<辛口コメント天下御免> 言うまでもなくあくまで私見です。
地元の方が「美味しいですよ、森繁さんも好んでたらしいです」という噂に惹かれ、はるばる端っこまで食べに行った時の話。 駅から程なく歩いた住宅街の角、小奇麗で落ち着いた外観の佇まいの店。 ガラリと戸を開けると、出迎えの声が無い。 2,3歩入ると長いカウンターが中央にでんと構え、右手に小上がりらしき部屋。 見ると奥で常連らしき客と話し込んでいるのが店の亭主のようだった。さほど広くもないが入店客に気が付かないとは( ^ω^)・・・外れだったか? 他に客もないのでカウンター中央に陣取らせて頂きネタケース内を拝見。悪くはなさそうに見えた。 ようやく亭主が回って来た。 「いらっしゃい、何かつまみますか?」(この客見たことないがどこから来たんだ?)的なジロジロ見定める視線。
当方さよりが大好物「”さより”ありますかね?」 すると、 「お客さん、ありゃ~夏の魚、うちは江戸前だから、今は寒いから美味しくないよ」 「・・・?(はて、この主人知らないのか?)」 確かに細魚は初夏の魚のイメージのように思われているが、実は秋冬の尺サイズものを”閂(かんぬき)”と呼ぶ。年季の入った職人が知らぬはずあるまい。確かに江戸前(東京湾の奥)では獲れない時があるかもしれないが、流通が発達した現在、日本~世界の海に旬などないに等しい、などと思いつつ、「あ~そうでしたか。それは知りませんでした。では赤身をお願いします」と顔を立てた。 すると今度は気を良くしたか、威丈高に何やら講釈が始まった。 お造りを出すと再び奥の先客前へ戻り、楽し気に話し始めた。
そんなわけで2、3握りを食べ早々に退散した。
日進月歩の飲食業界。 その中でも日本の花形はやはり鮨屋であると鮨好きなだけに固く信じている。 そうしてあちこち食べ歩いたが、今でもたまにはこうした店と主人に出くわすことがある。しかし、こんな風でも店は続いていくこともある。
個人店舗は正しく個人オーナーのものであるに違いないが、客を選び品定めしあまつさえ区別するような”態度”を接客として見せるようでは、まず、美味いとか不味いとか、喫煙とか副流煙被害だとか、古いとか洒落た店だとかいう以前の話で、接客業者の心得の点で失格であろうと思う。
この店が一番と思い支持する顧客もおいでのようなので非難するつもりはない。またそういう立場でもない。ただ、たまたま店主虫の居所が悪かったということにしようと思う。 そしてむしろそうした常連客だけでなく、さらに大勢の新規顧客の方々ためにも、より気持ち良い食事空間を目指されることを期待したい。
それ以後行ったことがないので今どうなっているかは知る由もない。ご興味ある方は訪ねてみることをお勧めする。
PS.野比海岸は案外知られたドラマ撮影スポットらしい。対岸に房総半島から上がる日の出を見ることもできる海岸線が1~2キロ続いている。季節が良ければ海風と共に浜散歩が楽しかろう。古くは若山牧水夫妻が2年弱滞在したらしく可愛らしい記念館も在る。ただしこのあたり流れと砂浜形状から...
Read more地元人気店。ネタ良し、シャリ良し、にぎり? 自信満々な亭主、口振りのわりに今一雑な仕上がり(苦笑)。 にぎりの姿には握り手の心が表れる、稀代の名人が言った言葉があるそうだ。乱暴な出来はそのまま客に対する心の表れ。 お客が神様は筋違いだが、店は顧客を選ぶものでなく、顧客に選ばれ愛される存在が望ましい。 接客不良。客を選ぶ不遜な態度が見え隠れするのは頂けない。 値段高め。 店主慢心店、frog, knows nothing of the...
Read more店主は人を選びます。ご自分の気に入っている人とそうでない人では出すネタも変わります。おしゃべりに夢中で常連客意外は待たせきりで笑顔もない サービス業ではあってはなりません。認知症もありそれを隠して威張っています。自分の右に出る職人はいないという自負心は凄いです。果たしてそうなのか。横須賀という狭い田舎だから特別に思えるだけで、広い日本美味しいお店はもっとありますし そんなに威張った仕事はしません。お客様に美味しく召し上がって頂きたいという信念を持って頑張っているお店は沢山あります。...
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