決して大きくは有りませんが、山科聖天さんと地元には呼ばれています。毘沙門堂塔中で、門前から西の方角に位置します。導かれなければ知る事が出来ない歓喜天様(後書きで説明)が居られる双林院は間もなく紅葉🍁で鮮やかに彩られます。弁財天様や不動明王様の居られる本堂は珍しいお火炊きの煙が天井より出る仕組みになっています。まだ見たことがありませんが、情念を晴らしてくれそうです。すぐ裏手に滝修行の場所もあり、結構な水量が絶え間無く流れています。知れば知る程、奥が深く、お祈りした後には、必ず善行が得られるのが驚きです。 (後書き) 歓喜天様はヒンドゥー教で「破壊」と「再生」を司るシヴァ神とパールヴぁティー女神の息子であるガネーシャと11面観音様が力を合わされた仏様です。象頭の男女天の抱擁身のお姿の大聖歓喜双身天王(聖天王)は秘仏として置かれている。御神体から放つ強大な力は浴油法で毒を洗い流し聖天尊への最上の祈祷という独特な祈祷です。決して裏切らない聖天様ですが、一旦信仰心を持てば持続性を持ち信じすることが必要です。途中でやめると強大な力を持つ歓喜天様だけに返り討ちを合うとも言われている最強神です。しかし会えるべくして会えた人はお心を開ける勇気も必要でしょう。その時は責任をもって御信仰なされて下さい。門戸が開いてる時は自由に 内陣でのお参りもできます。そこから奥へは入れませんが隙間から歴史人物が保持していた歓喜天様の御神体が確認できます。 皆様に御加護...
Read more2024/12/07訪問。 門前の紅葉が敷き紅葉となっており、見事でした。
1665年創建の毘沙門堂門跡の塔頭寺院。
毘沙門堂門跡が「そうだ京都行こう」で紹介されるまでは「紅葉の穴場」と言われていましたが、 こちらは毘沙門堂門跡から2分ほどで訪れる事が出来るにも関わらず、訪れる方はまだ少なく穴場です。
もともとは湖東三山の一つ西明寺から遷された阿弥陀如来を本尊としていましたが、 明治になって門主の皇族の念持仏であった大聖歓喜天(インドのヒンドゥー教の神、ガネーシャ(頭が象で身体がヒトの姿)由来の仏様)へ本尊を変更しました。
多くの寺院では本堂は門を入ってまっすぐ突き当たりにありますが、 途中で本尊が変更されたためか、 こちらでは本堂に相当する聖天堂が門を入ってすぐ右という少し変わった位置にあります。
聖天さんを祀る寺院にしばしば見られるように、こちらにも鳥居があります。
聖天さんのご利益は、 「現世の苦を除き現世の幸福を増す」ということで、 一心に念じることで願い事が叶うということです。
その法力は大変強く、霊験あらたかな「山科の聖天さん」と呼...
Read more小さなお寺ですが毘沙門堂内の一院であり、お祀りする仏様は由緒あるものばかりのよう。当初の本尊は湖東三山のひとつ、西明寺から毘沙門堂に迎えられた阿弥陀如来座像を更にこちらに迎えたもの。その後に明治になってから毘沙門堂の門跡さんの念持仏である大聖歓喜天を賜り、本尊とした。また、不動明王像は比叡山無動寺谷よりお迎えしたものという。
このお寺の本尊の大聖歓喜天、荼枳尼天よりもお祀りするのが難しい仏様だというのを以前に密教の本で読んだことがある。元々がヒンドゥーのシバ神の息子、象の頭を持つガネーシャという神さまで、人間の欲望や煩悩、もっと言えば性のエネルギーを肯定してそれを転化、昇華して善に変えることを図るという。しかしこの理屈は欲や悪行を肯定することにつながり、仏教の、ある意味では危険思想。この神さまのシンボルが交差する大根(東京浅草の待乳山聖天は二又大根)いう卑猥なビジュアルのものであることか...
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