Toyama Memorial Museum — Attraction in Kawajima

日興証券の創業者が戦前、物質不足に落ちる前ギリギリに建てた大豪邸、並びにコレクションを展示する美術館。メインは前者、国重文。

金持ちが財力にモノを言わせて建てた家、と見るべきものでは無い。創業者はこの地の豪農出身だが、父親が放蕩して完全に家を潰し、創業者は家を再興すべく兜町で立身し、散々苦労した母親を迎えるべく土地を買い戻して建てたもの。

建物自体は、やはり財力にモノを言わせていて、予算の十倍掛けたそう。携わった職人が、知ってはいたが実践は初めて、みたいな技術を投入した結晶であり、とにかく見所が多い。

ストリートビューみたいな3D案内が無料で公開されていて、使い勝手イマイチだが解説は丁寧。そのスポット数がざっと50はあるので、真面目に見ると一時間二時間は掛かる。

戦争で物資不足になると家は建たず、さらには空襲で焼け、また戦後は和風の家はお呼びでは無いとなると、本格的かつ豪奢な和風建築の最後を飾るのではないか。全国見て回った訳では無いが。将来は国宝も狙えるのでは。

順番的には先になる美術館も、小振りだが良質なコレクションだと思う。野々村仁清と尾形乾山が見れるとは思わなかった。それぞれ小振りながら、品は良く保存状態良好だった。

漱石の草枕で登場する長澤蘆雪の山姥図もある。厳島神社と当館の二つあり、厳島神社の方が大抵参考例として引かれるが、特定されている訳では無く、当館の作品の方が、漱石好みな気がする。

入館料800円が高めに見えるが、価格の二倍三倍は価値がある、勿論人それぞれだが。テレビで存在を知ったのだが、土曜なのに訪れる人少なく、非常に勿体ないと思った。埼玉では貴重な歴史的建築物だと思う（川越には少しあるが）。

なお、美術館に遠山氏が書いた100円の小冊子があり、それで色々成り立ち分かる。目立つ売り方をして...

2024.12月上旬　日曜日

車で30分程のところに こんなところがあったなんて！

古民家、古いお屋敷が大好きなので とても癒されました

博物館の方も 展示物より建物に興味津々

窓の奥にはめ込まれた ステンドガラスからの カラフルな光や天井装飾 窓枠、手すりなど 狭いスペースだったけど キョロキョロ

そのあと、お目当てのお屋敷へ

立派な玄関で靴を脱ぎ 一歩入ると･･･素敵ーっ！！

薄暗い廊下に、ほのかな灯り

１つ１つの照明がモダンで めちゃくちゃ素敵！

この暗さがいいのよねー 落ち着くわー

窓も建具も柱も天井も 隅々までお金をかけて 職人さんが作ったのを感じます

ギラギラとした成金趣味じゃない 品のいいお金のかけ方っていうの かしらwww

お庭に面した広縁

それぞれ用途に応じたお部屋

川越の本丸御殿のような だだっ広い広間より こちらの生活を感じられる お屋敷の方がワクワクする！

てか、ここに１ヶ月くらい 住んでみたい！www

かくかくと曲がる廊下を 奥へ奥へと進んでいくと 本当にタイムスリップしたような 気持ちになりました

お庭も飛び石でぐるりと回れ 中も外も堪能

お屋敷の目の前に蓮池？があった ので、蓮の時期にまた来たい

★注意点★

廊下の板張りが想像以上に冷たい

まるで氷の上を歩いているようw

分厚...

日興證券の創立者・遠山元一氏が生家を再興して御母堂のために建てたといわれている日本建築の建物。交通アクセスはよくない。最寄りのバス停から徒歩15分（約1.2キロ）なので、車で訪れたほうが身体への負担は少ないだろう。桶川方面から県道12号線を西行き、太郎左衛門橋を渡って、山ヶ谷戸交差点を右折、三保谷宿交差点を左折して圏央道の側道をしばらく走り、学校の手前を右折、案内板に従って走ると右手に駐車場。左手に堀を挟んで屋敷がある。駐車場はバス2台、自家用車40台ちかく駐車可能で料金は無料である。門をくぐって、右手前にトイレ、右奥に美術館、左手に邸宅とお庭という構成である。敷地内は階段や飛び石などがあるので、車椅子の方には対応できていない。美術館は通常展示で大人800円。JAF会員は会員証提示で640円。特別展は一般1,000円、会員割引で800円となる。一般展示で訪れた時は展示室は2室であった。遠山家収蔵の腰屏風、掛け軸、香道の道具が展示されていた。内容は季節ごとで入れ替えがあるので、ホームページで確認して下さい。建物の内部を見ないのであれば、30分くらいで見学を終えられると思います。なお、建物の遠山邸は国指定重要文化財となっていますので、柱、壁面、襖などには手を触れないようにとの注意書きが...