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万福苑 — Restaurant in Nagoya

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万福苑
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4 Chome-13-38 Yobitsugi, Minami Ward, Nagoya, Aichi 457-0014, Japan
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Japan, 〒457-0015 Aichi, Nagoya, Minami Ward, Iwatocho, 14−7 生簀料理喜久光 㐂久光
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Parikar
7-15 Shiodacho, Minami Ward, Nagoya, Aichi 457-0016, Japan
Kura Sushi Nagoya Meizencho
15-15 Meizencho, Mizuho Ward, Nagoya, Aichi 467-0852, Japan
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2-1 Shiodacho, Minami Ward, Nagoya, Aichi 457-0016, Japan
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Matsunoya Horita
11-6 Meizencho, Mizuho Ward, Nagoya, Aichi 467-0852, Japan
泉玉
2 Chome-13-9 Yobitsugi, Minami Ward, Nagoya, Aichi 457-0014, Japan
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1 Chome-46-3 Chikamatori, Minami Ward, Nagoya, Aichi 457-0071, Japan
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万福苑 tourism.万福苑 hotels.万福苑 bed and breakfast. flights to 万福苑.万福苑 attractions.万福苑 restaurants.万福苑 travel.万福苑 travel guide.万福苑 travel blog.万福苑 pictures.万福苑 photos.万福苑 travel tips.万福苑 maps.万福苑 things to do.
万福苑 things to do, attractions, restaurants, events info and trip planning
万福苑
JapanAichi PrefectureNagoya万福苑

Basic Info

万福苑

4 Chome-1-3 Oisotori, Minami Ward, Nagoya, Aichi 457-0048, Japan
4.2(119)$$$$
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spot

Ratings & Description

Info

attractions: Tobe Shrine, restaurants: 㐂久光, Marusasuisan Yobitsugi, Parikar, Kura Sushi Nagoya Meizencho, Ogi Sushi, Ebi Soba Hiiro, Bronco Billy Kasadera, Shinshindo Mizuho, Matsunoya Horita, 泉玉
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数年通っており、今日もランチで訪問しました。 妻はチャーラーのセット、私は天津ケチャップ炒飯と焼餃子をオーダー。天津ケチャップ炒飯は初めて食べたのですが、外見は完全にオムライスですが、味わいは全然違います。香味油で炒めた香ばしい炒飯に、ケチャップの口内全体に染みわたるような旨みと酸味が加わり、そして軽く焼き目の付いた卵の香ばしさを纏った天津のフワトロ感が押し寄せてきて、炒飯・ケチャップ・卵のまさに三重奏が無上の喜びを運んできます。三つの旋律は和して同ぜず、舌の上でそれぞれの音色を奏でては、やがて渾然一体となり喉の奥へとやわらかに消えてゆきます。さらに、実は炒飯の中には、鶏肉とは別に、サイコロ状のカリカリの叉焼と思われる小脇役がアクセントとなり、適度なパンチ力をも演出していました。これはまさに、洋食店でもお目に掛かれない、文字通り"天津ケチャップ炒飯"という新たなジャンルを確立してしまうかのような、他では味わえないoverwhelmingな体験でした。 これ以外も、基本的に何を食べても美味しいです。全メニュー制覇したわけではないですが、8割は到達したので、お約束できます。すべてを書くには、この余白は狭すぎるのです。そして極めつきは、店主であるお母さまと、その息子さまの接客です。これはもう言わぬが花、ぜひ直接訪れて、ご堪能下さい。 ※肝心の天津ケチャップ炒飯の写真を撮り忘れたので、写真は別のメニューのものです。 追記:最近は、カレー中華飯を食べましたが、こちらもまた異次元の絶品でした。ぱっと見は完全にカレーライスで、はじめの一口も「あ、やっぱりカレーライスか」と感じるのですが、すぐに自分の舌の鈍感さを悔いると共に、その感想を上方修正することになります。そのあとにそよ風のように訪れる味の奥行きと言いますか、味の広がり、町中華ならではの複雑なスープのコクと旨みが、舌から脳へ、脳から全身へと伝達され、そして喜びへと変換されます。まるで、1960年代に南米を席巻した"サッカーの神様"ペレ率いるサントスを、かのジャック・ティベール氏が「それは、決して醒めることのない白昼夢」と表現したように、スープの深い味わいと、カレー粉の豊潤な香り、そして口内でシャキシャキというリズムとともに乱舞する具材たちが、数秒間のコンサートを演じるのです。私はまさに、夢の中にいました。要するに、普通のカレーではなく、オリジナルの出汁が効いた旨みたっぷりのカレーということです。 肉天と麻婆中華丼も食べてみました。前者は豚のフィレ肉を丁寧に下処理して、衣にもフワフワ食感が出るような工夫が施された仕上がりです。お味のほうも、やはり衣に一味仕込んだ感じの味わいで、唐揚げや鶏天とも違う、他では食べたことのない一品です。麻婆中華丼は、名前からすると麻婆と中華丼の合体ということでどのような味付けか想像できなかったのですが、実物は塩味ベースの味付けに感じました。よくある鶏ガラや醤油の味でもなく、食材の旨みが凝縮されて、そこにシンプルに塩味を加えたような味わいのように思いました。また写真で分かる通り、所々具材に焦げ目が付いていますが、この絶妙な火の通し具合が、香ばしさを与えてお店の味へと変える職人技なのかなと思いました。なお、この日は裏メニューの四川麻婆豆腐をいけるか聞いてみたのですが、スパイスの仕入れ状況の都合で最近やってないとのこと。若干ショックでしたが、どういったスパイスが必要でなぜ最近できないのかも丁寧に教えてくれて(企業秘密レベルなのに)、とても誠実な印象を受けました。状況に目処がついたら復活します、とおっしゃっていたので、引き続き通い続けます。 四川麻婆豆腐と酢豚を食べました。前者は待ちに待った一品で、まだ数量限定で価格が落ち着いてないけれどそれでよければ、とのことだったので即決。調理の途中からすでにスパイスと豆板醤の良い香りが漂いはじめ、わたしの胃袋もスタンバイに入ります。着丼してさっそくレンゲを口内へ運ぶと、まず麻と辣の爽やかな刺激が一気に押し寄せたかと思えば、醤とスープの旨みやコクが、味蕾へ染み込むように儚く引いてゆきます。ややもすると、麻辣の奥深い辛さにより汗が滴りはじめ、出来立てのアツアツの温度と相まって、さながら幸せの滝のように汗が止まらなくなります。辛さに慣れはじめると、今度は豆腐や薬味の特長が優しく訪れ、先ほどまでのヘヴィメタルのような怒涛の刺激を中和するかのように、具材の確かな食感と味わいを伝えてくれます。まさに、「天府の国」と称される四川省の豊かな水と肥沃な大地が脳内に写像され、四川の歴史、人々の営みの熱気が、麻婆豆腐を通して伝わってくるようです。数分で完食しましたが、最後のひと掬いを口へ運ぶことを、これほど躊躇した料理は未だかつてありません。 四川麻婆豆腐(リピート)とニラ炒めの写真を投稿します。四川麻婆豆腐は、前回と少しスパイスを変えて、◯◯を入れたと教えてくれました(企業秘密レベルなので一応伏せておきます)。確かにそのスパイスの香りと味わいをかすかに感じます。また今回はあえて時間をかけて食べてみたのですが、しばらくしても香りや辛みが飛ばず、しっかりと油に移されており、最後までほとんど美味しさが変わらない仕上がりになっていました。重ね重ね、プロの技術に脱帽しました。ニラ炒めは、ニラの香ばしさとシャキシャキ食感がたまらなく、ビールが次々と進みます。さりげなく入っている玉ねぎと豚肉のお陰で、ニラに飽きることもありません。こちらもプロの火工技術をたっぷり堪能できる一品でした。
nagoya spanagoya spa
南区大磯通4丁目に昔からある町中華が
気になったのでランチで行ってきました。

店内はノスタルジックな昭和の雰囲気。

優しいお母さんと息子さんがやってますが
中京テレビ「キャッチ」の愛ラブ町中華で
放送されてからずっと気になってました。

ランチはお値打ちなセットがありますが…
今回は図々しくも初訪問で、テレビで見た
裏メニューの四川麻婆豆腐をお願いすると
心優しい息子さんが作ってくれました。

◆四川麻婆豆腐(800円)
◆ライス(200円)

4種の一味に10種類の香辛料を効かせた
辛いだけじゃなく、奥深く余韻のある味が
めっちゃ美味しいです!!!

完全に町中華のレベルじゃない味に感動で
ご飯とも相性抜群で最高でした。
今度はちゃんとランチを食べますね。

ごちそうさまでした。
R KR K
中華が食べたくて入店。 お店の前と南隣に駐車場あり。 店内はカウンター席のみになります。 席にて注文の後会計です。 パリそばと炒飯、餃子(八ヶ)を注文。 雰囲気のある町中華のお店です。 綺麗なお店ではないですが、お店の方は明るく良い感じです。 メニューはお値打ちで麺、飯、一品ものを楽しめます。 カウンター越しに手際よく作られる料理はとても食欲がそそられます笑 パリそばはカラッと揚がった太麺に濃いめの餡がかけられており、美味しくガツンときます。 炒飯はとても良い塩梅で香ばしく堪りません。 旨みの強いスープも付いてくるのは嬉しい。 餃子は手作りでいくらでも食べられる味付けになっており、とても美味です。 町中華が好きな方におすすめのお店です。
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数年通っており、今日もランチで訪問しました。 妻はチャーラーのセット、私は天津ケチャップ炒飯と焼餃子をオーダー。天津ケチャップ炒飯は初めて食べたのですが、外見は完全にオムライスですが、味わいは全然違います。香味油で炒めた香ばしい炒飯に、ケチャップの口内全体に染みわたるような旨みと酸味が加わり、そして軽く焼き目の付いた卵の香ばしさを纏った天津のフワトロ感が押し寄せてきて、炒飯・ケチャップ・卵のまさに三重奏が無上の喜びを運んできます。三つの旋律は和して同ぜず、舌の上でそれぞれの音色を奏でては、やがて渾然一体となり喉の奥へとやわらかに消えてゆきます。さらに、実は炒飯の中には、鶏肉とは別に、サイコロ状のカリカリの叉焼と思われる小脇役がアクセントとなり、適度なパンチ力をも演出していました。これはまさに、洋食店でもお目に掛かれない、文字通り"天津ケチャップ炒飯"という新たなジャンルを確立してしまうかのような、他では味わえないoverwhelmingな体験でした。 これ以外も、基本的に何を食べても美味しいです。全メニュー制覇したわけではないですが、8割は到達したので、お約束できます。すべてを書くには、この余白は狭すぎるのです。そして極めつきは、店主であるお母さまと、その息子さまの接客です。これはもう言わぬが花、ぜひ直接訪れて、ご堪能下さい。 ※肝心の天津ケチャップ炒飯の写真を撮り忘れたので、写真は別のメニューのものです。 追記:最近は、カレー中華飯を食べましたが、こちらもまた異次元の絶品でした。ぱっと見は完全にカレーライスで、はじめの一口も「あ、やっぱりカレーライスか」と感じるのですが、すぐに自分の舌の鈍感さを悔いると共に、その感想を上方修正することになります。そのあとにそよ風のように訪れる味の奥行きと言いますか、味の広がり、町中華ならではの複雑なスープのコクと旨みが、舌から脳へ、脳から全身へと伝達され、そして喜びへと変換されます。まるで、1960年代に南米を席巻した"サッカーの神様"ペレ率いるサントスを、かのジャック・ティベール氏が「それは、決して醒めることのない白昼夢」と表現したように、スープの深い味わいと、カレー粉の豊潤な香り、そして口内でシャキシャキというリズムとともに乱舞する具材たちが、数秒間のコンサートを演じるのです。私はまさに、夢の中にいました。要するに、普通のカレーではなく、オリジナルの出汁が効いた旨みたっぷりのカレーということです。 肉天と麻婆中華丼も食べてみました。前者は豚のフィレ肉を丁寧に下処理して、衣にもフワフワ食感が出るような工夫が施された仕上がりです。お味のほうも、やはり衣に一味仕込んだ感じの味わいで、唐揚げや鶏天とも違う、他では食べたことのない一品です。麻婆中華丼は、名前からすると麻婆と中華丼の合体ということでどのような味付けか想像できなかったのですが、実物は塩味ベースの味付けに感じました。よくある鶏ガラや醤油の味でもなく、食材の旨みが凝縮されて、そこにシンプルに塩味を加えたような味わいのように思いました。また写真で分かる通り、所々具材に焦げ目が付いていますが、この絶妙な火の通し具合が、香ばしさを与えてお店の味へと変える職人技なのかなと思いました。なお、この日は裏メニューの四川麻婆豆腐をいけるか聞いてみたのですが、スパイスの仕入れ状況の都合で最近やってないとのこと。若干ショックでしたが、どういったスパイスが必要でなぜ最近できないのかも丁寧に教えてくれて(企業秘密レベルなのに)、とても誠実な印象を受けました。状況に目処がついたら復活します、とおっしゃっていたので、引き続き通い続けます。 四川麻婆豆腐と酢豚を食べました。前者は待ちに待った一品で、まだ数量限定で価格が落ち着いてないけれどそれでよければ、とのことだったので即決。調理の途中からすでにスパイスと豆板醤の良い香りが漂いはじめ、わたしの胃袋もスタンバイに入ります。着丼してさっそくレンゲを口内へ運ぶと、まず麻と辣の爽やかな刺激が一気に押し寄せたかと思えば、醤とスープの旨みやコクが、味蕾へ染み込むように儚く引いてゆきます。ややもすると、麻辣の奥深い辛さにより汗が滴りはじめ、出来立てのアツアツの温度と相まって、さながら幸せの滝のように汗が止まらなくなります。辛さに慣れはじめると、今度は豆腐や薬味の特長が優しく訪れ、先ほどまでのヘヴィメタルのような怒涛の刺激を中和するかのように、具材の確かな食感と味わいを伝えてくれます。まさに、「天府の国」と称される四川省の豊かな水と肥沃な大地が脳内に写像され、四川の歴史、人々の営みの熱気が、麻婆豆腐を通して伝わってくるようです。数分で完食しましたが、最後のひと掬いを口へ運ぶことを、これほど躊躇した料理は未だかつてありません。 四川麻婆豆腐(リピート)とニラ炒めの写真を投稿します。四川麻婆豆腐は、前回と少しスパイスを変えて、◯◯を入れたと教えてくれました(企業秘密レベルなので一応伏せておきます)。確かにそのスパイスの香りと味わいをかすかに感じます。また今回はあえて時間をかけて食べてみたのですが、しばらくしても香りや辛みが飛ばず、しっかりと油に移されており、最後までほとんど美味しさが変わらない仕上がりになっていました。重ね重ね、プロの技術に脱帽しました。ニラ炒めは、ニラの香ばしさとシャキシャキ食感がたまらなく、ビールが次々と進みます。さりげなく入っている玉ねぎと豚肉のお陰で、ニラに飽きることもありません。こちらもプロの火工技術をたっぷり堪能できる一品でした。
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南区大磯通4丁目に昔からある町中華が
気になったのでランチで行ってきました。

店内はノスタルジックな昭和の雰囲気。

優しいお母さんと息子さんがやってますが
中京テレビ「キャッチ」の愛ラブ町中華で
放送されてからずっと気になってました。

ランチはお値打ちなセットがありますが…
今回は図々しくも初訪問で、テレビで見た
裏メニューの四川麻婆豆腐をお願いすると
心優しい息子さんが作ってくれました。

◆四川麻婆豆腐(800円)
◆ライス(200円)

4種の一味に10種類の香辛料を効かせた
辛いだけじゃなく、奥深く余韻のある味が
めっちゃ美味しいです!!!

完全に町中華のレベルじゃない味に感動で
ご飯とも相性抜群で最高でした。
今度はちゃんとランチを食べますね。

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中華が食べたくて入店。 お店の前と南隣に駐車場あり。 店内はカウンター席のみになります。 席にて注文の後会計です。 パリそばと炒飯、餃子(八ヶ)を注文。 雰囲気のある町中華のお店です。 綺麗なお店ではないですが、お店の方は明るく良い感じです。 メニューはお値打ちで麺、飯、一品ものを楽しめます。 カウンター越しに手際よく作られる料理はとても食欲がそそられます笑 パリそばはカラッと揚がった太麺に濃いめの餡がかけられており、美味しくガツンときます。 炒飯はとても良い塩梅で香ばしく堪りません。 旨みの強いスープも付いてくるのは嬉しい。 餃子は手作りでいくらでも食べられる味付けになっており、とても美味です。 町中華が好きな方におすすめのお店です。
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4.2
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数年通っており、今日もランチで訪問しました。

妻はチャーラーのセット、私は天津ケチャップ炒飯と焼餃子をオーダー。天津ケチャップ炒飯は初めて食べたのですが、外見は完全にオムライスですが、味わいは全然違います。香味油で炒めた香ばしい炒飯に、ケチャップの口内全体に染みわたるような旨みと酸味が加わり、そして軽く焼き目の付いた卵の香ばしさを纏った天津のフワトロ感が押し寄せてきて、炒飯・ケチャップ・卵のまさに三重奏が無上の喜びを運んできます。三つの旋律は和して同ぜず、舌の上でそれぞれの音色を奏でては、やがて渾然一体となり喉の奥へとやわらかに消えてゆきます。さらに、実は炒飯の中には、鶏肉とは別に、サイコロ状のカリカリの叉焼と思われる小脇役がアクセントとなり、適度なパンチ力をも演出していました。これはまさに、洋食店でもお目に掛かれない、文字通り"天津ケチャップ炒飯"という新たなジャンルを確立してしまうかのような、他では味わえないoverwhelmingな体験でした。

これ以外も、基本的に何を食べても美味しいです。全メニュー制覇したわけではないですが、8割は到達したので、お約束できます。すべてを書くには、この余白は狭すぎるのです。そして極めつきは、店主であるお母さまと、その息子さまの接客です。これはもう言わぬが花、ぜひ直接訪れて、ご堪能下さい。

※肝心の天津ケチャップ炒飯の写真を撮り忘れたので、写真は別のメニューのものです。

追記:最近は、カレー中華飯を食べましたが、こちらもまた異次元の絶品でした。ぱっと見は完全にカレーライスで、はじめの一口も「あ、やっぱりカレーライスか」と感じるのですが、すぐに自分の舌の鈍感さを悔いると共に、その感想を上方修正することになります。そのあとにそよ風のように訪れる味の奥行きと言いますか、味の広がり、町中華ならではの複雑なスープのコクと旨みが、舌から脳へ、脳から全身へと伝達され、そして喜びへと変換されます。まるで、1960年代に南米を席巻した"サッカーの神様"ペレ率いるサントスを、かのジャック・ティベール氏が「それは、決して醒めることのない白昼夢」と表現したように、スープの深い味わいと、カレー粉の豊潤な香り、そして口内でシャキシャキというリズムとともに乱舞する具材たちが、数秒間のコンサートを演じるのです。私はまさに、夢の中にいました。要するに、普通のカレーではなく、オリジナルの出汁が効いた旨みたっぷりのカレーということです。

肉天と麻婆中華丼も食べてみました。前者は豚のフィレ肉を丁寧に下処理して、衣にもフワフワ食感が出るような工夫が施された仕上がりです。お味のほうも、やはり衣に一味仕込んだ感じの味わいで、唐揚げや鶏天とも違う、他では食べたことのない一品です。麻婆中華丼は、名前からすると麻婆と中華丼の合体ということでどのような味付けか想像できなかったのですが、実物は塩味ベースの味付けに感じました。よくある鶏ガラや醤油の味でもなく、食材の旨みが凝縮されて、そこにシンプルに塩味を加えたような味わいのように思いました。また写真で分かる通り、所々具材に焦げ目が付いていますが、この絶妙な火の通し具合が、香ばしさを与えてお店の味へと変える職人技なのかなと思いました。なお、この日は裏メニューの四川麻婆豆腐をいけるか聞いてみたのですが、スパイスの仕入れ状況の都合で最近やってないとのこと。若干ショックでしたが、どういったスパイスが必要でなぜ最近できないのかも丁寧に教えてくれて(企業秘密レベルなのに)、とても誠実な印象を受けました。状況に目処がついたら復活します、とおっしゃっていたので、引き続き通い続けます。

四川麻婆豆腐と酢豚を食べました。前者は待ちに待った一品で、まだ数量限定で価格が落ち着いてないけれどそれでよければ、とのことだったので即決。調理の途中からすでにスパイスと豆板醤の良い香りが漂いはじめ、わたしの胃袋もスタンバイに入ります。着丼してさっそくレンゲを口内へ運ぶと、まず麻と辣の爽やかな刺激が一気に押し寄せたかと思えば、醤とスープの旨みやコクが、味蕾へ染み込むように儚く引いてゆきます。ややもすると、麻辣の奥深い辛さにより汗が滴りはじめ、出来立てのアツアツの温度と相まって、さながら幸せの滝のように汗が止まらなくなります。辛さに慣れはじめると、今度は豆腐や薬味の特長が優しく訪れ、先ほどまでのヘヴィメタルのような怒涛の刺激を中和するかのように、具材の確かな食感と味わいを伝えてくれます。まさに、「天府の国」と称される四川省の豊かな水と肥沃な大地が脳内に写像され、四川の歴史、人々の営みの熱気が、麻婆豆腐を通して伝わってくるようです。数分で完食しましたが、最後のひと掬いを口へ運ぶことを、これほど躊躇した料理は未だかつてありません。

四川麻婆豆腐(リピート)とニラ炒めの写真を投稿します。四川麻婆豆腐は、前回と少しスパイスを変えて、◯◯を入れたと教えてくれました(企業秘密レベルなので一応伏せておきます)。確かにそのスパイスの香りと味わいをかすかに感じます。また今回はあえて時間をかけて食べてみたのですが、しばらくしても香りや辛みが飛ばず、しっかりと油に移されており、最後までほとんど美味しさが変わらない仕上がりになっていました。重ね重ね、プロの技術に脱帽しました。ニラ炒めは、ニラの香ばしさとシャキシャキ食感がたまらなく、ビールが次々と進みます。さりげなく入っている玉ねぎと豚肉のお陰で、ニラに飽きることもありません。こちらもプロの火工技術をたっぷ...

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放送されてからずっと気になってました。

ランチはお値打ちなセットがありますが…
今回は図々しくも初訪問で、テレビで見た
裏メニューの四川麻婆豆腐をお願いすると
心優しい息子さんが作ってくれました。

◆四川麻婆豆腐(800円)
◆ライス(200円)

4種の一味に10種類の香辛料を効かせた
辛いだけじゃなく、奥深く余韻のある味が
めっちゃ美味しいです!!!

完全に町中華のレベルじゃない味に感動で
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