【 2022/06/25(土)訪問 】 石垣山一夜城は、豊臣秀吉が小田原城を攻める目的で天正18年(1590)に築いた陣城です。 総延長(外周)9kmにわたり、壮大な堀と土塁で囲んだ巨大な防衛ライン、戦国最大級を誇る小田原城を力攻めにするのは難しいと判断した秀吉は、長期戦の構えでこの場所に城を築くことを決めます。
近江(おうみ)地方(→今の滋賀県)から呼び寄せた石垣作りのプロ集団「穴太衆(あのうしゅう)」が指揮を取り、わずか82日間で作り上げた石垣は、箱根の溶岩:安山岩(あんざんがん)という石材を掘り出してきて積み上げたもの。
周囲の木々🌳🌲を一斉(いっせい)に伐採(ばっさい)し、一夜にして完成したように見せたという伝承(でんしょう)から「一夜城(いちやじょう)」と呼ばれています。 一夜城から小田原城までは直線距離で約3km。関東・東国において初めての総石垣の城で、秀吉が北条氏にその力を見せつける為の城でした。
天守台の位置は小田原城から見て遠い位置なので目立ちにくいかもしれませんが、秀吉が「小田原城から見えない位置」に天守を造った理由は、自ら率いた約20万の軍勢に対しても力を見せつけなければならなかった為で、一夜城は北条氏だけでなく、自分の軍へも力を見せつける、天下統一の総仕上げの為の城だったのです。
人員を大量動員した築城を可能にする秀吉の権威と財力が、小田原北条氏(後北条氏)が降伏する決定打となり、初代(家祖):北条早雲(ほうじょう そううん→伊勢宗瑞 いせそうずい)、2代:北条氏綱(うじつな)、3代:北条氏康(うじやす)、4代:北条氏政(うじまさ)、5代:北条氏直(うじなお)と、5代100年続いた北条氏は滅亡しました。
ちなみに、小田原北条氏の菩提寺は箱根湯本駅から徒歩🚶♀️約15分の場所にある「早雲寺」で、5代の供養塔や一夜城で使われていた梵鐘(ぼんしょう)などを見ることが出来ます❗️👀
※伊勢(いせ)から北条(ほうじょう)に改姓したのは2代氏綱(うじつな)で、宗瑞(そうずい)自身は北条早雲と名乗ったことはなく、近年の研究から、名門伊勢氏(岡山県)の出身で、大名になる前は室町幕府の高級官僚だったことが分かってきたとのこと。
石垣山一夜城に停車する公共交通機関は、箱根登山バス(株)が土・日・祝日㊗️のみ10便運行している小田原宿観光回遊バス「うめまる号」🚌だけとのことで、小田原駅東口1番バスのりば発で、1日どのバス停で何度でも乗車可能な「1日フリー乗車券」は大人¥500 、こども¥250です❗️
フリー乗車券の販売場所は「小田原駅1番バスのりば(発車時間近くになると係の人が来ます)」「箱根登山バス小田原駅前案内所(1番バスのりば近く)」「小田原観光交流センター」(小田原城「馬出門」近く)の3箇所です❗️
「一夜城歴史公園」バス停に到着すると、ボランティアガイドの方が、次のバス🚌の時間に間に合うように足早で🚶♀️💦一夜城の案内&説明をしてくれます❗️もちろん単独でじっくり見たい方は、自分のペースで見て回っても良いワケですが、ボランティアガイドの方の説明を聞きながら👂回ったほうが、より理解できます❗️✨😁👍 なので、ボランティアガイドの方の案内&説明を聞きながら ひと回りした後、まだ物足りない方はバス🚌の時間をチェックしてから、心ゆくまでじっくり見るのが良いのかなと👀
ちなみに自分は、ボランティアガイドの方の説明を聞きながら👂、写真📷や動画🎥を撮りながら、といった感じで見学させていただいたので、小走り💦で追い付くような感じでしたので、説明は半分くらいしか聞いていません😅💦ボランティアガイドの方、すみませんでした(>人<;)💦 ただ、事前に📺テレビなどで一夜城🏯についてはある程度の予習をしてから訪れました❗️✌️😁
天守🏯はありませんが、天守台跡や石垣をはじめ、井戸曲輪(いどくるわ)、南曲輪、小田原城や相模湾を一望できる場所、入生田(いりうだ)駅や神奈川県立 生命の星・地球博物館🌏、箱根の山々を見れる展望台などがあり、思っていた以上に見所がたくさんあり、とても満足させていただきました❗️
一夜城🏯見学の際に注意していただきたいのは、足元が良くない→滑りやすい場所や、マムシ🐍が出る場所があるようですので😱💦、看板もありますが、気を付けて下さい😅💦
タクシー🚕の場合は、小田原駅から約15分で約¥2,000 、徒歩🚶♀️で向かう場合は、箱根登山線「入生田(いりうだ)駅」から徒歩約60分(約3.1km)、JR早川駅から石垣山農道を経て徒歩約50分(約2.9km)とパンフレットに書かれてあります✏️ ...
Read moreThis is one of my favorite places to take my dog for a walk. The views are stunning. There is a public toilet at the top. There is a nice large piece of grass, perfect for your kids to play, or even your dog.
Please be sure to pick up after your dog. There seems to be a significant amount of time invested to make this place look as well kept.
If you're hungry after, there is a shop across the street where you can buy some sweets and...
Read more石垣山一夜城もしくは、太閤一夜城と呼ばれる石垣山城。
・天正18年(1590年)豊臣秀吉公の小田原征伐の際に小田原城から西方3キロの笠懸山の山頂に構築した城で、豊臣秀吉公は北条氏の本拠地である小田原城攻略のために全国の諸大名15万の大軍を動員して包囲し、また小田原城を見下ろす山上に城を築きました。 以前の歴史の教科書には、張りぼての城というイメージが強いこの城ですが、実は石垣、櫓、天守閣を備え、関東で最初に造られた総石垣の城で、本格的な近世城郭だったことが明らかになりました。
・穴太衆 近江国(現在の滋賀県)の穴太衆(あのうしゅう=石工の技術者集団)が約3万〜4万人を動員して、4月〜6月下旬までの80日の突貫工事で築城され、完成後に周囲の木々を伐採したため、北条氏にはまるで一夜にして築城したかのように驚かせ、戦闘意欲を喪失させる効果がありました。
・伊達政宗 奥州(現在の東北地方のこと)最強と言われる伊達政宗公が白装束で豊臣秀吉公に拝謁したというエピソードがありますが、実はこの時はまさに石垣山城を造っている最中だったと言われています。
・築城者 諸説ありますが、石垣山城の形状が豊臣秀吉公が行った朝鮮出兵時に、前線基地の肥前国(現在の佐賀県)にあった名護屋城に非常に似ていることから、黒田官兵衛であったことが推測されています。
・参集した諸大名 徳川家康、織田信長の子の織田信雄(のぶかつ)、織田信長の弟の織田信包(のぶかね)、蒲生氏郷、羽柴秀勝・秀次、宇喜多秀家、細川忠興、池田輝政、堀秀政、長谷川秀一、丹羽氏重、木村重慈、長宗我部元親、九鬼義隆、毛利輝元、そして伊達政宗。
実際に登ると、山城なので結構足腰にきますね。下から登る方はハイキング仕様の装備で来た方が良いと思います。
アクセス JR東海道本線・湘南新宿ライン・上野東京ライン、早川駅から徒歩40分、タクシーで10分。
箱根登山鉄道鉄道線、入生田駅から徒歩40分。
土曜日、日曜日、祝日限定で小田原駅バスターミナル1番乗り場より、小田原巡回バス「うめまる号」で直通で20分。 1日フリーパス券500円。1番乗り場でも購入可。またはバスターミナル1番乗り場隣の箱根登山バスのチケット売り場でも購入可能です。土日祝日は朝9時から開いています。
自家用車やレンタカーでお越しの方は、箱根ターンパイク方面に石垣山一夜城の看板を目印に農道を上がって来てください。一夜城ヨロイヅカファームの駐車場が石垣山一夜城歴史公園...
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