JR南小谷駅から路線バスに乗り、雨飾高原バス停で下車。 (運賃¥850 現金のみ)
バスは途中の戸石で終点になるバスもありますので、ご注意を。
徒歩で道なりに坂を上がり、約5分で到着します。
雨飾荘に向かう道中で、共同の温泉露天風呂があります。 こちらには、ボディソープやシャンプーなどはありません。(夜21時まで)
受付で手続きを済ませ、部屋の鍵を渡されます。鍵はオートロックではなく、MIWA鍵のような扉の鍵穴に差し込んで回すタイプの鍵です。
受付後方のロビーの茶処で、ウェルカムドリンクとして地元の牛乳がセルフで飲めます。 チョーヤの梅酒のCMソングではありませんが、さらりとして飲みやすく美味しいです。
部屋の設備アメニティなどは、おおよそ揃っていると思います。 トイレ(ウォシュレット)、テレビ、冷蔵庫、電気ケトル、 お茶セット(急須、お茶、湯呑み、コップ)、冷水(雨飾山麓の湧水)、 洗面台、鏡台、歯ブラシ、タオル、バスタオル、浴衣、ヘアドライヤー、靴べら・・・等々。
部屋に置いてある館内履きは、スリッパではなく鼻緒がある雪駄です。 雪駄に合うように足袋ソックスも浴衣やタオルと一緒に部屋に用意されています。 また夜に外への散歩をされる宿泊客の為に階段の踊り場にランタンが用意されています。 このような宿のさりげない気遣いに好感が持てます。
浴衣は、サイズが合わなければ、セルフで受取れるように廊下に各サイズが置かれています。(色柄の浴衣もあり)
髭カミソリは、使いきりのシェービングジェル付きで、浴室の脱衣場に置いてあります。
自販機は、ソフトドリンクしかありません。アルコール飲料を飲まれる方は、売店で購入するか食事の時の注文となります。
売店は小規模で品数が少なめです。 アルコール類は、ビールや日本酒の販売はありますが、ワインはありません。
温泉大浴場は、男女別で内湯と露天風呂共に源泉かけ流し。 泉質は、炭酸水素塩泉。洗い場は6つ程あります。(朝9:30まで利用可能) 湯上がりは、肌がすべすべします。美肌にも効果がありそうです。 心身の疲労が温泉で治癒しそうな雨飾温泉は快適で心地良いです。
夕食は18時か18:30のどちらかを選びます。 食事のプランはいくつかあります。 私は、山菜プランに馬刺しを追加して、飲み物は北アルプスのビールを注文しました。
夕食 ◯山菜プラン ¥21,550 ◯馬刺し ¥2,000 ◯ペールエールビール...
Read moreI stayed at Amakazari-so and was completely satisfied with everything – the seasonal kaiseki cuisine, the traditional yet cozy Japanese-style room, and the relaxing hot spring. The meals were beautifully presented and delicious, the room offered a calm atmosphere with a wonderful view, and the onsen was perfect for relieving daily fatigue. The staff were also very kind and attentive. It was a truly satisfying stay, and I would love to...
Read more【地元愛ある食が出る山奥の宿…】
今日は長野県小谷(おたり)村の山奥、雨飾山にある「雨飾荘(あまかざりそう)」に宿泊…。
ネットに出ている写真とは内観も外観も違って、より鄙びているけど、それも趣あり。露天風呂が気持ち良いので、全然オッケー。 食事も「焼き岩魚(+1100円)」をオプションでつけてちょっぴり贅沢に。
まずは食前酒で用意された「梅酒」をいただき、その後「生ビール」へ。
食事は地元食材の「前菜」から…『蓮根の土佐煮』、『瓜科のユウガオの味噌炒め』、『焼き茄子のゼリー寄せ』…手は込んでいるが家庭的な味。
『小谷野豚の生ハム』、『生ハムと洋梨のジュレソース』、『野菜のキッシュ』…地元の豚肉生ハムのもてなしはなんだか嬉しい。
続いてお造りは、山の宿らしく「岩魚の姿造り」…わさび醤油でいただく、天然モノではないようだが、ちゃんと美味い。
「岩魚の塩焼き」…うん、これも養殖物だけど美味しいぞ。
蒸し物の「山ウドの茶碗蒸し」…優しい味、山ウドの少しの苦味がアクセント。
「岩魚の頭と骨の唐揚げ」…カリッカリとまでは行かなかったが、カラリと揚がっていて頭から尻尾まで塩味で美味しくいただけた。
「シナノユキマスの醤油麹焼き」…発酵食をあまり感じないくらいに素直に楽しめる。
「白馬豚角煮」…脂が甘いのと、ほろほろ溶ける柔らかな肉塊。なかなか美味しい。
「信州プレミアム牛の陶焼」…サシも適度に入り、美味しい肉。岩塩や山葵醤油でいただく。
〆のひとつ目は「小谷産手打ち椀蕎麦」と「天ぷら(そうめんかぼちゃ、蔓草)」…天ぷら付き冷たい蕎麦をこれもわさびと蕎麦つゆでいただく。手打ちで、蕎麦風味も喉越しも良く、なかなか美味しい。
〆のふたつ目「小谷産コシヒカリ」+「香の物」+「ネギを具にした信州味噌汁」、…少しだけ、そのままご飯とお新香と味噌汁でいただき、その後、軽く干された岩魚とあられをご飯に乗せて、出汁茶をかけてお茶漬けにしていただく。…なんだか、落ち着く。日本人を感じるなぁ。
そしてデザートとして「水菓子の赤い果肉のメロンと杏の自家製シャーベット」…全体のコースが落ち着く美味しさ。
めちゃ美味しいというより、どれもこれも地域食材に焦点を当てた地元への愛ある郷土食豊かな夕食で、ちゃんと美味しくて嬉しい。
部屋の冷蔵庫には湧き水がそれなりの量、入った容器がふたつ用意されていて、自然の水の美味しさもウリのひとつ。
秘境、秘湯、湧き水、鄙びた宿、岩魚の姿造り、岩魚の塩焼き、白馬豚、信州プレミアム牛、小谷産手打ちそば、気持ちの入ったおもてなし…、このあたりがこの宿の強み。
秘湯とは…宿のすぐ隣の森の中に知る人ぞ知るの秘湯露天風呂があるけど、虻がたくさん飛んでいるらしいので、虻と相性の悪い僕はパス(かつて虻に刺されて2週間近く病院通いをして抗生物質の点滴を毎日のように打った経験あり)。
秘湯好き...
Read more