Hyuga Keishuen Japanese Garden — Attraction in Miyazaki

Beautiful traditional Japanese garden in a huge sports park. Well cared. No charge. Parking is free on weekdays. Not too many people (almost nobody...), so you can take good pictures here (unlike other famous gardens in big cities)! Can feed carps in the pond (50yen). Definitely one of the best places to visit in Miyazaki!!! 10 minutes walk from here in a beautiful pine forest brings you to the Kisaki beach, the...

案内人は、もういないと言われた

運動公園内にある日本庭園、日向景修園。 宮崎の名所をミニチュアで再現したというその場所に、私は昼過ぎに訪れた。人影はなく、池の水は緑に濁り、草木は乾いて色を失いかけていた。

庭の中央付近に「ボタンを押せば庭園の案内が聞けます」と書かれた年季の入った装置。鳥の糞がこびりついていて、何度ボタンを押しても反応はなかった。 ただ、押すたびに“何かがこちらを見ているような感覚”だけが残った。

園内を歩いていると、池の縁に鯉が寄ってきた。中に一匹、妙に黒ずんだ亀が混ざっていて、じっと動かずこちらを睨んでいる。 風が吹いているはずなのに、枝葉は一切揺れていない。

帰り際、受付らしき建物の前にいた管理の方に何気なく聞いた。

「昔、ここで案内してくれる人がいたって聞いたんですけど…」

その人は一瞬だけ目を伏せ、ぽつりとこう答えた。

「ええ、いたんです。でも、もういません。あれは…4年前のことですから」

「事故か何かですか？」

「いえ…ある日、ふらっと中に入って、そのまま戻ってこなかったんですよ。靴だけ、池のそばに残ってて」

冗談かと思ったが、笑いはなかった。

それから妙なことに気づいた。 さっき私が何度押しても反応しなかった音声ボタン。 遠ざかる途中、ふと背後から、カチリと機械が動く音が聞こえた。 続けて、女性の声が…何かを解説しているような、優しい口調だった。

けれど振り返ると、そこには誰もいない。 声も、もう聞こえなかった。

……あれは、案内人の声だったのだろうか。

庭園の外、ロボット芝刈り機がぐるぐると円を描いて動いていた。 その円がちょうど、人ひとり分くらいの大きさだったのが...

KIRISHIMA ヤマザクラ...