正直、ここまでの老舗旅館に泊まったことがなかったので、内心何に期待していいのか戸惑いながらの宿泊でした。なんでも創業が江戸末期あたりだそうな。友人にすすめられて、絶対行っておくべきということで予約を入れたんですが、これが大正解でございました。||女将さんにいろいろと案内してもらったんですが、いやいや老舗旅館というところは、さらりといろいろな逸話が出てきます。大正天皇が宿泊されただの、昔の掛け軸にこの宿の絵が水墨画で描かれているだの、歴史上で有名な日本画家がデザインした客間があるとかね。実際に、その掛け軸と客間は見ることができなかったんだけど、正直すげえです。一言で言うと全体の印象は明治っぽいと感じましたかね。ところどころに見所や小さな発見があったりと、いろいろ楽しませていただきました。||たたずまいや壁、柱、ガラス一枚、すべてに歴史を感じることができていい感じ。||特に敷地内にある茶室が昔のままひっそりと建っております。超いい雰囲気で、しばらく見入ってしまいました。必見です！！！||紅葉がとってもきれいだったんですが、春は桜景色も楽しめそうなくらい、桜の木が植えられていました。あ、千歳楼だけに、春が本命なのかな？||料理は味、ボリューム、盛り付けもとても満足できました。特に僕的には飛騨牛がめっちゃ柔らかくて、美味くて、めちゃ気に入りました。||あと、みなさんの丁寧な接客が超好印象でした。はじめてなのに、かわいい感じの若女将も気さくに話してくれまして・・・。格式が高いから、とっつきにくいんだろうなと思っていたのは、とんだ先入観でした（ごめんなさい・・・）。||今回は仕事で来たんですが、今度は家族を連れてもう一度寄せてもらおうと思います。春かな？？||いや、本当にいいところを見つけてしまいました。||千歳楼のみなさん、大変お世話になりました。ありがとうございました。||これからも、がんばってください。