フレンチのシェフを目指されていたオーナーが途中でお菓子作りの魅力に目覚め、フランスで4年修行された後に開かれた洋菓子店。 いつ行ってもお客さんがいる人気店です。 広めの明るい店内にはケーキを始め、様々な種類のお菓子が展示されており、華があります。
ケーキは、旬の果物をたっぷり使ったカラフルでかわいいデザインの物が多く、太宰府にちなんだお菓子が色々あるのが印象的でした。 また、種類は少ないもののこちらはパンも売場の片隅で扱われており、地味にクオリティーが高し(←特にクロワッサン)。 本場の味一色というより、フランス菓子の粋や基礎の技術を、日本人に馴染み深い定番ケーキへ間接的に活かしているイメージです。 店員さんは丁寧で、笑顔が素敵なテキパキされた方が多かったです。
今回、「シュークリーム」「太宰府ロール」「ソレイユ・カシス」「モガドール」「飛すれば」を購入しました。
「シュークリーム」は、パリッザクッとしたパイ生地風のしっかりした生地に、乳脂肪分が高く濃厚で、もったりクリーミーなカスタードクリームがぴったり(←少し、ミルフィーユに似た醍醐味だと思いました)。 かじるごとにシュー皮からバターのリッチな風味が香り立ち、こぼれんばかりに詰められているカスタードクリームが口の中へたっぷり溢れ出すのがたまりません。 卵・生クリーム・小麦粉の質のよさがシンプルかつストレートに伝わる素直な旨さで、オーソドックスながらもまろやかで優しい、安定感のある一品です。
「太宰府ロール」は、キメはやや粗めなものの、そのおかげで空気をたっぷり含んだフワフワホワッとした口当たりで、優しい味わい。 少し弾力のある生地ですが、口に含むとすぐにほどけてクリームと一体化します。 生クリームはミルクの風味がこってりと強くてまろやかなコクがあり、その割に口溶けがさらっと軽いのがよかったです。
「ソレイユ・カシス」は、すっきり爽快な甘酸っぱさが効いたカシスのムースに、がっつり甘苦いチョコムースの組み合わせがぴったり。 表面にかけられているカシスのソースが、カシスの風味に更なる深みを持たせています。 鼻を抜ける華やかなベリー系の香りが艶やかな余韻を残す、大人向けのデザートです。
「モガドール」は意外とマイルドで、素直に甘いチョコ味が舌に淡く広がって溶けます。 ムースと同じくらい、ほんわりと柔らかいミルクチョコ味のスポンジの方が主張が強くて驚き。 中に入っているいちごムースのフルーティーな甘味と酸味がほのかに効くのが程よいアクセントで、単調さを防いでいました。
「飛すれば」は、砂糖で煮込まれた青梅の品のいいねっとりした甘味がオーソドックスなマドレーヌ生地に合っており、おいしかったです。
突出して個性的なお菓子があるというよりも、平均的にレベルが高い真面目なお菓子という感じで、安心して注文出来ます。 特に、「太宰府ロール」「シュークリーム」「バウムクーヘン」「クロワッサン」は高レベルの旨さですので、買って損なし(←個人的に、こちらは創作系や冷菓系より、こういう基礎的なお菓子に凄みが出ているような気がします)。 全て本格的な味で材料にこだわりが見えるのに、お値段が比較的お手頃なのが嬉しく、良心的です。 どれも間違いのない、細かく計算され尽くした優等生的な美味しさが特徴的で、自分用には勿論ご進物用にもいいです。
◎追記(2020.8.21) 先日、久々に「シュークリーム(税抜180円)」と「クロワッサン(税抜200円)」、そして夏季限定の「桃の夏かご(税抜600円)」を買いに行きました。 こちらの店舗は入り口が二重扉となっているのですが、第一扉に入るとコロナ対策でアルコール除菌液だけではなく、手首を2秒かざすだけで体温が測れる非接触型測定器が設置されており、その迅速なご対応に感心させられました。 この時、「シュークリーム」は既に売り切れで危うく買えない所だったのですが、店員さんがインカムで厨房に次のシュー皮ができているか問い合わせて下さり、いる分だけすぐ用意して頂ける事になりましたのでとても助かりました。
「クロワッサン」は、相変わらずパン屋さん顔負けの見事な層で、素晴らしい出来栄え。 噛み締めるごとに、ジュッとほのかにバターが染み出てくるのが、なんとも贅沢です。 まるで薄いかき氷の如くシャリッシャリッと繊細かつ軽く砕ける生地から、質のいいバターの香りが口一杯に広がるのがたまりません。
「桃の夏かご」は、ジューシーで瑞々しい桃と滑らかなカスタードクリームがよく合っており、美味でした。 桃の表面に求肥が巻かれ、ほのかにモチモチするのが個性的な仕上がりです。
どうやらこちらはバターと卵にこだわりがあるようで、それらが表に出やすいお菓子...
Read more今回は地元のお菓子屋さんで苺ロールを購入しました。
以前から知っていたのですが、家族は大宰府ロールを食べた事があるらしく、無条件で苺ロールと満天ロールになりました。
苺ロールは一口食べると、苺の風味が広がります。 生地はフワフワで生クリームも甘すぎず、結構な量を食べても軽いので、一人で半分くらいはペロッと食べてしまいそうです。
満天ロールは、フワフワ生地に甘さ控えめな生クリームに栗が入っています。 栗の味もさることながら、フワっとした食感の中に栗の食感がアクセントになり、とても美味しいです。
本当に大人から子供まで、美味しくいただけるロールケーキであると思いました。
本当に美味しかったです。 次回は大宰府ロールをいただきたいと思います。 御馳走様でした。
2022/2/20追記
休日に連れと訪問しました。 パテシエの実家(ご近所さん)の養鶏場で採れた卵を使用したスイーツを販売している地元では有名なお店です。
今日は大宰府ロールを購入したいため訪問したのですが、季節柄またまたいちごロールを購入しました(笑)
帰宅して早速いただきました。 ふわふわな食感に苺の酸味と甘味を引き出す生クリームが絶品です! とにかくふわふわの生地にしつこくない生クリームは素材を生かして最高なんです! 口の中で溶けていく感じがたまりません。
連れと義理の母と三人で食べていたらいつの間にか食べ終わっていました(笑) もう年齢も年齢なだけに生クリームも軽くて後を引かない感じも非常に良いと思いました。
次回は苺のバウムクーヘンを購入したいと思います。 本当に美味しかった...
Read more美味しい洋菓子を提供している評判のお店です。 昔から知っている身としては、値段が上がり続けている割には昔の感動する美味しさがすこしずつ消えて行っているような寂しい気持ちになります。 昨今、洋菓子の原材料全てが高騰し続けていることもあり、庶民に広く手が届くようするにはギリギリの値段設定と、その価格で黒字を出すためにも品質を少し落とさないといけないのは仕方ないのかなとも思いますが、特に変化を感じたのはロールケーキ。 久しぶりにフルーツロールを購入しましたが生クリームがとても少なくなっていて、スポンジとのバランスが合わずこれでは口の中の水分が奪われてしまう。 フルーツも一部は生ではなく缶詰の桃、間違っていなければジャムっぽい味のする柑橘も入っていましたが、柑橘のみのロールケーキもあったのでそういうものなのかもしれません。 以前は生フルーツがもっと入ってた気がします。 この業界も今は凄く大変だと思うしこれも致し方ないのかな。 それでも店内はとても賑わっています、これからも頑張...
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