旧モーガン邸(神奈川県・葉山町にある歴史的建造物)には、いくつか興味深いエピソードがあります。特にその歴史的背景や文化的影響に関連したものが面白いとされています。以下はその一部です。
エピソード1:アメリカ人実業家の夢の館
旧モーガン邸は、アメリカ人実業家ジョン・モーガンによって昭和初期(1931年)に建てられました。モーガン氏は当時、貿易業などで成功しており、日本文化に強い関心を持っていました。彼は、海の見える静かな土地に、和洋折衷の夢の別荘を建てたいという想いから、葉山のこの地を選びました。
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エピソード2:戦後は進駐軍の保養所に
終戦後、旧モーガン邸はGHQ(連合国軍総司令部)の管理下に置かれ、進駐軍の保養所や宿泊施設として使われていた時期があります。そのため、当時の建物内部にはアメリカ的な調度品や家具が残されていたこともあり、和洋折衷のスタイルがさらに色濃くなっていきました。
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エピソード3:幽霊屋敷として噂されたことも?
地元では「お化け屋敷」として噂されたこともあります。長らく空き家だった時代、窓から白い影が見えたという目撃談や、夜に不思議な音が聞こえたといった都市伝説的な話がありました。これらは、長い歴史と異国情緒ある建築が生んだ想像の産物かもしれません。
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エピソード4:映画やドラマのロケ地に
旧モーガン邸は、昭和レトロな雰囲気と美しいロケーションから、映画やテレビドラマのロケ地としても度々使われています。例えば、ミステリー作品や昭和初期を舞台にした物語の背景にピッタリなため、雰囲気づくりに一役買っています。
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エピソード5:市民の手で保存された文化遺産
一時は取り壊しの危機に瀕していた旧モーガン邸ですが、地元住民や歴史建築を守る有志の運動によって保存が決まり、現在は「葉山町有形文化財」に指定されています。保存のためのクラウドファンディングも行われ、全国から支援が集まりました。
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もし特定の時代のエピソードや、内部の写真・図面などに興味があれば、それ...
Read more火災のあと、閉門したままかと思っていましたが、先日、門を見たところ、毎月8日1015時、毎月第3日曜1215時開門と掲示されていたのを見て、今日の日が来るのを心待ちにしていました。 正門から林の中のアプローチを進むと中門があり、その先に本棟があるのですが、無惨にも焼け落ちた状態です。広い庭には、四季折々の花が咲き、菜園や果実園もあったとのことで、とても素敵な場所だったのでしょうね。なんとも、惜しいことをしました。 庭の温室には、当時の建物やモーガンご夫妻の写真や以前使われていた品々が展示されていました。 守る会の方のお話では、基礎調査の結果、再建可能なことが分かり、あとは資金の問題のみとのこと。温室で販売されている絵葉書やタオルの売上も資金になるとのことでしたので微力ながら協力させて頂きました。 中門に積まれた煉瓦ですが、東京駅の煉瓦のように目地がこんもり盛り上がっています。守る会の方のお話では、モーガン氏が細部までこだわって造り込んだとのこと。早く...
Read more2007年、2008年の火災により焼失 原因が放火との事だが、どんだけ恨みをもってんねん!
現在、修復中らしいが復活の期待を込めて星5です。
モーガン邸は昭和初期に建築家のJ.Hモーガンの邸宅として建てられました。 在りし日の姿を見ると、素晴らしい庭園をもつ立派な洋館だった様です。
神戸や長崎の異人館の様な佇まいだなと思いました。
現在でも、当時からの姿を留める煉瓦の塀や門、そして庭園も整備されていて見学する事が出来ます。
それにしても...
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