In spite of the weekday today, Nara deer Park was crowded with inbound tourers. Hannya-ji temple is not so large scale compared with, let's say, Todai-ji temple, motor parking place was well maintained to accept enough if it is not holiday. As for cosmos flowers, yes, all of them are at thier best now! Shooting location, position and angle was acceptable to spend 1 to 2 hours, worth visiting. Basically, Nara city has not flashiness and liveliness compared with Kyoto, instead of calm and quiet atmospheric...
Read more▼近年はコスモスで有名なこのお寺、40年前には荒寺状態だった程まで落ちぶれたようですが、非常に日本史上有名なお寺です。 ▼特に建武の新政の立役者である後醍醐天皇の皇子・護良親王が鎌倉幕府軍から逃れるために、巧みな心理作戦で、ピンチを切り抜ける有名な話があります。 ▼ご存じの方多いでしょうが、改めてご紹介します。戦前の尋常小学校の教科書に載っていた話です。私も小3で読みました。 ▼建武の新政の少し前、鎌倉幕府軍は、倒幕の主力として京で活躍し奈良方面に逃走中の護良親王を捕まえようと追いかけて来ます。 ▼寺に逃げ込んで、辺りを見回した護良親王は、隠れるものがあまり無い伽藍にがっかりします。 ▼「これまでか!」と言ったかどうかは定かではありませんが、その時、伽藍の隅っこにある3つの経櫃が目に入りました。 ▼2つの経櫃は、しっかりと蓋がしてありましたが、1つだけ蓋が開け放してあり、中の経文が見えています。 ▼「よし!」と言って、親王は、わざと蓋がしていない経櫃の中に飛び込み、経文を頭から被り、隠れます。 ▼直ぐに追手数人が、この伽藍に飛び込み、仏像の隙間やら仏具入れ等に、親王が居ないか探し回り始めました。 ▼案の定、3つの経櫃も見つかります。 ▼追手は、蓋のしてある2つの経櫃を開け、中を調査します。 ▼「見えないなあ!」と言って、経櫃を元に戻すと、伽藍を出て行って寺の他の場所を探し回り始めました。 ▼逃げる側の心理として、蓋の空いた経櫃に潜むとは考えづらく、経文をかき分け捜査するのは時間の無駄と考えたようです。 ▼さすが護良親王、更に先を読みます。追っ手が他の場所を探している間に、既に捜査済みの蓋のしてある経櫃に入りなおします。 ▼予期した通り、暫くすると追手の一部は、この伽藍に戻ってきて、先ほどの蓋の空いていた方の経櫃も、中の経文を取り出して調べ始めました。 ▼「やっぱり、見えないなあ」 「この寺に逃げ込んだのでは無かったのかもしれない。先を急ごう!」 ということで、親王のこの所作が、追手の、この寺の捜索を諦めさせる一手となりました。 ▼ただ、この逸話、実は元々経櫃3つとも蓋がされていて、その中の一つに身を潜まそうとしたようです。 ▼親王が、体を櫃の中に入れ、余った経文を自分の上に掛けていたら、自分の体の分だけ経文の嵩が高くなり、蓋が閉まらない。 ▼「うーん、うん」と蓋を閉めようと頑張っていたのですが、追手が来て時間切れになったので、仕方無く蓋を開いたままにした と考えるのが自然のようです。 ▼それが後にこのような言い伝えになったのでしょう。 ▼当時の経櫃が、このお寺の伽藍に今も無...
Read more奈良の北側(京都側)の玄関口(国宝の楼門前が奈良街道)にあたるためか、歴史で習った方の終焉の地でもあります。境内は雰囲気も良く、ゆっくり散策できます。
《藤原頼長公供養塔》 平安後期の人。摂政関白藤原忠実の次男。若くして内大臣(十七歳)、左大臣(二十九歳)となり朝廷政治に辣腕をふるう。「日本一の大学生(だいがくしょう)」と称賛された俊才であったが、崇徳上皇に仕え、「保元の乱」の謀主とされた。合戦の最中流れ失が首に刺さり重傷を負い、奈良興福寺まで逃れたが落命す。遺骸は「般若山のほとり」(般若寺南にあった般若野五三昧)に葬られるも、京都からの実検便が来て墓を暴いたという。(『保元物語』による)保安元年(1120)生まれ、保元元年(1156)七月十四日逝去。享年三十七歳。お墓は北山十八間戸の東方の位置だと思われるが、所在不明。
《平重衡供養塔》 平清盛の五男。三位の中将。治承四年(1181)...
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