宮崎県宮崎市熊野の高台に佇む木花神社は、天孫降臨の神話を今に伝える静かで美しい古社です。御祭神は邇邇芸命(ニニギノミコト)と、その妃で桜の女神としても知られる木花佐久夜毘売命(コノハナサクヤヒメ)。境内には、妃が三皇子を出産した際、産屋の扉を閉ざして無事を祈ったとされる「無戸室(うつむろ)の跡」が残され、神話の舞台を直に感じられます。そのそばを流れる「霊泉桜川」は、産湯に使われたと伝わる清水で、江戸時代には飫肥藩主も愛飲したと記録があります。澄み切った水はやわらかく、参拝者の心を癒します。また、母と娘の再会を描く「桜川伝説」が残り、能楽世阿弥作『桜川』の題材にもなりました。四季折々の自然が彩る境内は、春は桜、新緑、秋は紅葉と美しく、どの季節も絵になる風景。歴史や神話が好きな方、宮崎のパワースポット巡りを楽しむ方には必見の神社です。
深掘り解説 邇邇芸命(ににぎのみこと)とは 邇邇芸命は、日本神話に登場する天照大神(あまてらすおおみかみ)の孫で、天孫降臨の主人公です。古事記や日本書紀によると、天照大神は高天原(たかまがはら)から葦原中国(地上世界)を平定するため、孫の邇邇芸命を地上へ派遣しました。これが「天孫降臨」と呼ばれる出来事です。
降臨の地と使命 邇邇芸命は、神々から授けられた三種の神器(八咫鏡・草薙剣・八尺瓊勾玉)を持ち、地上に降ります。降臨の地は宮崎県の高千穂峰とされ、そこから日本の国づくりの礎を築く役目を担いました。
木花佐久夜毘売命との結婚 降臨後、邇邇芸命は美しい女性・木花佐久夜毘売命(コノハナサクヤヒメ)と出会い、求婚します。父神・大山祇神は姉の磐長姫も一緒に嫁がせようとしましたが、邇邇芸命は容姿の美しい佐久夜毘売だけを迎え、磐長姫を送り返しました。このため、神話では「天皇家の命が永遠ではなく有限となった」と語られます。
無戸室の伝説 佐久夜毘売命が懐妊した際、邇邇芸命は「懐妊が早すぎる」と疑います。潔白を示すため、佐久夜毘売は産屋(うつむろ)の戸を閉ざし、火を放った中で三皇子(海幸彦・山幸彦の父など)を無事出産しました。この産屋跡が、木花神社の「無戸室の跡」として伝わります。
歴史的・文化的意義 邇邇芸命は天皇家の始祖神とされ、日本の皇統神話の中心人物です。その神話は宮崎県・鹿児島県をはじめ、九州南部の神社信仰や観光資源の基盤となっています。 私は、この木花神社は歴史的にも文化的にももっと注目されるべき神社だと思います。神話、湧水、伝説がこれほど一つの場所に凝縮されている神社は全国的にも貴重です。 町から離れ、歴代の権力者に政治利用されなかったため、今も当時のままの...
Read more木花神社 889-2151 宮崎県宮崎市熊野9507 祭神:日子番能邇邇芸命(ヒコホノニニギノミコト)、木花佐久夜毘売(コノハナサクヤビメ) 小高い丘の上にこじんまりと佇み、人の気配もない場所、ここが「日本神話」の中でも重要な場所だったのか?と不思議な感じが強かった。 産屋跡=無戸室の跡、産湯に使われた=霊泉桜川が残されているが「何だか全てが後付けの話」と云う感じである。 調べてみると、明治22年以前は日向(ひなた)の地の隈野村に鎮座、祭神「木花佐久夜毘売」は日本書紀では「吾田津姫」であり、古事記では「阿多津比売」とされている。 「日向神=ひなた神=海神、隈野=神の地、 無戸(うつ)=日神、吾田津姫=アタ=海神」 超古代の神は忘れ...
Read more御社殿は標高約40mの丘の上にあり 境内から東にひなた木の花ドーム 南に斟鉢山(くんぱち山)標高500.4mが きれいに見えます
見晴らしが良く綺麗に整えられています
⌘コノハナサクヤヒメと ニニギノミコトが祀られています
境内にはコノハナサクヤヒメが産んだ3皇子の産湯に使ったとされる「霊泉桜川」があります
丘の上にある御社殿には3ヶ所から上ります ①一の鳥居前の石段 ② ”霊泉桜川”前の石段 ③...
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