Men-ya Kuon — Restaurant in Kamisato

その昔、「くおん」という少年向けの漫画があった。少年が主人公で、隣に住む美少女とは幼馴染というよくある設定の甘酸っぱいラブコメディ。しかしストーリーは「お前ら二人がくっ付くんかーいっ！！」というまさかのオチを盛り込んできたものだった。もちろん打ち切られた。

さて、砂利敷きの広い駐車場付きの古めかしいラーメン屋の店舗を居抜きで入ったと思われる、こだわりを持った麺屋が、この”くおん”だ。つけ麺もどんぶり麺も両方ある。細麺、平打ち麺、太麺とメニューによって麺を分けている。麺の量は普通、中盛り、大盛り、替え玉と設定があるから複数人で来店しても好みの量で味わえる。

油こってり系ではなく、上品且つ深みのある味わいで、スープ割も含めてすべての汁を飲み干してしまいたくなる。迷ったら太麺のつけ麺がオススメ。なにせ、「中華麺なのに、コシが凄いんかーいっ！！」という、まさかのオチを盛り込んできているのだ。もちろん、打ち方と切り方に工夫があるのだろう。

食券などではなく、店員さんに声をかけてオーダーし、退店時に清算するスタイル。会計は現金のみ。

カウンター、テーブル、座敷と揃っており、昼時などは頻繁に客が入れ替わるところを見るに、地元でも評判の良い店なのだろう。店内特に段差は無く、片手杖の方なら十分楽しめる...

鶏白湯らーめん醤油 こってり　太麺　特製トッピング

麺 モチモチとした食感のストレート太麺。とろみのある鶏白湯スープを持ち上げすぎず、強いコシもある。味としてはスープとの相性は普通。

スープ 鶏ガラの旨み・野菜の甘みが、醤油の塩味で纏まった、とろみのある鶏白湯スープ。ベタっとした特徴的なコクもあり美味しいのだが、味の方向性は天下一品や来来亭などの鶏白湯と同じ。個性的なものは感じられない。

トッピング チャーシューは肉感が強いが柔らかい。若干豚の臭みがあるものの、程よく食欲がそそられる。塩味もちょうど良く、スープとの相性も良い。 味玉は半熟で中はトロトロ。中は冷たい状態での提供だったが、とろみのあるスープと冷たい卵は合っていた。 もやしは食感は良いものの、スープの味に完全に負けており、「ただのカサ増し」感を拭いきれていない。麺のモチモチ感を損なっているとすら感じた。 海苔は特筆すべき点無し。

全体としては、良くあるコッテリ系の鶏白湯ラーメン。もちろん美味しいが、チェーン店でも食べられる味なら、無理して食べに行く必要は無いかなという感じ。 このラーメンに魅力がないのではなく、最近のチェーン店のラーメンは完成度が高い...

国道沿いのラーメン屋さんですがいつも空いていて気になっていました。本日は数台車が停めてありカウンターに先客4名いました。

初来店、券売機システムを知らずにカウンターに座ってしまいました。入ってすぐの所に自販機があります。

味は本当に定番の中華そばという感じです。飛び抜けて美味しいというわけではないけど、安定の美味しさでした。自分は細麺にしましたが醤油味に麺がよく合いました。 初見なのに大盛り頼んだ自分が悪いのですが、麺とスープの量の割合が合ってないので、スープが少なく麺がほぐしにくいです。

餃子は皮が厚くてモチモチしていました。結構ニンニクが効いているので好き嫌いが分かれると思います。

店員さんは２人で、接客は必要以上に声を出すことなく丁寧です。それでいて、店員さん同士のおしゃべりもないのでカウンターで空いていても落ち着いて食べることができました。

空いていて期待していなかったけど(店員さんごめんなさい)、美味しいラーメンが食べられて満足しました。他にも変わったメニューがあったのでまた...