朝の空は澄み渡り、冷たい空気の中にかすかな陽射しの温もりがあった。車のエンジンをかけると、まだ静かな街の気配がフロントガラス越しに流れ込んできた。妻を職場へ送り、続いて息子を大学へ運ぶ。今日は研究発表があるらしく、彼は珍しく緊張していた。車の中でハンドルを握りながら、「がんばれよ」と声をかけると、息子はうなずいてシートベルトを外した。
そのまま杉並へ向かった。ジモティーで見つけたビデオ三脚を譲り受ける約束をしていた。待ち合わせの時間を過ぎても相手は現れず、マンションの前でしばらく立ち尽くした。雲ひとつない冬の空がどこまでも高く広がっている。20分後、ようやくエントランスのドアが開き、現れたのは、ジャイ子と歌手のAIを足して二で割ったような女性だった。
「早かったんですね」と彼女は笑いながら言った。悪びれた様子はまるでない。その態度に少し面食らったが、「まあ、そんなものか」と思い直す。彼女が差し出した三脚は思っていたよりも大きく、ずしりと重かった。
妻を迎えに行くまで時間があったので、登戸の河川敷へ向かった。冬枯れの草が風に揺れ、遠くに見える山並みは淡い霞に包まれている。川沿いを歩いていると、アオジがひっそりと草むらに佇み、シジュウカラが梢の上で羽を休めていた。フィールドスコープを覗くと、鳥たちの羽の模様が驚くほど細かく浮かび上がる。陽射しを受けた羽が、ふわりと柔らかそうに見えた。
しばらくすると、時間になったので車へ戻った。助手席にはさっきの三脚がどっしりと置かれている。「やっぱり重いな」と思いながらエンジンをかけると、ラジオから懐かしい曲が流れ始めた。
その後、妻を迎えに行き、いつもの「かつや」へ入った。店内は昼時を少し過ぎていて、客の数もまばらだった。妻はカツ丼、僕はトンカツ定食を頼んだ。揚げたてのカツの香ばしい匂いが、空腹を一層刺激する。箸をつけると、衣はさくりと音を立て、噛むとじんわりと肉の旨みが広がった。いつも美味しいが、今日は特に美味かった。妻も「やっぱりカツ丼は間違いないね」と満足そうに言った。僕たちは黙々と食べ、最後に味噌汁を飲み干した。お腹が満たされると、店内の暖房がほど...
Read moreDelicious tongkatsu. Nice and notice with a great crunch. The cream crab cake was really good too as well as the side of fried pork. The staff were very helpful and kind. Very clean and quick turnaround....
Read more夜のピーク時に行きました。 入店しても私たちに気づかなかったのか案内されず、店内も混雑しているようだったので名前を書いて案内されるのを待っていたところ、後から入って来た方に気づいたスタッフAさんが「こちらの席にどうぞ」と私たちを無視して席に案内されていました。その後、店員Bさんに席に案内されたのでとりあえずはよかったのですが、 別の方が入店した際、店員Bさんが「名前を書いてお待ちください」と案内して待たせていたのに、更に別の方が入店された際に店員Aさんが「空いてる席にどうぞ」とまた順番を無視して案内していました。 入店に気づいた人にだけ案内するのはおかしいと思いますし、スタッフによってすぐ案内したり、名前を書かせて待たせるのはおかしいと思います。
特に店員Aさんはレジ対応をしていて入口付近にずっといたのに店内の様子や待ってるお客さんの状況を確認せず気づいた人にだけ対応していたので混乱を招いてしまっていたと思います。
①入店音が鳴る機械等を設置して入店が分かるようにする ②テイクアウトと店内のレジや対応スタッフを分ける などの対応をして入店した人すべてを対応できるシステ...
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