Dodaira Observatory “Stars & Green Creation Center” — Hotel in Tokigawa

家族5人で観測台ドーム内の宿泊施設に滞在しました。1日1組限定という特別な空間で、天体観測と宿泊がセットになったプランは、地元に住んでいてもなかなか体験できない、非常に貴重で優雅なひとときでした。5年ほど前にも星空観望会の日に予約しようとしたのですが、なかなか予約が取れないまま、コロナ禍で中止になってしまいました。最近になって自転車で登った時に、再開している事を知り、今回は予約する事ができました。設備の整ったキャンプ場エリアでBBQも楽しみました。ドーム内の専用キッチンには冷蔵庫や炊飯器、電気ポット、食器やガスコンロなど、食材以外は何でも揃っています。広いダイニングも貸し切りで使い放題です。お部屋やバスルームの窓からは、東京の夜景が一望でき、スカイツリーの姿までしっかりと確認できました。運良く星空観望会の日に予約が取れたのですが、当日は天候が不安定で、開催の可否が直前までわからずドキドキでした。観望会は、雨が降らず、且つ最低でも空の5割以上が晴れていることが開催の目安だそうです。今年は特に天候に恵まれず、3月以来の久々の開催だったとか。幸い、夜には空の状態がどんどん回復し、最高の天体観測日和になり超ラッキーでした。21時過ぎまで、係員の方の親切で丁寧な解説のもと、火星、かに座の中心星、M57リング状星雲、M13球状星団などをじっくり観察することができました。

宿泊中は、ドーム内のリビングでくつろぎながら、壁に掲示された天文台の歴史や新聞記事にも目を通しました。この場所は、東京大学の研究拠点として建設され、後に国立天文台の観測所として長年にわたり日本の天文学の発展に貢献してきたそうです。かつては、この地一帯に最先端の観測機器や職員施設が集まり、現在はキャンプ場として利用されているエリアにも、研究設備が広がっていたとのこと。当時は周囲に大きな街もなく、夜空が真っ暗で、天体観測に最適な立地だったそうです。首都圏からのアクセスの良さも、選定理由だったとか。 しかし時代が進むにつれ、周辺の宅地開発により「光害」が深刻化。また、ハワイ・マウナケア山頂に完成した「すばる望遠鏡」により、本施設は研究の第一線から退くことになりました。その後、しばらくの間は若手の天文学者育成の役割を果たしていたそうです。皮肉なことに、現在私たちが楽しんでいるこの美しい夜景が、閉鎖の一因になったというのも、なんとも不思議な因果関係や縁を感じました。

施設は2010年3月の閉鎖が正式に決定され、新聞記事にはすべての建物を解体し、土地を更地にして返還する予定であると書かれていました。ドームの91cm反射望遠鏡は名古屋大学が引き取り、ニュージーランドで分光観測用として第二の人生を歩むことになったそうです。 それでも、今日こうしてドームが保存され、元研究者の作業室が素敵なゲストルームに生まれ変わり、望遠鏡が現役さながらに稼働しているのは、多くの有志の方々の熱意と行動があったと想像します。ドームが開き、望遠鏡が「グォングォン」と音を立てながら星を追う姿は、まさに感動的でした。

観望会のあと、参加者やスタッフの方々が帰った後は、観測ドームや山頂広場は静けさに包まれ、夜景と星空を独り占め。言葉にならないほどの贅沢な時間でした。 翌朝は小鳥のさえずりで目を覚まし、誰もいない静かな山頂エリアを散策。山頂で家族と朝食を楽しんでいると、8時頃からバイクや自転車で登ってくる人々がちらほらと現れ、10時のチェックアウトの頃には、スカイダイビングの方や売店の営業などで、いつもの賑やかな雰囲気が戻っていました。

このドーム宿泊プランは、地元でも知る人が少ない“穴場”だと思います。気温は平地より7-8度低く、真夏日でも快適に過ごせます。ラジオやテレビなどで取り上げられれば、予約がいっそう困難になることは必至でしょう。隠しておきたい気持ちもありますが、この感動を独り占めするのは少し身勝手な気がして、投稿することにしました。 最後になりますが、素晴らしい体験を提供してくださった職員の皆さまに、心より感謝申し上げます。たくさんの問い合わせが寄せられ、忙しくなってしまったら……そのときは...

堂平天文台 星と緑の創造センターは、埼玉県ときがわ町に位置する施設で、自然や星空を楽しむことができる観光スポットです。このセンターには宿泊施設としてログハウスも用意されています。

ログハウスについて 宿泊施設: ログハウスは、天文台に併設された宿泊施設で、家族やグループでの利用に最適です。木のぬくもりを感じるログハウスで、自然の中での宿泊を楽しむことができます。 設備: 基本的な設備が整っており、快適な滞在ができます。天文台の近くに位置しているため、夜には天体観測を楽しんだ後、そのままログハウスに宿泊することが可能です。 自然体験: ログハウスの周りには豊かな自然が広がっており、散策やバードウォッチングなどのアクティビティも楽しめます。

アクティビティ 天体観測: 天文台では専門の望遠鏡を使って、星空観察ができます。夜空の美しさを存分に味わうことができるため、天文好きには特におすすめです。 自然散策:...

モンゴル式テントで1泊しました。 天文台が隣接しているので人里離れておりアクセスは悪いですが 、20分ほどで麓に降りられるので僻地という感じではなかったです。山道は白石峠から先が狭くなっていますが、天文台で道が終わりなのですれ違いはほぼ無いです 宿泊形態はログハウス、バンガロー、モンゴル式テント、テントサイトから選べるので選択肢の幅があります 屋根のある炊事場とテーブルも完備されており炭以外にもガスを使った調理も可能でした ログハウスと炊事場の辺りはWi-Fiも飛んでいるので通信も可能です モンゴル式テントは天井の中心部分が半分ほどアクリルで覆われていましたが、利用日は曇っていたので星空を見るという訳には行きませんでした。山頂の周りは木々がなく開けているため、朝は5時くらいから寝ていられないほどの明るさで強制的に起こされます。剥き出しのアクリルなので明るさの調整は出来ず、太陽にお任せになってしまうので注意が必要です シャワーやトイレがあるので不便なく滞在できて良かったです 敷地内のブルーベリー狩りは利用客もそれほど多くないからなの...