浜のかきあげや (静岡県静岡市清水区/最寄駅:由比)
道1号線の富士由比バイパス下り線の由比漁港の信号を左折し、漁港の中を進んだ先にある「浜のかきあげや」。
桜えび漁で有名な清水区由比の由比港の漁協直営の食堂。駿河湾でとれた新鮮な桜えびを使ったかきあげ丼をいただけるお店で、営業時間は金・土・日・祝の昼10時~14時。土日は地元客だけでなく、県外からも多くの観光客が訪れ、5月のGWには2~3時間待ちの行列になることもあるそうだ。
由比港の入口に漁協が運営する直売所があるが、県外から訪れるお客さんから、桜えびの調理方法が分からないという声が多かったことから、漁師の奥さんや地元の主婦などの漁協婦人部が中心となって食堂をオープンし、桜えびを使った郷土料理を提供し始めたそうだ。
駿河湾の桜えび漁の歴史は意外と浅く、明治27年(1894年)に由比の漁師がアジの網引き漁をしていたときに、網が深くもぐってしまい、そのときに偶然に大量の桜えびが獲れたことが始まりとされている。翌年から由比と蒲原で桜えび漁が本格化した。
ちなみに「桜えび」という名前が付けられたのは、明治30年(1897年)に甲府で開催された連合共進会(産業の振興をはかるため、参加府県が物産を陳列し、その成績を審査表彰した大会)がきっかけだそう。
1950年代から東京の天ぷら屋に盛んに出荷されるようになり、全国的な知名度が高まったのは、1980年代に人気料理番組などテレビでの特集が増加したのがきっかけ。現在では由比といえば「桜えびの町」として知られるようになった。
駿河湾の桜えびの漁は、資源管理のため春漁(3月下旬~6月初旬)と秋漁(10月下旬~12月下旬)の年2回に定められていて、この日は先週春漁が解禁になったばかり。日曜日の昼12時過ぎに到着。30人以上の長蛇の列ができていて約30分待ち。
メニューは桜えびのかき揚げ丼(1000円)、生桜えび丼(1000円)、桜えびのかき揚げのそば・うどん(1000円)、釜揚げ桜えびと釜揚げしらすの由比丼(1000円)など。単品の
食堂の受付で注文と支払いを済ませて、そのまま注文した料理を受け取り、好きな席に座って食べる。支払いは現金のみ。
●生桜えび丼 1000円 生桜えび丼は白いご飯の上に刻み海苔とたっぷりの生の桜えびが乗って、薬味のわさびと青ネギが添えられている。生の桜えびはぷりぷりで透明感があり、口に運ぶと殻のしゃくしゃくした歯応えと身の甘さが堪能できる。テーブルに特製のだし醤油があるが、醤油をつけなくてもそのままで桜えび独特の甘みとほんのりした塩気が感じられる。飲食スペースのところに温かいだし汁が入ったサーバーがあるので、お好みのタイミングでだし汁をたっぷりかけてお茶漬けにして味わうのもおすすめ。
●桜えびの炊き込みご飯(ミニ) 250円 桜えびがたっぷり入った風味豊かな炊き込みご飯。本当はフルサイズ(500円)を食べたかったが、残りが少なくミニ(250円)ならできるとのことでミニでオーダー。近年は駿河湾産の桜えびの不漁が続いたこともあって、台湾産の桜えびもよく見かけるようになったが、糖度計で測ってみると駿河湾産の桜えびの方が糖度が高いそうだ。桜えびの持つ体表の発光体の数は、駿河湾産は160個前後なのに対して、台湾産は100前後しかなく、発光対の数が多いほど甘みや旨味が多くなるそうだ。
●かきあげ(単品) 600円 単品のかきあげはかき揚げ丼(1000円)のものより一回り大きいサイズ。桜えびのかき揚げというと、静岡県外では玉ねぎなどの野菜かき揚げに干し桜えびがちょこっと入っているものが一般的だが、地元では他の具材は入れずに、桜えびとつなぎだけで揚げるのがメジャー。衣のつなぎを極力減らして作り、均一に火が通るようにまな板の上で平べったく成形してしてから、そのままスライドさせるように油の中に投入するそうだ。桜えびは他の甲殻類と違って殻むきなどの下処理の必要がなく丸ごと食べられるので、風味も香りも豊かでカルシウムもたっぷり。油で揚げることで桜えびの持つ風味が爆発的に花開く。やっぱり桜えびはかき揚げが一番だ。
●桜えびの味噌汁...
Read moreーーーーーーーーーー ⭐値段:1 (1お手頃→5高級) ⭐味:4 (1いまいち→5最高) ⭐サービス:3 (1いまいち→5最高) ⭐雰囲気:1 (1大衆向け・ガヤガヤ→5高級感・居心地がいい) ⭐コスパ:5 (1値段に見合わない・量少ない→5見合う・量満足) ーーーーーーーーーー 訪問時食べログ:3.49
国道1号線の由比漁港交差点から由比港内に入ったなかにあります
国道沿いに案内看板が出ているのと、大きな海老のオブジェがあるので、それを目印にします
港には、桜海老を使用したメニューを楽しめる「浜のかきあげや」と桜海老やしらす等、清水の名産品をかえるお土産屋さんが、港入り口にある海老のオブジェの左右にそれぞれあります
「浜のかきあげや」は地元だけではなく、観光客の方にも大変人気なため覚悟が必要です
9時半に到着し、整理札をとって10時の開店時間まで待機します
時間になったら係の方が「並んでください」と声がけしてくださるため、札の番号順に並びましょう 同時にテーブル席の確保もしておく必要があります
◆かきあげ(1枚)(600円) スナック感覚でがりがり楽しめる子緒でしか味わえない一品です 桜海老のかきあげなら私は全国でこのお店のものが一番好き♡ 密度が半端なく、桜海老の含有量の多さから色はピンク、味も濃厚です
◆かき揚げそば(1,000円) 小さめの桜海老のかき揚げが2枚付きます、つゆは甘めでそばの味も普通ですが、かき揚げから出る桜海老の香りや味が美味しいです
◆桜えび炊き込みご飯(500円) 醤油ベースの甘くない炊き込みご飯です
◆桜えびのみそ汁(100円) 桜海老がいい出汁を出しています
◆桜えびドーナツ(4個入り)(350円) 揚げたてでほんのり温かかったです 生地に桜海老の粉末を入れているらしく、ドーナツを割るとほんのり桜色でした 外は良く揚げられてガリガリサクサクといい歯応えです、中は少しパサついているため飲み物必須です、渋めのお茶が合いそうです ほんのり甘く素朴な味わいでよかったです
また付近に行ったら伺います
【営業時間】 金・土・日・祝10:00~14:00 【定休日】 月曜~木...
Read more二年前に桜えびの事を知り、ずっと食べたい食べたいと考えてましたが、やっと食べることが出来ました。 食べたいあまりに数回、干した由比産の桜えびを買ってそのまま食べたり、炊き込みご飯にしたりしましたが、満足せず今回に至ります。
食べる前は桜えびは希少だの甘いだの日本産の桜えびは特別だの色んな場所で見たので、さぞ特別な味がするんだろうと期待していたのですが、所詮はエビです。小エビです。エビ以下でもエビ以上でもありません。エビでした。前日に愛知は知多半島のえびせんべいの里でえびせんべいを何枚も試食していたので、あのえびせんべいと比べるとちょっと拍子抜けでした。まあ、知多半島のえびせんべいもしょっぱかったり味が濃すぎだったり純粋にエビを味わうものではありませんが。
で、本題ですが、まずこのかき揚げの桜えびの含有量は素晴らしいですね。他の店なんぞ桜えびなんてちょぴっと入って勿体つけて売りやがるボッタクリ店ばかりですが、さすがは漁港直です、この桜えび量は圧巻の一言。ここで食べたら他所で桜えびのかき揚げなんぞ食えません。 しかし、肝心のかき揚げは油がギトギトベタベタする、食べてもエビの風味なんぞ口の中に拡がらず(作りおきだからか?)なんかエビを食べさせられてるなー、という感じでした。食べてから4時間経っても胃が油でもたれています。
ならば桜えびの沖漬けならどうかと、セットに付いていた沖漬けも食べましたが、こちらも食べてもエビの風味なんぞ口いっぱいに拡がらず。なんか香りの薄いエビをボソボソと食べさせられている感じがするだけでした。
桜えびのかき揚げは今回食べた限りではそこらの川エビの唐揚げを越えることは出来ず、また桜えびの沖漬けも猪苗代の安宿で食べた生のボタンエビ?(東北産?)みたいなエビに敵わず、名物に旨いものなし、を地...
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