三井田川鉱業所伊田坑の跡地であり、およそ100年前に建設された立坑櫓、および煙突と用品の数々がほぼ当時のまま(櫓は登ると危険なので整備階段の低い部分だけは切断)保存されている。
あまり時間がなかったので、今回は記念館には入らなかったが、それでも往時をしのぶものの数々を見ることは出来た。駐車場から入って最初に目を引くものは、炭鉱夫の男女の銅像で、その次は数々の線が刻まれた石碑だろう。この石碑は塵肺をめぐる犠牲者と訴訟、今なお生き続ける患者を記念するもので、表面に刻まれた溝はおそらくその数を表している。
ここでもっとも目を引くものは、やはり立坑櫓で、その根元には当時使われていたエレベータのゴンドラが置かれている。このゴンドラ二階建て構造になっていて、上は床に手すりが付いているだけだが、下にはトロッコ用のレールが敷かれている石炭・人間両用のもの。
記念館の裏手には蒸気機関車9600型・59684号機が保存されていて、今からちょうど100年前の大正11年(1922年)に完成した585両目の9600となる。もちろん筑豊の石炭積み出しのために使われていたもので、田川には他にも保存されている機関車がある。塗装の上からでもわかるほどの錆だらけだが、いまなお微かに機械油の匂いを放っている。
機関車の近くには坑道で使われていたレールカーなども置かれていて、詳しく見るためには記念館に入...
Read moreI was able to learn about the hardships of the people who supported Japan's economic growth.Also,You can learn from a geological perspective why coal was...
Read more石炭記念公園は田川市の代表的な公園のひとつで、三井田川鉱業所伊田坑の跡地に整備され、平成17年に現在の形に整備されています。 公園内には田川市石炭・歴史博物館があり、日本初の世界記憶遺産となった山本作兵衛氏の炭坑記録画・記録文書等が保管され、炭坑文化資料や歴史資料が展示されております。また、国登録有形文化財に指定されている伊田竪坑櫓(たてこうやぐら)と伊田竪坑第一・第二煙突は、築造当時から位置を変えずに歴史遺産として残されています。 毎年11月の第1日曜日とその前日には、石炭記念公園を会場に「TAGAWAコールマインフェスティバル~炭坑節まつり~」が開催され、多くの人で賑わいます。 公園内には広場や複合遊具等も整備されおり、お...
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