御前埼灯台は、静岡県御前崎市御前崎の最南端にある白亜の塔形をしたレンガ造の大型灯台で御前崎市のシンボルです。日本の灯台50選に選ばれているほか、歴史的・文化的価値の高さから、Aランクの保存灯台に指定されています。
百三十余年という長い時を、強風や地震等の被害にも屈せず、美しい姿を保ちながら海の安全を見守っていますが、天気が良ければ、伊豆半島、富士山、南アルプス、遠州灘と360°静岡を体感出来る絶好のロケーション。『御前崎(おまえざき)』に設置されているが、灯台名は『御前埼(おまえさき)』となってます。
昔から遠州灘は航海の難所で、この沖の岩礁で座礁、難破する船も多かったことから、1635年徳川幕府によって『見尾火燈明堂』が作られたのが始まりで、その後1871年に旧幕府が建造した軍艦が座礁したことを明治政府が重要視、イギリス人技師の監督のもと、僅かな年数で西洋式の灯台に生まれ変わりました。太平洋戦争時にはアメリカ軍による艦載機と艦砲射撃によって、レンズや灯器が破壊され、灯塔にも銃弾を浴びて損傷しましたが、戦後復旧工事が行われ、建設当初のレンガ造の灯塔を保ったまま美しい灯台に復元されました。2009年には日本国近代化産業遺産に認定されましたが、木下惠介監督、佐田啓二、高峰秀子主演の映画『喜びも悲しみも幾歳月』の舞台となり、ロケが行われたことでも有名ですね。
写真愛好家には撮影スポットとしても有名で、日中は青い空や青い海が白亜の灯台との美しいコントラストになり、夕暮れ時にはマジックアワー中で白亜の灯台が良く映え、す夜にはライトアップの中で浮かび上がる幻想的な灯台が撮れます。ライトアップは毎日、日没から22時まで行われています。
日本の灯台は3,151ありますが、一般公開(有料大人200円、小人無料)されている登れる参観灯台はたった灯台16基、そのひとつが御前崎灯台、らせん階段を上って展望デッキに出ると、大海原が広がり、雄大なパノラマを体感出来ます。天気が良く空気が澄んだ日には伊豆半島、南アルプス、富士山も見える絶景です。そして参観灯台のうち、富士山が一番大きく見えるのが御前埼灯台、2016年の大規模な改修ではらせん階段の途中にレンガ造りが分かる小窓が新設されました。内部のレンガ構造が見られるようになったのは戦後初だそうです。日本で数少ない登れる灯台で、富士山が一番大きく見える御前崎灯台、是非参観する...
Read moreFor just 300 yen, you can ascend the staircase that leads to the stunning viewpoint at the top. The panoramic view of the coastline is absolutely breathtaking, with shimmering waves lapping against the shore. However, be cautious if it’s a windy day, as the heights can feel a bit daunting, adding an element of thrill to...
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