宝登山とは宝珠が飛翔する山であることから名付けられたそうです。宝珠とは精霊のことを言い、大自然である山には多くの精霊が住んでいるとされ、宝登山には、そのような由来があるとされます。つまり山には神が住んでおり、縄文時代の昔から日本人は、数多くの天変地異や人の生死などの必然に直面することで、自分のチカラではどうすることもできない何かを肌で感じ取り、大自然に対し畏敬の念を覚え、それを神として崇め奉ることにより、自然との共存を図り、生きてきたとされます。当社奥宮には、お宮の前に狛犬(獅子や一角獣)ではなくオオカミが脇を固めているのも珍しいです。もともとこの地に日本の国を造ったとされる天皇の先祖である日本武尊が訪れた時、山火事に遭遇し、この山に住んでいる多くの黒色や白色の山犬が何処から来たのか突然現れ、彼を大火事から救ったとされ、急死に一生を得た日本武尊は犬たちに大変感謝をしたとのことで、当社は「火止山」として崇められてきたからといわれます。おそらく火を使ったのは自然界では人間だけだと思いますが、古来から火を使うことで、多くの災害を発生させ、自然に迷惑を掛けてきたこともあり、人間に対する戒めもあるのではと思ってしまいます。また山犬の奥には稲倉に似た小さな簡素な切妻屋根のお宮がありますが、これは神様を拝むための拝殿であり、神様のいる神殿ではないことに注意しなければいけません。当社では、神の住み家は山全体であり、宝登山全体がご神体なんですね。また宝登山神社は、以上犬に縁があることで、多くの愛犬家がこの地に愛犬を連れてくるようですが、しかし奥宮の神域だけは犬などペットの入場はしてはいけません。神のレベルでは、人間も犬も自然の一部であり、理由隔てなく扱われる存在なのではと思うのですが、当社拝殿の奥こそが精霊の集まる神様が住む神域であり、ペットの糞尿も始末できない穢れた存在は、神様もさすがに受け...
Read moreOne of my favourite shrines I've been to, because it's in such a nice location. It's such a peaceful place. The goshuin they offer are...
Read more寳登山神社の本殿を参拝した後に奥宮を参拝いたしました。初めは歩いて登るつもりだったのですが、ちょどこの日は気象庁から梅雨明け宣言が出た、歩いて登ったらまずい猛暑日で、ロープウェイで登りましたがそれでも暑い。
ロープウェイ山頂駅で降りてからは低木が殆どで、秩父方面の眺望は良いのですが、日陰がないヤバいくらいの暑さです。しかし、さらに登って行くと鬱蒼とした林の中に小振りですが素朴な作りの奥宮があります。
精巧な彫刻が彫られた本殿の造りとは全く別物で、日本武尊命が宝登山を訪れた時に神様を祀り、以来、秩父の人々に祀られてきた神聖な場所であることが良く分かります。
ちなみに、さいたま市出身で子どもたちを連れて秩父へ毎年キャンプに行く知人と話したら「真夏に寳登山登るもんじゃない」とのことです。小動物公園の動物たちも日陰に隠れて全く動かず、完全休息モードです。帰りに駅に向かう参道沿いのかき氷屋さ...
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