中国料理龍宝 — Restaurant in Kyoto

山科の彼方、川田のバス停前に存在する、地元密着型と思われる中華料理屋さん。

私の自家から徒歩で約5分の場所。 しかし、なぜか40年間ほどスルーをしておりました。 日常の風景に溶け込みすぎていて、視界に入っても私の脳が認識をしなかったようです。

ある日、職場の人が『ここの定食類はコスパが高い』との、オススメの一言。 それで興味が沸いてきた私はGoogle信徒の皆様の口コミや、投稿写真を拝見して思ったのです。

春巻き(何故かやたらと貼られている)…旨そうだなぁ…と。

そうして、約40年目(多分)にして初めて龍宝さんへ単身、突撃を開始したのでした。

①回目の突撃 昭和感全開の店内。 人の良さそうな年配のご夫婦と思われるお二人が、お店を切り盛りされているようです。 そこで目的の春巻きと、餡かけ焼きそばをオーダー。 早速、手際よく調理を始めるお二人。 程なくして餡かけ焼きそばが到着。 おお、美味い。 しかし激熱で、スーパー猫舌マンの私は…あづァ！！ってなる。 それからしばらくして、お待ちかねの春巻きが登場！ 前もって予習はしていたとはいえ、私が普段イメージしていた春巻き、スプリングロールとは明らかに様相が異なる。 皮が薄いクレープ状の玉子焼で巻かれており、それをさらに揚げておられるようです。 それが8切れ。 …ふつくしい！ 実に食欲がそそるヴィジュアル！

では…早速一口。 ふぉぉ…！ コレは…コレはウマいでぇ！！ 揚げた卵の皮の食感に具材のタケノコのシャキシャキとした食感が絶妙にマリアージュ。 わりとボリューミーだけどガンガン食が進みやがる…！ しかし、中の内臓がブリュリュリュっとすぐに飛び出すので食べにくくはある。

②回目の突撃 孤高のボッチマンでも入店しやすいお店に感謝。 その日は天津飯と春巻きをオーダー。 天津飯は甘酸っぱいめの優しい味。 春巻きは相変わらずウマい！

③回目の突撃 肉と野菜の細切り炒メ(青椒肉絲)と春巻き、ライスをオーダー。 青椒肉絲はシャキシャキとしたタケノコと肉がベストマッチ。 春巻きのタケノコと被る。 しかし春巻きが旨すぎるので、何か問題でも？

④回目の突撃 鶏甘酢かけと春巻き、ライスをオーダー。 鶏甘酢かけは、酢豚の鶏ヴァージョン(多分)。 野菜のシャキシャキ感が美味い。 デュフフ…春巻きは相も変わらず、美味ですなぁ…！ 箸で春巻きの断面をガードしながらかぶりつくと比較的、内臓が飛び出しにくいことを発見する。

⑤回目の突撃 ぎょうざ、焼きめし、春巻きをオーダー。 餃子＆炒飯は安定、安心の味。 春巻きは…ホンマにもう…旨すぎてつらい。 前回、内臓が飛び出しにくい食べ方を発見したとはいえ、やはり飛び出すもんは飛び出す。

⑥回目の突撃 鶏の唐揚げ、ライス、春巻きをオーダー。 唐揚げは昔ながらの懐かしい味で、ウマい。 カラシを溶いた醤油をコレでもかとベッタベタにつけると尚、ウマし！ しかし、唐揚げのサラダと春巻きのサラダが見事にカブる。

⑦回目の突撃 チャーシュー麺、ライス、春巻きをオーダー。 チャーシュー麺は、これでいいんだよ！的な懐かしさがあり、ホッとする味。 思いのほかチャーシューの量が多かった。

⑧回目の突撃 その日の前日、某口腔外科にて抜歯。 みんな大好きロキソニンを飲んでもなお、痛い。 言うても食べなければ死んでしまうため、翌日、龍宝へ。 その日は海老チリソース、ライス、春巻きをチョイス。 月並みな表現だけど、海老チリはプリプリで歯切れが良く、美味。 しかしその日にかぎっての問題は…まさかの春巻き。 抜歯せいで噛み切りにくいったら、もう！ ゆえに内蔵をブチ撒けまくり、つつも…やっぱりウマいですなぁ。

⑨回目の突撃 その日は控えめに揚げそば、春巻きをチョイス。 揚げそばは以前食した餡かけ焼そばの揚げソバが揚げソバに変わったヴァージョン。 懐かしい、安心安定の味。

⑩回目の突撃 未だにコロナ禍が収まらぬなか、前回より9ヶ月ぶりの突撃。 今回はイカの唐揚げ、ライス、春巻きを。 イカの唐揚げはゲソやミミの部分はなく、胴体の柔らかい部分のみで構成。 9ヶ月ぶりの春巻きは、久方ぶりのためか… 内臓が出るわ出るわ、ブリブリ出やがる。 しかし、やっぱり旨し！

…そうして拙僧、幾度となく龍宝通いをして思ったのでございます。 全くもって修行が足りぬと…。 なんだかんだで飛び出す春巻きの内臓。 己の修練不足をこうまで露呈してしまうとは…。 しかし…いつか、遠いいつの日か…内臓をブチまけずに美しく食す日を… …と心に誓い、邁進する日々が続いていくのであります。

あ、そや…！ オススメの定食...

Googleで検索して美味しそうな春巻きを発見！let's...

バスから見て気になってた店。料理の値段は、過去の写真よりほぼ値上げになってた。 日替わりランチ750円を食べてみたけど、ボリュームはまあまあ。味は特に不味いものはなく、町中華らしい懐かしい感じ。白飯も良い炊き加減で良かった。 ここは、ご夫婦で営んでおられるもよう。客にあまり構わないようで、入店しても案内がなく、常連らしい客との話が盛り上がってて戸惑った。その後も料理の提供以外は何ら話しかけてこない。放っておいてくれるので、落ち着いて食べられた。 年季の入った店で、店内もいろいろ趣が。調味料もかたまり気味。レストランじゃないんだから、そんなもん。昭和を感じる。 13時半までセットメニューは100円引きらしいので、中華が食べ...