Kongobu-ji Okuno-in in Koya, Japan - reviews,open hours,photo spots,things to do

何といったら、いいのか…。

一言でいうなら、異世界です。形容しがたい、他の寺社でもあまり感じられない、独特な雰囲気が、漂っています。

個人的な好みでいうと、ちょっと、苦手な部類…かも🙇

理由は、一の橋から御廟橋まで続く、あの墓石、供養碑の、多さです。見て歩くと、1時間はかかります。

（私は、それ以上かかりまして。

織田信長と、豊臣秀吉のお墓が、見つからず… 行ったり来たりして、ウロウロ😅 結構、見つけにくいです。）

やはり、山の中のお墓群なので…。そして、かなり古い墓石が多いので。明るい感じは、ありません。山なので、湿気もありますし。杉の木立ちも、大きいし。

最初は、かなり、気圧されるというか、びっくりしてしまいます。

ただ、弘法大師様が今もいらっしゃるといわれる神域のせいか？お護りされていらっしゃるのか…

お坊様たちが、毎日おつとめされ、悪い気を払っていらっしゃるのか…

慣れてくると、

これだけの苔むした墓石や、供養碑に囲まれているわりには、

嫌な感じがなく、厳かな感じさえ、うっすら漂っているのに、気づかされます。

口コミなど拝見すると、

早朝の雰囲気をほめる方が多いですし、その時間帯と、

なぜか夜の時間帯（土曜深夜の3時が、人が多いとグーグル表示😳お水とりとか？）は、人気のようです。

その時間帯は特に、森閑として、荘厳な気が、全体に満ち満ちているのかもしれませんね。

わたしは、ちょっと、勇気ないですが。

ですが、他で体験し難いような、何とも言い難い空間なので、

一度は経験したほうがいいと、思います。

私たち夫婦は、バスを降りてすぐの、一の橋の前で、

弘法大師様がお迎えに来て下さる、という一の橋の前で、

雨降りですが… 傘を置いて、一礼し、橋を渡らせて頂きました。

ここからが、奥の院になり、参道の両脇や、少し入った所に、時代空間を超える方々の、有名無名問わない、墓石、供養碑が。

大震災などや戦争の、名もなき大勢の犠牲者を供養する、碑も。

様々な企業が、商品にちなんだユニークな墓石を作っていたり。

ジャニー喜多川、メリー藤島と、その一族のお墓も、こちらに。

歴史上の有名人としては、わりとすぐ発見できるのが、伊達政宗公や、武田信玄公の墓所。

知り合いの仙台の方に、政宗公のお墓もあった、と報告したら、

えーーっ？！😳

と、かなり驚かれていました。

仙台には、伊達家の墓所があるので、意外だったようです（分骨？）ここは、遠く離れた和歌山、ですし。

織田信長と明智光秀、武田信玄と上杉謙信、など、敵やライバル同士も、生前の遺恨に関係なく、

静かに、同じエリアで眠っているのが、何とも不思議😀

不思議ですが、とても、素晴らしいことですね。

秀吉の朝鮮出兵で、犠牲になった、韓国人と日本人の慰霊碑まで、あります。

高野山の方が、建てたのかと思ったら、島津の殿様が、お建てになってた…

頭が、下がります。建てられた方の、ご人格が偲ばれます。りっぱな方だったんですねぇ🥲

（世界遺産の選定の下見に来られた方が、赤十字の精神が、こんな昔にあった！と驚かれたそうです。）

途中、中の橋という橋があり、足の悪い方などは、こちらから御廟橋へ向かうそうです。昔は、ここの川で、身を浄めたとか。

本当に、弘法大師様を敬愛する、たくさんの方々が、時代もそれぞの立場も超えて、

大師様（魂は今も、ここに生き続け、人々を救おうとされているーと信じられている）の下で眠りたい、お導きで平安に眠りたい、

と集まり、みんな、ここに平等に眠る… その事実が、スゴイ(⁠☆⁠▽⁠☆⁠)

お墓の雰囲気が苦手な方も、

弘法大師という、高い志と、深い慈愛の心を兼ね備えた、 1人の（スピリチュアルなパワーもあったとされる）、

カリスマというか、傑出した人物像に触れるにも、とても良い場所。

ぜひ、訪れて見て下さい。

密教だからなのか？他の寺社とは、かなり違うので、

実際に足を運んで、この空気感を、ご自身の肌で感じたほうが良いです。

お伝えしたように、たくさんのお墓の雰囲気は、得意ではないのですが…

それでも、弘法大師様が、平等に多くの魂を救いたい、死んだ後は、敵も味方もなく…

とおっしゃりたかったのだろう、と、伝わってくる場所です。

かなり、強くて、同時に優しい方だったのだな、という気がしました。

今も、私たちを救おうとされている、のですから。

あと、付け加えるなら… 豊臣秀吉の墓所は、とても、見つけにくかったです。うっかりすると、そこへ向かう道を見逃しますので、要注意。

さて、御廟橋からは、一切撮影は禁止。

いよいよ、弘法大師様の御廟にお参りさせて頂く事になります。

参道を歩いていた時よりも、雨が、いっそう、強くなりまして。

それも何だか、静謐で、厳かな雰囲気を、醸しだしていました。燈明堂も、しかり。

ようやく、弘法大師様にご挨拶と、祈願をさせて頂きました。

帰りには、娘の分ふくめ、お守りも、買いまして。

大師さんが、私たちの身代わりとなって厄を受けて下さる、という… 本当に、慈愛深い方です。

ここまでで、一の橋から、お墓を探したり見て歩くと、 1時間半から2時間くらい、です。

バス道路に出て、バスに乗り、壇上伽藍や、金剛峯寺を目指しました。時間はかなりタイト、各所を、歩いて回るので。

他にも霊宝館など見たかったのですが、残念ながら、今回はヒマがなく。〜お昼ご飯を食べるヒマさえ、無かったです😱

（観光地ではなく、修行の場なので… クレープとかお団子とか、バス待ちで、食べられる物も、売っていません。）

結局、帰りのケーブルカーに乗る時、駅内売店で、最後に一箱残っていた、柿の葉寿司を、奇跡的にゲット✨️

きっと、弘法大師様のお情けに、違いないです〜ありがとうございます🙏

帰りの特急こうやの車内で、雨にけぶる美しい山景色を見ながら、遅いレイトランチと、なりました。

ちなみに、こうやのチケットは、帰りに、ケーブルカーに乗る前の駅で、 WEB予約番号を伝え、発券してもらう必要があります。

うっかり、失念して、こうやの発車する極楽橋駅で交換しようとさたら、出来ませんでした🙂‍↕️

結局、こうやの車内で、女性の車掌さんに、お席の指定されたチケットを、発券して頂きました。

なので、展望の良いシート席は、すでに埋まり、座れず😭、

空席だった、四人席に。

ただ、これはかえって、良かったです👍

柿の葉寿司を夫婦で、分け合って食べるには、

個の空間で、向かい合わせ、テーブルのある4人席が🍀 相席でもなかったですし。

柿の葉寿司も、美味しかったです。昔、転勤先の奈良で、よく頂いてたけど… こちらにもあるのですね。

車窓から見える、雨にけぶる山々の景色が、本当に美しく(⁠≧⁠▽⁠≦⁠)

ドタバタのわりに、やっぱり、弘法大師様に助けて頂いた？と思える、締めくくりでした。感謝です🙏

電車で日帰りならば、行動計画は、よく練ったほうがよいです。帰りの電車の時間が、あるので。

ご飯を食べ逃す可能性を考えて、おいて下さい。見どころも多いので、コレだけは見逃せないものに、絞る。または、次回また再訪に、回すか。

（あと、西洋系の観光客が、非常に多いです〜！金剛峯寺では、撮影禁止の襖絵とかも、バンバン撮影していますが、ツアーガイドも、お寺さんも外国人には、なにも、注意しません。

それが、日本人だけには、厳しく制限する感じが、ちょっと…どうなのかなぁと。）

いずれにせよ、行ってみて、初めて体感できる、弘法大師さんの世界観。

奥の院は、大師さんが今も出迎えて下さる、日帰りの高野山でも...