Tobihatahachimangu — Attraction in Kitakyushu

飛幡八幡宮（とびはたはちまんぐう）は、JR戸畑駅の南東700mほどの戸畑区浅生（旧戸畑市大字戸畑字浅生）に鎮座している神社です。旧社格は県社で、現在は神社本庁の別表神社です。

建久年間（1190〜1199年）筑前の宇都宮氏（麻生氏の祖）である宇都宮重業が、出身地の宇都宮から氏神の八幡神を勧請し、花尾城の鬼門にあたる枝光村宮田山に祀って創建されました。 天正年間（1573〜1592年）に戸畑村に遷され、戸畑・中原両村の産土神とされました。 江戸時代には福岡藩主の黒田家の祈願所とされました。 大正9年（1920年）に現在地の浅生に遷座しました。 平成7年（1995年）それまでの「戸畑八幡神社」から「飛幡八幡宮」に社名を変更しました。 昭和50年（1975年）社殿が改築されました。

御祭神は、「八幡神（神功皇后・応神天皇・比売大神）」・「須賀大神（須佐之男命）」・「名護屋大神（道祖大神）」です。 病魔退散、病気平癒、厄除け、厄祓いなどに御利益があります。

毎年7月第4週金・土・日には『戸畑祇園大山笠（国指定重要無形民俗文化財）』が行われ、境内は「東大山笠宿」となります。 『筑前国続風土記』によれば、享和2年（1802年）戸畑村内に疫病が蔓延し、飛幡八幡宮の須佐之男命に平癒を祈願した所終息したため、翌享和3年（1803年）から始められました。 須賀大神が、旧戸畑村の八幡神社（東大山笠・西大山笠）と菅原神社（天籟寺大山笠）、旧中原村の中原八幡宮（中原大山笠）に祭られていた関係で、4基の山笠が伝統を守っています。 昼は4基の大山笠が古式ゆかしく12本の大幟を立て、練り歩きます。夜になると、大幟などの装飾を取り払って、12段、309個の提灯を重ねた光のピラミッド（提灯大山笠）に姿を変えます。ヨイトサ、ヨイトサ』のかけ声とともに進んでいく姿は圧巻です。 6月下旬から祭礼の準備として、宿開き、道具調べがあり、ついで獅子舞（大祓い）の行事、カズラ取り、山笠組み立て、ならしがきを済ませ、祭礼の日が来ると、神移し－大下り－お汐井汲み－地域内巡行－大上り－神納めの順で行事が行われます。 祇園囃子は、行事にあわせて、獅子舞、居神楽、大下り、おおたろうばやし、大上りの5種類がありますが、各山笠により違いがあります。 祭りは、7月の第4土曜日をはさむ前後3日間で、中日の夕刻から戸畑区役所前、浅生一号公園周辺で、戸畑祇園大山笠競演会が行われます。 博多祇園山笠、小倉祇園太鼓とともに、福岡県の夏の三大祭りと称され、平成28年（2016年）には、ユネスコ無形文化遺産に登録されました。

神社のある「戸畑（とばた）」という地名は、かつてあった遠賀郡（おんがぐん）戸畑村に由来します。 明治22年（1889年）...

国の重要無形民族文化財の戸畑祇園が開催される事でも有名な、戸畑の中心部ある神社です。主祭神は中殿に八幡大神(神功皇后・応神天皇・比売大神)、配神に右殿に須賀大神(須佐之男命)、左殿に名護屋大神(道祖大神)を祀ります。旧社格は県社、現在は神社本庁の別表神社に列せられています。大正創建は後鳥羽天皇建久5年(1194年)、遠賀郡花尾山(現北九州市八幡西区)城主、上野介重業(後に麻生と称す)は武を重んじ敬神の志篤く、城の鬼門にあたる枝光村宮田山(現北九州市八幡東区)に八幡大神を勧請し、枝光ー戸畑ー中原の三村人の産土神として恭敬した。天正6年(1579年)、戸畑汐井崎より戸畑お坂(現鳥旗)に遷座。江戸時代は黒田藩の祈願所として崇敬を受ける。その後戸畑の発展著しく、大正6年(1917年)に現在地に宮地を決め社殿の造営に着手。大正9年(1920年)10月13日に現社殿が完成し、同日に遷座され今に至るとの事。Wikipediaを見ると「筑前の宇都宮(麻生)氏の祖、宇都宮重業が出身地の宇都宮から氏神の八幡神を勧請し」とあります。と、いう事は筑前の大分八幡を指すのかも知れませんね。 平成7年(1995年)に戸畑八幡神社から現在の飛幡八幡宮に名前が変わりました。祭礼の戸畑祇園は享和2年(1802年)に戸畑で疫病が流行り、飛幡八幡宮の須佐之男命に平癒を祈願したところ終息した為、翌年の享和3年(1803年)より始まったとされます。北九州の夏の風物詩として長く続いている祭礼ですが、令和2年はコロナの影響で中止になりました。今年も本来なら5月頃から準備を始めるらしいのですが、コロナの影響が長引いている為に、開催は難しそうだと神職さんがとても残念そうに話して下さいました。境内は広くはありませんが綺麗に保たれており、落ち着ける空間です。工場群の喧騒が伝わって来ますが、それも含めて「戸畑らしさ」を感じました。神職さんは話好きな様で、色々と話しかけて下さいました。拝殿は切妻平入り庇を持ちます。本殿の建築様式は確認出来ませんでした。 御朱印は￥300-の初穂料で頂く事が出来ました(書き置きです)。境内前に未舗装ですが広い有料駐車場があります。有人の前払いシステムでまず￥500-を支払います。最初の1時間は￥100-、以降1時間毎に￥100-で出庫の時に精算され返金があれば返金して貰えます。駐車券を失くさない様にして下さい。戸畑中心部にあるのでアクセスはとても良いのですが、駐車場は一般の方も止められる為に常に満車に近い状態の様です。満車の際は近くにコインパーキングがありますので、そちらを利用しましょう...

実家がある戸畑の氏神様です。私の車も代々ここでお祓いしてます。 今日は初詣。子供の頃はものすごい人出で商店街までの参宮通りに屋台が連なっていましたが…今は昔ですね。 境内前の広場は駐車場として使われています。戸畑祇園山笠の際は、ここに大小８台の山笠が並びます。 境内と神殿は小ぢんまりしてます。末社もありますが何が祀られているか不明。 祀られているのは八幡様。他に須賀大神（スサノオ)と名護屋大神（道祖神)。 元々は隣の枝光村から飛幡村の汐井崎（名護屋岬)に移ります。 （汐井崎は今の日鉄飛幡ビルの辺りで埋め立てられて跡形もありません。) 後に鳥旗へ移転。大正時代の市街地整備の際に現地へ移転したと聞いております。 私の推測ですが鎌倉期の豪族（麻生氏)が八幡様を城の鬼門方向に勧請し、後に洞ノ海（洞海湾)の入口を守る為に移転。江戸期に村落へ引越したと思われます。兄弟の中原八幡宮は国境警備かな。 境内から浅生公園は祇園山笠の時は会場となり大いに賑わいます。それまで神社...