とても思い出深い場所です。 2021年6月20日に、当時92歳の私の祖父が陸奥記念館に行きたいと言っていた為、広島市内から高速で向かいました。 道中、歳のせいで粗相をしてしまったりして、Uターンも考えましたが、年齢的に最後になるかもしれないと思い、着替えてもらいながら到着しました。 杖をついて歩くのはしんどいと思い、車椅子を借りて館内を見て回っていると、外の砲台も見たいと言い、車椅子は流石に館外は無理だろうと思い、館長さんに聞いてみました。 すると、快く使ってくださいと言っていただき、車椅子で砲台や、船首など、祖父が満足するまで見て回りました。 車椅子無しでは、とても見て回れませんので、とても助かりました。 館長さん、その節はありがとうございました。 祖父のその後ですが、来館から2ヶ月後の2021年8月に脳梗塞で寝たきりになり、2021年10月の祖父の誕生日直後に93歳で亡くなりました。 ホントに行っておいて良かったと思うと同時に、館長さんの対応のお陰で心置きなく見学が出来たと思います。 祖父は、年齢からわかるように、大東亜戦争経験者で戦艦日向に通信兵として乗った事、暴力が当たり前に振られる時代だった事、ここでは言えないような、悲惨な現状を目の当たりにした事など、幼少期から色々と苦労を教えてもらいました。 祖父にベッタリだった為、未だに悲しみは癒えていませんが、そんな時に祖父の言った言葉が頭をよぎり、悲しみを楽にしてくれます。 その言葉は、「人間は死ぬのが運命、悲しむ事はありゃあせん」言葉は少ないですが、とても気持ちが楽になります。 祖父は、常に言っておりました。 戦争は絶対にしたらダメじゃ。 爆撃を受けて、ボイラー室で爆発が起き、高圧の蒸気で人間が蒸される、爆風で飛び散る、それが現状です。 その他にも色々伝え聞いておりますが、誰でも見れる公共の場なので割愛させていただきます。 なお、万が一御気分を害された方、申し訳ありません。 しかし、これが戦争の現実です。 そして、一種の洗脳とも言える、お国のために死ぬ事は名誉で、全く怖くなかった。 祖父の経験談です。 戦争が起こっても気にしない人もいれば、起こってほしくない方もいますが、戦争が起こると人生が狂ってしまいます...
Read moreGreat historical museum with lots of large fixed artifacts. Adjacent to a quaint little beach with beautiful views of the seto inland sea. Free to park and enjoy. Wonderful fishing point with shelters to...
Read more1943年(昭和18年)6月8日に広島湾沖柱島泊地に停泊中、大爆発を起こして沈没し乗員1,474人中生存者353人という未曾有の大惨事を遂げた戦艦陸奥の記念館です。長らく海底に沈んでいましたが、1971年に苦難の末引揚げられました。
現代で連想する日本を代表する戦艦と言えば大和と武蔵だと思いますが、大和の就役前の戦前の旗艦と言えば長門と陸奥です。陸奥は1921年(大正10年)竣工、排水量39,000トン全長224m最大速力25ノット主砲41センチ砲を備え、長門とともに建造当時世界最大級でワシントン軍縮条約の引き金となった戦艦でもあります。戦前長らく広く国民の親しまれ、海軍の象徴でもありました。 爆発沈没の原因は公式には原因不明だが人為的であるとされていますが、爆発前の陸奥では窃盗事件が発生しており、事情聴取予定だった被疑者が弾薬庫に放火した説が有力視されています。
記念館の収蔵品は引揚げられた遺品や亡くなった船員と家族の手紙や、陸奥に関しての資料や模型が展示されています。1時間あればじっくりみることができます。小さいですが図書も所蔵されており、海軍や戦艦に関する書籍を閲覧することができます。お土産は陸奥に関するものはポストカードなど限られたものですが、山口県特産の食べ物がそれなりに販売しています。 広島市内から車で2時間ほどの周防大島の奥地なのでなかなか気軽に立ち寄れる場所ではないですが、...
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