陀如来坐像の内部から、マリア像と十字架が発見され、これで再び当時の住職が脚光を浴びることになった...
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