境川遊水地公園を訪れた日は、最初から少し不思議な気持ちでした。東京に住んでいると、川が氾濫したらどうなるんだろう、という心配はいつも頭の片隅にあるけれど、実際にその対策としてこんなに広大な遊水地が整備されているのを目の当たりにすると、人間の知恵と自然の力を同時に感じるような場所だなと思いました。巨大な窪地がいくつも連なっていて、まるで隕石が落ちた後にできたクレーターのような景色。ここが洪水時には水をためて街を守る役割を果たしているなんて、日常生活では想像できないスケール感です。普段は公園として自由に開放されているのも面白くて、地域の人たちが犬を散歩させたり、自転車に乗ったり、子どもが水遊びしたりしている姿を見て、機能的でありながら暮らしに溶け込んでいる場所なんだなと感心しました。
最初に歩いたのは今田遊水地のあたりで、芝生が広がっていてテントを張る家族や、ジョギングをしている人たちがいました。とにかく空が広い。周りに高い建物がほとんどないので、遮るもののない青空の下にいると、自分もすごく解放された気持ちになります。夏の日差しは確かに強くて、木陰が少ないのは少し厳しいけれど、そのかわり風がよく通って、川沿いを歩いていると涼しさが心地よかったです。相鉄線の高架下が唯一の確実な日陰スポットらしく、そこにはベンチもあって休憩している人が集まっていました。都市と自然とインフラが一緒に重なっている景色が、なんだか横浜らしいなと思いました。
境川の流れをたどりながら散策していくと、ビオトープが整備されている場所に出会います。ここでは水辺の植物が生い茂り、鳥の声が絶えず聞こえてきました。カワセミが時々現れるという話を聞いていたのですが、私が行ったときも青い羽をきらめかせて川面を横切る姿を見られて、思わず声を上げそうになりました。日本に来てからバードウォッチングの趣味を持つようになったのですが、こういう場所だと自然に鳥と人の距離が縮まって、カメラを抱えた人たちが真剣な顔で待ち構えているのも印象的でした。鳥だけじゃなくて、川には鯉や小魚もいて、子どもたちが水辺に降りて虫や生き物を探して遊んでいる姿はとても微笑ましかったです。
この公園の特徴は、ただ広いだけじゃなくて、スポーツやサイクリングにも適していることだと思います。芝生広場では少年野球やサッカーをしているチームがあって、テニスコートも整備されているので大人から子どもまで使える環境が揃っています。境川サイクリングロードの途中に位置しているので、ロードバイクに乗っている人たちが休憩のために立ち寄っていて、サイクルスタンドや自販機、トイレがきちんと整っているのも便利でした。東京から江の島までサイクリングする人にとっては、まさにオアシスのような存在なんだろうなと感じました。特に夏場は水分補給が欠かせないので、ここで冷たい飲み物を買ってベンチで休むだけで、...
Read moreThe Sakai River Yusuichi park has a "biotope" estuary, and they have been protecting birds and fish there. There's a nice gravel running track around a soccer field, and it's just a great place to come walk around. Or jog around, in my case. The "sagimai" suspension bridge is pretty cool too. You will know it...
Read more2023.2.16 1ケ月振りに公園を訪れた。 境川遊水地公園も、ほぼ完成形になりこれからが良い公園になるか、単なる遊水地になるかの岐路に来た。境川を中心に池も出来た、葦原や木々も成長してきた。しかし、神奈川県は遊水地としての管理はするものの、多くの野鳥が飛び交う公園にするつもりは無いだろう。現に、公園の規模に比べて、野鳥の数が極端に少ない。ビオトープと称して、自然の成長を見守るエリアは設けられているが、まだまだ打つ手が少ない。或いは、草刈り以外の手立ては打っていない。遊水地であるから、大雨被害を軽減出来れば充分である。が、日本人の自然と付き合う、向き合う姿勢は、欧米に比べれば未成熟だろう。単に公園に遊びに行くだけではなく、少し手を差し伸べ、自然が自然らしく育まれる手助けをお願いしたい。お菓子の袋をひとつ拾うだけでも充分だと思う。 (以下以前の口コミ) 春は、野鳥が少なくなる季節。そんな中で元気なのがキジ‼️ゴジュケイも見られるかな。カワセミも一生懸命子育て中だろう。 ここも、秋から冬にかけて川鵜が集団でやって来て、小魚を残らず食べてしまいます。鯉も多く居るのですが、川鵜は鯉もひと飲みで食べてしまいます。夏になると、水草が水面を多い、環境が悪化します。2017冬は、鴨類が前年に対して大幅に減少しました。 管理棟を境に、二つ池がありますが、北に位置する下飯田ビオトープ側に多目的グラウンドとテニスコートがあり、俣野ビオトープ側に少年野球場がある。駐車場は、管理棟前と下飯田、俣野各々のグラウンド前にある。トイレ、自販機もあり、シャワーもオンシーズンには使える。 時間の管理が厳密なので、車を置いて閉園間際もたもたしていると出れなくな...
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