福岡県宗像市にある鎮国寺は1月から梅の花が咲いて、2月下旬には見ごろを過ぎるので、他所より早く見頃を迎えます。
宗像市にある別格本山 鎮国寺は、弘法大師 空海が806年に創建した真言宗最古の寺院です。
護摩堂には、国指定重要文化財である空海作の身代わり不動明王立像が鎮座しています。
黒田官兵衛の孫 黒田忠之が再建した五仏堂には、宗像三女神の仏の姿といわれる本尊三仏などが祀られています。
暦の上で春の始まりとされる立春の 2月4日に「花の寺」として知られる鎮国寺では、早咲きの熱海桜や淡紅梅が見頃を迎えます。 メジロがそれらの花々とたわむれる姿は、春を告げる光景として写真愛好家に知られており、大きなカメラで撮影している人がたくさんいました。
鎮国寺では、1月から3月にかけて梅や桜が境内を彩る中で、とりわけ本堂前の梅は早咲きで知られています。
境内には 熱海桜が5本、淡紅梅が約20本植えられています。
熱海桜は、静岡県熱海市を中心に栽培されているサクラで、国内では最も早咲きの品種とされています。
梅の開花時期は1月上旬~2月下旬頃。 極早咲品種である熱海桜の開花時期 1月から2月上旬です。
鎮国寺では毎年...
Read more鎮国寺は、空海が帰朝後に創建したという伝承が残る、宗像大社の神宮寺です。 空海さんは帰国してから2年ほど太宰府の観世音寺に滞在されていたので、博多の東長寺を建てたのと同じ時期の話なのだろうと思われます。
江戸時代に編纂された「筑前国続風土記」の吉田村の記述を読むと、実際には鎌倉時代中期に皇鑒という僧が開いたとあり、江戸時代には山伏が住むようになったと書かれています。 宗像三柱の神々の本地仏(神仏習合で、神の本当の姿とされた仏様)として、空海作と伝わる大日如来、釈迦如来、薬師如来の三尊を本尊に定めたそうです。 この三尊は、五仏堂に、許斐権現と織幡明神の本地仏と一緒に祀られています。
また、毎年4月28日にだけ御開帳される空海作と伝わる秘仏、身代り不動明王立像も伝えられています。 この不動明王については「筑前国続風土記」には触れられておらず、きっと秘仏だったため、あえて記録にも残さなかったのかな、なんて想像しています。 同じ4月28日には、修験者の方たちと一緒に、火渡り柴灯大護摩供という儀式にも参加できるそうです。
少し階段を上がることになりますが、奥の院や、その道すがらに広がる山の中の空気もとても気持ちがいいので、ぜひ時間があれば奥まで...
Read more令和元年5月3日参拝 九州八十八ヶ所百八霊場 第八十八番札所(結願所) 九州西国観音霊場 第三十一番札所 九州三十六不動霊場 第三十四番札所 九州三十三観音霊場 第一番札所 御朱印あり(百八霊場(八十八番、百八番)、西国観音霊場、不動霊場、三十三観音霊場) 本尊:胎蔵大日如来坐像(百八霊場)、如意輪観世音菩薩(西国観音霊場)、身代わり不動明王(不動霊場:秘仏)、聖観世音菩薩(三十三観音霊場) 宗派:真言宗御室派 御詠歌 百八霊場、不動霊場:民安く鎮まる国はみ仏の深き誓いのしるしなりけり 西国観音:真ある道を教えて諸人の迷い救う法のすべらぎ 弘法大師により創建されたとの伝承を持つ古刹。本尊の五仏はすべて県指定文化財の指定をうけており、うち大日如来、釈迦如来、薬師如来は宗像三柱の本地仏として弘法大師により作られたとされる。 また、護摩堂で祭られている身代わり不動明王は秘仏となっており毎年4月28日に開帳され、こちらも弘法大師の作とされ国指定重要...
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