こちらは聞きなれない時宗(じしゅう)という宗派、鎌倉仏教の時代に始まり、「南無阿弥陀仏を唱えれば、信仰の有無に関係なく、極楽浄土に行ける」という教え、無宗派の私には有難い教えです。一遍上人を宗祖に広まり、浄土宗(開祖法然上人・本山は京都の知恩院)から派生した宗派、時宗の本山は神奈川県藤沢市の清浄光寺です。ここは木之本地蔵院と呼ばれていますが、公式の寺号は浄信寺(じょうしんじ)といい、御本尊は秘仏地蔵菩薩(基本非公開・直近は2019年33年振りの開帳)、子供の守り神・道祖神・延命の仏様、眼の病気に御利益があり、片目をつむる願掛けされた身代わりのカエルが境内の至る所に姿を見せカワイイです。地蔵菩薩を安置する本堂を五色幕が周囲を囲み、その幕は、お釈迦様の教えや身体を表し、陰陽五行や五行思想が五色で表現され、境内に入る前から五色幕を見えるだけで、お寺に来ました感が漂います。2006年には、御本尊の納められている厨子の下を巡る、御戒壇巡り(ごかいだんめぐり)が始まり、57m余りと続く漆黒の中を、御本尊の手と五色の紐で結ばれた錠前に触れる事が出来ます、お布施300円が必要ですが、漆黒の暗闇の中を一心に手探りで歩く事2・3分の修行かとの思いですが、ビビりの私は、漆黒の中突然、生まれるも死ぬも一人だとの思いが、不意に湧き出たところで、御本尊に繋がる錠前に触れる事が出来、一人でウルウルです。続いて本堂右後方には阿弥陀様をお祀りする阿弥陀堂へお参り、最後本堂に戻り御朱印をお願いします。本堂は1583年(信長の死後翌年)に秀吉と柴田勝家の戦で、秀吉が当寺に本陣を置き戦火で焼失、1601年に息子秀頼の命で家臣の片桐且元が再建するも、再び江戸時代に焼失、その後再建された建屋と歴史は古く、本堂の煤けた梁にも歴史ありと思い馳せ、最後に夫の眼病治癒を願掛けする事ができ、御縁を結びました。お参り後は参道に伸びる木之本の宿場町をそぞろ歩き、酒屋の杉玉を下から覗いたり、地元人気パン屋で買物、薬種問屋の独特な建屋と記念撮影、増しまし...
Read moreFree entry to the temple grounds. One of the attractions is a large outdoor Buddha statue. Possible to walk through the ground during the evening. Evening is even quieter than daytime and creates a nice atmosphere, although no places...
Read more特徴 寺名:正式名 浄信寺(じょうしんじ)、山号:長祈山 宗派 :時宗(浄土教) 創建 伝・天武天皇4年(675年)、白鳳時代に起源
御祭神(御本尊) 地蔵菩薩(秘仏・重要文化財) 大銅像の特徴 高さ約6m、本尊の写し、〝日本三大地蔵の一つ〞 国内外から訪れる人々を迎える象徴的な「木之本のお地蔵さん」としても有名です。
ご利益 眼病平癒、延命息災(長寿・健康)
象徴 身代わり蛙(片目をつむる蛙)、眼鏡奉納
庭園 国名勝・築山林泉式庭園(蓬莱式)
歴史行事 毎年8月22日〜25日「大縁日」が開催(露店や法要)
🉐訪れる際の楽しみ方
境内や庭園は無料で拝観できます(一部、戒壇巡り300円などあり)。
大縁日の期間には露店が多数出て非常に賑やかになります。
視力に不安がある方、眼の健康を願う方、庭園美や歴史建造物を楽しみたい方、それぞれ...
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