奈良時代の街道の面影が残る唯一の場所ではないかなと思います。 各街道は時代とともに開発されていきますが、旧東山道(中山道)と周り地形の起伏をもって、壬申の乱にクローズアップされた当時の様子を想像することができます。
ここが関東と関西の境の関であり、近くには大海人皇子が兜を掛けたと伝わる場所もあります。 関ヶ原の戦いの徳川家康最初の本陣も、壬申の乱の際に大海人皇子が桃を配って勝利したという伝承にあやかった桃配山からスタートしています。 この場所に行くことで、関ヶ原の戦いの理解もそこそこ深まる気がします。
中山道と北国脇街道と伊勢街道が交差する関ヶ原という山に囲まれた小さなエリアで、日本史の明暗を分ける戦が3回も行われたことは、歴史好きには相当に感慨深いものがあります。 関ヶ原自体も、不破の関跡...
Read more不破関の変遷が時系列に図解されておりわかりやすい展示になっています。柵に囲まれていただけなのが土塁が築かれ、やがて廃止される... でも要衝としての土地の重要性は変わらない、そんな内容が頭に入ってきやすいです(関が原歴史民俗資料館も併せて見学しておけばなお理解が深まります)。 壬申の乱についての解説も行軍ルートが地図上に日付とともにわかりやすく表示されています。 小さな資料館ですが丁寧な展示内容だったと思います。 そういえば宇喜多陣跡から移動中に不破関北限土塁の案内がありましたので寄っておりましたが、なんとなく盛り上がった状態だけの印象でした。しかし、こちらの資料館で大きなパネル(というか壁と扉全体を使った展示で、たぶんスペースがなかったんでしょうね。苦労が感じられます)で解説されて...
Read more壬申の乱の展示がやっていて、先月から倉本一宏著「壬申の乱」を読んでいたので来館。 駐車場、トイレは資料館すぐ前にある。 料金は110円。 展示は付近で出土した土器や和同開珎などで説明付きの系図で人間関係を分かりやすく紹介したりしている。 不破の関跡は資料館から徒歩ですぐのところにある。 関ケ原というと関ケ原の合戦のイメージになりがちだが、古代からの要所で壬申の乱に果たした役割の観点から見ることが出来る。 その他、食について雑煮の丸餅、角餅の境目や、麺の味が関ケ原辺りで分かれるなどの解説も楽しかった。 また資料館の裏側から解説を読みながら歴史の舞台の跡地を見るのも楽しいの...
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