小倉旅行の際、小倉城周辺ででどこか良い観光スポットが無いかと調べたところ、この場所がHITしました。「地図の博物館」なんて他に聞いたこと無かったので興味をそそりました。地図の博物館を訪れるにはまず4Fの受付を済ます必要があります。この4Fにはゼンリンの会社に関する映像を見る事ができますが、他の場所との観光時間の兼ね合いで観ませんでした。受付を済ませば案内係に従って14Fに行きます。(このエレベーターはビルの関係者専用のエレベーターです。) 14Fがゼンリンミュージアムとなります。ミュージアム入口付近には充分すぎる程広々としたロッカーがあり、荷物を預ける事ができます。ミュージアム横におしゃれなケーキを食べれる所があるのでそこに立寄って小倉城や小倉駅、対岸の彦島、工場の風景など素晴らし景色を見る事ができ、いくつか額縁に飾られている昔の日本地図なども見る事ができます。ミュージアム内は著作権の関係で写真撮影NGですが、床面に拡大して貼っている伊能忠敬が測量した際の地図のみは写真撮影OKです。案内役の説明によると伊能忠敬は地図を作りたくて測量に行ったわけではなく、地球全体の長さ知る事が目的だったそうです。測量の最初は北海道からで趣味から私費を投じて行ったそうですが、測量の地図の出来をを観た江戸幕府が、他の場所の測量をお願いしたそうです。北海道は海岸線のみ、東北は主な街道のみしか地名が記載されておらず、関東地方、大阪や京都、今の北九州や博多など、その土地の大名が測量に協力的な所は詳しく記載されており、地図の天才と異名を取る伊能忠敬でもまだ日本全国隅々の測量とは行かなかったのですね。しかしながら、現在のような精密な測量機器が無く、凧糸のような物を使って正確に地図を作る技術と才能に驚嘆します。伊能忠敬の地図とそれまでの日本地図と比べたら、大きさや正確さに雲泥の差があります。そりゃ将軍がひどく気に入ったり、シーボルトが持ち帰りたくなりますね。古い地図は写真には撮れなかったけれど、そのかわり虫めがねを使って地図を見る事ができます。虫めがねで自分が以前住んでいた所がどんな地名だったのが気がついたら一生懸命探していました。そしてこのミュージアムで地図の作成がいかに難しかった...
Read more【北九州に来たらぜひ行ってほしい】 地図のゼンリンの本社が北九州ということでリバーウォーク内に博物館があります。
地図の歴史、発展に焦点を充てて展示がされています。 アジアに進出しつつあったヨーロッパ陣営が探検に出発する為に、最初は見聞きした情報をもとに、次第に探検して測量した結果をもとに実際に見た範囲がだんだん詳しくなっていく過程がよくわかります。HPにも記載されているリンスホーテンの「東アジア図」は左上には日本が似ても似つかない姿で記載されている様に見えますが、よく見ると南西諸島、九州、紀伊半島までの太平洋側の西日本はそれなりに正確に記載されていて、当時のヨーロッパ人からみた「日本」が記録されているのがわかると、見方が変わります。
また、別のエリアには原寸大の伊能図が床一面にあり、海岸を精密に記録したその精密さがわかります。Zキュレーター(学芸員)の方から 実際に伊能忠敬が測量したところ(=ほとんどの海岸線)は赤字で記録されているのに対し、一部、測量ができなかった部分(知床半島オホーツク海側の断崖絶壁など)が白で記載されていること、 他の地図と異なり測量して確定している事実以外は記載されていない事(伊能忠敬が暮らした近くの霞ケ浦などは海岸線でないので測量対象外であり、大まかな形はわかっていたであろうが、全く記載されていない)、 瀬戸内海の島々などは数が多いので測量するのは大変だったらしいなどを様々な事をを教えていただきました。 時間があってZキュレーター方の手が空いていれば、話を聞きながら見学できれば、より理解が深まります。
私が行った際(平日の午後)、他には見学者がおらず、企画展、伊能図について、マンツーマンで説明いただき、内容もとても分かりやすかったです。ありがとうございます。(ゼンリンミュージアム...
Read more地元なのでいつでも行けると思いながらもう数年経ってしまい、漸く行こうと思い足を運びました。 入場料1000円はちょっとお高めと思ったのですが、チケットホルダーは地図のデザインでとても可愛く、マスク入れとか違う使い道が出来そうです(これ1000円で売っててもおかしくないと思います)。 展示品は地図好きならたまらない内容だと思います。 細かいところまでじっくり見ていたら1時間くらいすぐに経ってしまします。 途中スタッフの方が分かりやすく解説してくれるので、とても親近感が湧きます。写真はダメなのでスマホを取り出しにくかったので、スマホでメモを取りたい旨をその方に話すと、快くOKしていただき、目録まで持ってきてくださいました。 (写真撮影は一部出来ます。) 受付の方もとても感じがよく、丁寧な接客です。 お金が返却されるロッカーがあったのは嬉しかったです。 一眼レフを持っていたので重くて重くて。 とても勉強になりましたし、本当に行ってよかったと思いました。 また企画が変わったらすぐに行きたいと思います。 そのあと併設されるカフェでお茶をしたのですが、眺めが最高です。雨だったので関門海峡とかは見えなかったのですが、それでもすごい景色でした。 目の前に日本製鉄と関門海峡。 店員さんがとてもいい方で、写真を撮るなら電気を消しますよと言って下さり、思う存分写真を撮らせていただきました。 そのあと地図を持ってきて下さり、説明していただきました。 私は市内なので大体わかるのですが、お隣の市外から来られた方はしきりに感心しておられました。 お菓子は市内や特別展に関連するもので、飲み物もマシーンですが、ミュージアムを見た後に一息つくにはとてもいいところだと思います。 とにかく皆さんとても...
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