追記2025.07.28 ⭐︎サービス、空間面において オープン当初から足を運んでおりますが店内が臭うようになってきており、星を落とさざるを得なくなりました。 未だ改善の気配がなく、せっかくの美味しいラーメンの味を損なっている為、残念に思っております。 レビューを通して何とか店主様に伝わって欲しい限りです。
以下、訪問当時のレビューです↓
関西出身の私にとって「ラーメン」というジャンルは、もはや只の汁物ではなく出汁・タレ・香味油・麺・器・空間に至るまで全てにこだわったものこそが王道と言える存在であり、好みの店でありました。
神戸にきて4年。これまで様々なラーメン店を食べ歩きましたが、神戸ラーメンというジャンルは全く違う文化の発展を遂げているイメージです。 やや濁った豚骨臭の清湯スープにキレのある醤油カエシ、たっぷりの鶏油の下に隠された固めのストレート麺と熱々のスープ。ずっしりと味の濃い肩チャーシューと、箸休めのメンマ、たっぷりの青ネギ。 そして、ポイントとも言えるのが独特の胡椒。味覚をかき消す胡椒の渦・・・。
私は神戸ラーメンを否定も肯定もいたしませんが、ただ、私の舌には合わなかった・・・。
そこで美味しいラーメンを求め、行ってみたいなと思っていたので立ち寄った次第です。
結果、とても満足出来ました。幸せです。
では、それぞれの拘りポイントを見ていきます。
まずはスープから。
動物+野菜系清湯スープ自体が旨味の宝庫。 そこに合わせるのは重厚感を持たせる塩ダレ、醤油ダレ。これらが深みを持たせてゆきます。 さらに、スープにより深みを与える香味油がこれまた絶品で。油分はいささか多くても、口当たりはさらりとしていて、くどさがない。 この香味油がタレとスープの味わいを優しく紡いでくれることで、素材の味がより生き生きと表現されています。
プリプリの特注麺はリフトアップするたびに、小麦本来の香りを感じられます。 全粒粉の混ざった一切の縮れのないストレート麺。これが絶妙なゆで加減で、例えるならアルデンテのデュラム小麦パスタのようにパツっと切れる。素晴らしい出来映えです。よく見ると少し透けているのがわかりますか?熟成した麺ほど透けやすいと言いますが、丁度よい塩梅でツヤがあります。美しいですね。
次は具材にスポットを当てましょう。
丼鉢の天元には新鮮な白髪ネギと糸唐辛子。(現在は糸唐辛子→九条ネギに変わってます。) そしてすぐ左下を覗けばメンマが。 さらに、そのすぐ横には大きな丸ーい煮卵。 視点を一旦引くと存在感のあるトロリとしたバラロールチャーシューが目立ちます。 (現在はローストポークのように熟成感を楽しめる、低温調理ドルチェポークが主体です。稀にバラロールチャーシューが付いてきます。) チャーシューの上には、刻まれたゆずとフライドオニオンがあり、味の変化も楽しめます。
私的には特にメンマが美味しいです! しっかり塩抜きされた優しい味わいの材木メンマ。これは久しぶりです。 (現在はお味そのままの穂先メンマに変更されております。こちらも丁寧に処理されておりますので美味しいですよっ!)
今にもスープに溶け出しそうで食欲を揺さぶってくるチャーシュー達。 食感も味も、これまたお見事でございます。 柚子とフライドオニオンのハーモニーも、ネギのシャキシャキ感も、香り高い香味油も、箸休めの卵も甘味があってとても美味しい。
どれもがスープに合っておりました。 ああ、幸せ!!
満足だからこそ気になる他メニュー。 それが、醤油ラーメン・・・!
塩ラーメンの美味しいお店は、醤油もきっと美味しい。なぜなら出汁に拘っているから。
ということで。
再訪問時には醤油ラーメンも頂きましたが、やはり美味しかったです。
湯浅醤油のコク、キレあるカエシを合わせることで出汁の風味が一層わかりました。このスープは、もし香味油が入ってなかったら和食の料理のような繊細さがあります。
どちらのラーメンも良いので塩→醤油→塩・・・とルーティーンで繰り返したくなっちゃいますね、これは!
店内の内装は居酒屋と割烹の間のようで、非常に清潔感があります。 雰囲気は塩元帥や総大醤のように、活気があり、言葉が飛び交って湯気が立ち込める店内とは違いますが、これはこれで良いと思います。土地柄も落ち着きがあるので、知る人ぞ知る名店となることでしょう。
寡黙な大将にも、情熱を感じます。 ありがとう。 本当に美味しかったです。 ごちそうさまでした!
[追記]
☆再訪問3回目以降(2020年頃)より、店主自慢のドルチェポークが登場!ここまで臭みのない甘い味のチャーシューは今まで食べたことがなく、感動いたしました。
※ここからはその他のメニューをピックアップしていきます。
☆羅臼昆布水のつけ麺 (塩・醤油)
春先から夏にこそ食べて欲しいつけ麺。 お店自慢の特製麺を冷水で凍めて、羅臼昆布出汁に乗っけられて出てきます。 つるっつるの麺は噛めば噛むほど上品な小麦の味。付け合わせの沖縄藻塩とすだちを絡めたお店オススメの食べ方も提唱されており、こちらも試す価値は大きいです。 一通りの食材を味わったら、濃いめのつけダレに麺を入れて、ひと思いに掻き込む。途中で昆布水をつけダレに入れたり、〆をきスープ割りをして楽しみます。
欠点としては、食材が冷たい所以スープが必ず冷めてしまうところ。 そんな時は温め直して頂けますので、勇気をだして店員さんに声をかけましょう!
☆限定A 味噌ラーメン(2021初旬)
味噌ラーメン終了前に何としても食べておきたくて・・・!頂きました!
写真は特製トッピング+煮玉子有。 (特製トッピングには煮玉子が付いておりますが、忘れており煮玉子購入+特製トッピングしてしまい、玉子2個!(笑) ボリュームが凄いことになりました・・・。)
見た目のビジュアルはもやしや糸唐辛子が目立ちます。正真正銘、味噌ラーメンだという感じですね。 では、肝心のスープです。私は土佐味噌のようなイメージかと思っておりましたが、想像とは逆の北海道味噌を彷彿させる味わいで超HOT!でした。 さらに、ブーストとして山椒と唐辛子パウダーが溶け合い、炒めたミンチが加わっていることで、担々麺の味噌バージョンのような旨味、磁味深さが全開! こ、これは、凄い。。
ところで、ミンチがあるとライス食べたくなりますよねー! ということでライスも頂きました。これは、さすがに相性抜群でございます。
塩ラーメン屋さんの味噌ラーメンと言うことで、繊細さがあるかと思いましたが、男のロマン仕様に仕上がっており、楽しい一品でございました。ごちそうさまでした!
☆限定A...
Read more・板宿の星とでも称すべき店だったが2年ぶりの訪問で絶望。接客も味も堕落しきって目も当てられない状態に
評判の昆布水つけ麺をチョイス。「湯切りした麺をスープに浸して食べるのがつけ麺で水に浸かった麺なんてあり得ない」と思っていただけにどんな物かと思ったがこれがかなりハマってた。昆布水と謳うだけあって関西人好みの出汁が利いた風味と無化調の醤油系スープが混ざり合って重層的というか奥の深さを感じさせる味わいに。付け合わせの塩やすだちを加える事で更に奥の深さが際立つ。「水に浸かった麺を食べるのではスープが薄まるのでは?」と思われる方もおられるかもしれないが最後まで薄さを感じない上にスープ温め直しのサービスもあるので最後まで美味しく頂けた。接客も丁寧、店内も清潔感のあるお店なので女性にも入り易いかと。
追記 つけ麺が非常に美味しかったので後日ラーメン二種を頂きに訪問したのだけど、これがまた素晴らしい完成度。醤油ラーメンも良いのだが特に群を抜いていたのが塩ラーメン。店主さんは有名な「塩元帥」出身の方らしいが、ここまで完璧なコクを兼ね備えた塩ラーメンはちょっと珍しい。オリジナルである「塩元帥」を凌駕しているんじゃないかと思う程に食べた瞬間「モノが違う!」と感動するレベル。是非一度ご賞味あれ。替え玉も推奨。チャーシューが一枚オマケに付いてくる上にタレを振り掛けてスープの味が薄まらないようにしてあるなど気配りが行き届いている。
追記2 8月初旬に訪問。夏限定の「冷やしラーメン(950円)」をオーダー。調理に時間を食う代物らしく10分ちょっと待たされる。ガラスの器で提供されるなど清涼感抜群。
スープを一口してぶっ飛んだ。ラーメン、つけ麺とこの店の店長のセンスと技術に驚かされ続けてきたのだけど、これまた規格外。冷たいスープというから冷やし中華みたいな「ラーメンのまがい物」かと思ったら全く違う。間違いなく「極上の塩ラーメン」である。
魚介の旨味と塩ダレのパンチ力が完璧な調和を実現し、その上でラーメンと言うジャンルに不可欠なジャンク感、あるいはオイリーさを全く失っていない。以前食べたこの店の塩ラーメンと全く同等の深いコクが一口ごとに舌に響き渡る。
二種類のチャーシューに味玉、メンマとトッピングもすこぶる豪華で替玉をすれば胃袋もパンパンに満たせる(これも少し時間が掛かるので早めに注文する事を推奨)。店主の類稀なる才能を見せ付けた一杯。
追記3 3月に入ってから始められた限定メニューを頂きに平日10:50分に訪問。到着時は待ち客が一人だけだったが、僅か10分で8人程にまで列が伸びる……相変わらずの繁盛ぶり。
券売機の「限定A」で坦々まぜ麺を購入。ついでにライスも頼む事に、スタッフさんは「しめご飯つきますけど」と仰るがまぜそば系にライスは欠かせない。
12分ほどで提供。トッピングはレアチャーシューや味玉といった定番品の他にナッツや玉ねぎ、ミンチといった担々麺ではお馴染みのセット。底から掻き混ぜて食べると「少しだけ」辛い。この少しだけというのがミソで話題性優先の激辛なんかだと刺激はあるが旨味は感じられなくなり、結果として薄っぺらい味になる。
そんな単純な代物をこの店が提供する筈もなく、濃厚な旨味が感じられるほど良い辛さが麺によく絡んでスルスル入る。そしてナッツ・玉ねぎ・ミンチの三点セットは掻き混ぜた事でそれぞれの特徴的な食感が口の中でオーケストラを奏でる。
そしてサイドで頼んでいたライスが登場。濃厚な味付けの物は白いご飯で口の中をちょいちょいとリセットしながら食べ進めるのが正解。おかげで最後まで味に飽きることなく完食。まぜそば+白ご飯は絶対正義である。
追記4 約2年ぶりの訪問。大晦日の昼営業に突撃。10:45の着列で出遅れたかと思ったけどギリギリ一巡目での入店。相変わらずの大盛況。
特製醤油ラーメンと明太ご飯のセットを購入。混んではいたけど15分ほどで提供。一口目で「うん、これだ」となる相変わらずあっさりしていながら奥の深い味。しっとりとした食感のレアチャーシューも併せて堪能。
大晦日は休業する店が多い中で人気に胡坐をかかず、年内ギリギリまでラーメンを求めるお客さんに応えようと頑張ってくれるのが嬉しい。
追記5 約二年ぶりの訪問になったがまるでダメな店になっていた。
平日の18時前に訪問。雨の中待っていたが18時になってもオープンせず「変だな?」と思ってたら店主は3分以上遅れてようやく暖簾を出す始末で「遅れて申し訳ありません」の一言すら無し。
この時点でイヤな予感がしていたのだが頼んだ昆布水つけ麺が酷かった……スープを一口啜ったら「げっ」と言いたくなるほどカエシのカドばかりが悪目立ちした塩辛く、しかも以前の豊かな出汁の風味はまるっきり失われたペラペラな味で一口で「こりゃダメだ」と言いたくなる始末。
麺を啜ったら茹ですぎてデロデロした最悪の食感。追加トッピングした味玉は以前はトロトロだった黄身の部分が茹ですぎてカッチカチな上に出汁の旨味がまったく染み込んでいない単なる「ゆで卵」同然の代物。
悲しくなるほど出汁の味が弱いスープが冷めて来たので温め直しを頼んだら、温め直されたスープからは完全に出汁の味が失われて単なる「醤油を薄く溶かしたお湯」とでも称する状態に達し、とても食べられたものでは無い。
以前はラーメン不毛地帯の板宿における輝く星の如き存在だったが、オープンからわずか6年半で早くも堕落した模様。...
Read moreMy friend took me to this ramen restaurant since it was his favourite and to be honest I understand why. The place is calm and I enjoyed the jazz music, the staff was also very kind. The waitress that served us was really making sure that I was having a good lunch and it was so kind of her. Thank you! But the best part was the food! We ordered tsukemen and it was soooo delicious!! I strongly recommend it!! I can't wait to come again and...
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