【体に優しい料理と温泉がたまらない】
鹿児島県霧島でお気に入り宿の「妙見石原荘」に久々に宿泊。3回目の訪問。 宿の方から「10年ぶりですね」と言われ、そんな来てないなら常連ぶる事は出来ませんね(笑)
大浴場で体を洗い、予約してあった川の脇の露天風呂(30分間で有料1000円)にゆっくり入る。ただここ数日の雨によって残念ながら濁流になってしまい、それを見ながらの入浴になってしまった。炭酸を含むお湯だからか、湯冷めもせずぽかぽか状態が続く。
無料のアイスキャンディを一本いただき、ホッとひと息。
本館に戻り、食事の時間19時にフロントへ。そこから地下の店まで(エレベーターで)誘導される。
「今月=水無月お献立」がテーマ。
まずは竹筒に入った食前酒の「磯自慢(何故か静岡焼津の酒?)」を手前にある素焼きの土器「かわらけ」の盃でいただく。スッキリした味わい。でも、何故静岡?
この後、ドリンクは「アサヒ熟撰生ビール(税込968円)を注文。…風呂上がりだし、冷たいビールがたまらなく美味い。
さて料理は【七菜】からスタート。 ❶「初夏を彩る七種の野菜」…目にも楽しい、色とりどりの野菜の前菜。ひと口ひと口ゆっくり楽しむ。 ①イチヂクに餡衣をかけてある ②焼きトマトの甘酢漬け ③ジャガイモの香り和え ④枝豆の共和え(枝豆に枝豆のペースト和え) ⑤カリカリ梅 ⑥ミョウガの田楽 ⑦鰹出汁の煮凝りに寄せほうれん草、
❷椀ものは「梅雨鱧」…お椀の中身は天草の鱧と生湯葉。 鱧は油の甘みと旨味で引き立てられ、生湯葉は鰹出汁に浸し、上から鼈甲餡そして山葵が掛けられている。なかなか美味しい。
❸「お造り」は以下二品。 ❸-①「出汁醤油と浅葱、生姜のかかった穴子の糸造りと本鰹の叩き」。厚切りの鰹は赤玉ねぎとカイワレとポン酢でいただく。
❸-②「芝海老としらす、ウニともずく」… 錦江湾の生の芝海老と鹿児島県の志布志のしらす。そしてウニとモズク」…上から土佐酢ジュレかかけられていて、混ぜながら一緒にいただく。酸味もしっかり、サッパリ味でなかなか美味しい。
❹「椀もの」 …クエの中骨を焼いたものからとった一番出汁に、クエの身が主役の具材。その横にあるゆっくりと炊いためちゃ柔らかい食感の冬瓜も美味しい。白髪ネギ、オクラ、吸い口には柚子の皮を細かく刻んだ『柚振り』。それもお出汁の味を豊かにしている。
❺「石鯛と白茄子」…客に提供する時間に合わせて炭火で焼いた石鯛。上には火を入れた青唐辛子、下には白味噌と青山椒を合わせたソース。 とろっとした鹿児島で採れた白茄子を揚げたものが、衣がカリカリで中身とろとろでめちゃくちゃ美味しい。ただし、中は下手すると火傷するほど熱いので食べる時は要注意。
❻「黒毛和牛焼きしゃぶ」… 鹿児島「黒毛和牛」を上に乗っているミョウガ、生姜、赤紫蘇の薬味野菜といただく。味付けは胡麻醤油で。少し濃厚な味噌っぽい味がして美味しかった。
❼「石川芋と新蓮根を具にしたご飯」 …ご飯は客への提供時間に合わせて炊いたもの。 鰹出汁で炊き、中に生姜も少し入っていて、ご飯だけでも味付けに深みを増している。 具材にはこのエリアで採れる走りの石川小芋。周りに米粉の衣を付けて揚げ、カリカリ食感で美味しい。中身はまったり柔らかな食感。 もう一つ具材には新物の蓮根。こちらはコリコリ食感。 焼き三つ葉の香り付けで、香りもご馳走に。 …やっぱり日本人でよかった、と思う瞬間。このご飯なかなか美味しかった。
最後の❽「甘味」は ①山芋を使用した『かるかん』に小豆餡。…山芋かるかんはふわっと軽やか。 ②「抹茶アイスモナカ」は京都の丸久小山園『青嵐の抹茶』を使用。…なかなか濃いめ濃厚なオトナの味。
地元食材を中心に使うテロワールにこだわりつつも、さりげなく、一品一品にひと手間をかける事を惜しまない料理が嬉しい。温泉も料理も心にも体に優しかった。嬉しいなぁ。
翌朝は朝食前に部屋についた内風呂でひとっ風呂。これも源泉掛け流し...
Read more妙味石原荘にあるレストラン。 あまりに美味しく感動。
・料理 シェフが拘った食材を丁寧に調理。刺身は熟成されていて素晴らしい歯応え。地蛸に感動。鱧、素晴らしい。 沢山あるいも焼酎も素晴らしい。 ・内装 とても手の込んだデザインです。個室ではないのにプライベート感があり、土の塗り壁、大きな岩などによって仕切られた席は、料理とあいまって忘れられない思い出になります。 ・サービス スタッフの皆さん、完璧です。細かな心遣いが料理の格をさらに引き上げてくれます。
総じて、何度も通いたくなるレストラ...
Read more妙見石原荘は 本当に良いお宿です 癒やしのお宿ですね ありがとうございます 食彩石蔵でのお料理も 本当に美味しいです! 連泊してもお料理は変更されてるし… 以前いってたところはほぼ同じ内容でした… 連泊で内容...
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