最寄り駅は和歌山線の高野口駅なんですけど、馬鹿にならない距離があって、とくに雨の日などはしんどいです。遠方からの方は、橋本駅からタクシーなどで向かうと良いでしょう。境内西脇にクルマを停められまして、坂を登っていくと、右手に社殿、左並びに授与所があります。正面から石段でも上がれますけど、お寺の境内を蹂躙する必要があります。晴れていれば、境内で位置を教えてもらうと、高野山のてっぺんを望むこともできます。神社なんですけど、弘法大師も奉っていて、とりわけ、お大師様を髙野の山に導いた、黒と白のお犬様を大切にしています。B5判くらいの少し大きめのご朱印書置きには、白黒2匹のお犬様をともなうお大師様が描かれますが、社務所で、「これはじつはオオカミさんですか?」と聞くと、頑なに、「いえ、ワンちゃんです」と申してきます。でも、もしかすると、ずっと昔は、山犬とか、狼さんだったんじゃないかと思いますけど」と突っ込んでも、「ほら、尾っぽがカールしてるでしょ、こうなると犬なんですよぉ」とおっしゃいますので、この山奥の向こうにある丹生都比売神社の祀る通り、犬なんだと思うわけですが、これが、関東に来ると、この弘法大師を導いた白と黒のお犬様は、エピソードとともに「白と黒の"狼さま"」として神変して、描かれているのです。埼玉県長瀞町にある狼信仰の大社、宝登山神社境内の、玉泉寺(真言宗智山派)にある「高野山開創」の彫刻欄間には、弘法大師空海を護衛する白黒2頭の狼様がご彩色で見事に彫り上げられています。この彫刻のおゐぬさまは、狼の特徴をよく捉えており、ピンと立った三角形のお耳、大きく裂けた口と牙、大きなふさふさと伸びた尻尾、など、ワンちゃんには見えません。開創年代からしても、地理的位置にしても、官省符神社のほうがずっと先なので、関東の狼信仰に取り込まれた伝来故事として観賞することはできるのですが、興味深いのは、新義であるものの、ほかならない真言宗のお寺に残る美術遺構ですから、やっぱり、オオカミだったんだけど、それだと可愛くないから、愛玩犬に近づけて祀ってるんじゃないかなぁ,と勝手に思ってます。授与所では、白黒両犬の描かれた、お守...
Read more弘仁七年(816)弘法大師(空海)によって創建されたお社。 慈尊院の総門を入ると桜の古木におおわれた高い石段が仰がれます。途中180町石を右に見て(帰りに拝殿脇から179町石道を下って180町石に降りて石階段で慈尊院の総門に戻っても良い)、石造大鳥居をくぐり119段の石段をのぼりきると大きな丹塗りの鳥居の建つ広庭から拝殿を通して拝観する極彩色の神殿は森の緑にはえて美しいです。 拝殿左側の灯篭越しに高野山が望めます。 御祭神は「丹生都比売大神(にうつひめのおおかみ)」 「高野御子大神(たかのみこのおおかみ)」 「大食都比売大神(おおげつひめのおおかみ)」 「市杵島比売大神(いちきしまひめの大神)」 「天照大神(あまてらすおおみかみ)」 「誉田別大神(ほんだわけのおおかみ)」 「天児屋根大神(あめのこやねのおおかみ)」
社宝には、鼎(かなえ、てい)中国古代の器物の一種。 (御湯釜 1口)獅子頭(2面)壱文字太刀(1口 真田幸村公奉納と伝えられる)神通寺大明神太刀(1口)八幡大菩薩太刀(1口)
指定文化財は、丹生官省符神社本殿3棟附宮殿(4基 国指定重要文化財) 棟札(2面 国指定重要文化財)...
Read moreIt takes about 7 hours on foot on the gentle path from Niukan Shobu Jinja to Koyasan. The shrine is small but beautiful. Noted on my...
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