学校の授業で習ったとおりのきれいな鍵型の前方後円墳です。しかも巨大! 見応えがありますよ。
前方後円墳の雷神山古墳と、その北側にある円墳の小塚古墳、それらの周辺もすっかり全部芝生で覆って整備されています。遊具の類はブランコ一つありませんが、その分芝生が広くてボール遊びなどをしている親子連れをよく見かけます。史跡なんだろうけど、憩いの場的な要素が強いように思います。
雪が積もると古墳の斜面は絶好のソリ滑りスポットとなり、ソリの滑り跡で埋め尽くされます。かつての絶対権力者もこどもの尻に何度も敷かれることになるとは思わなかったことでしょう。
桜がいっぱいあるので、春にはお花見スポットとなります。小塚古墳の北側がお花見に来た人達で賑わい、このときばかりは駐車場もけっこう埋まっていました。
雷神山古墳のある場所自体が丘陵上で小高くなっているのですが、そこに更に古墳の高さが合わさって、景色が良いです。雷神山古墳の後円部が一番標高は高いけど木が多くてかえって視界は狭く、むしろ一段低い前方部からの方が広々と見えます。 東を向けば仙台平野と太平洋。古墳の主はこの平野の生産力を基盤に強大な権力を手にしていたのかなあと思いを巡らせます。仙台空港が近いので、離着陸する飛行機が見れるのがまた楽しい。 北西の方は住宅地ですが、更にその先の遠くには泉ヶ岳が見えます。
トイレは入口のすぐ右側にある和風デザインの建物です。男性用にはオムツ交換台などはありませんでした。あまり小さい子の利用は想定していないのでしょうか。でも実際にはけっこう小さい子も連れてこられているので、トイレも対応してほしいですね。 車椅子用と思われるトイレも一応あって右脇から入る形でしたが案内表示が見当たらずわかりにくかったです。段差もあるので利用しづらいんじゃないかなあと思いました。
車椅子について言えば、入口の車両進入防止用の棒が狭い間隔で立っており、そもそも車椅子入れないのでは…?と感じました。丘陵地なので坂は多いけど、車椅子を押す人がいれば利用できるところだと思うので、そこは考えてもらいたいです。
最終訪問 2025年4月13日(日) ...
Read moreLargest kofun in the Northeast, and amazingly given the location from the early kofun period. This is actually a pair of tombs in the common arrangement of one keyhole tomb and one round tomb. The square end of the keyhole tomb has a...
Read more雷神山古墳(らいじんやまこふん) 墳丘長約168mの前方後円墳、築造時期は4世紀末から5世紀前半と推定。東北地方では最大規模の古墳。国指定史跡。 周囲は史跡公園として整備されている。 北側に直径54mの小塚古墳がある。 以下、解説板より。 「雷神山古墳はその規模において東北最大の前方後円墳である。この古墳が最初に紹介されたのは昭和5年松本彦七郎博士により「植松丘上主古墳(うえまつきゅうじょうしゅこふん)・副古墳」として報告された。その後昭和25年宮城県史編纂委員会の委託により伊東信雄博士等の測量調査が行われてから一般に知られるようになった。ちなみに「雷神山古墳」と命名された由来は古墳頂部に雷神を祭った祠がありそれにちなんだものである。史跡指定後は昭和46~50年度に渡り指定地58.232㎡の公有化、昭和50~52年度にかけ環境整備の基礎資料を得るために墳麓線及び周湟確認調査を行った。その結果この古墳は全長(主軸)168m、後円部直径96m、高さ12m、前方部長さ72m、高さ7.2m、前方部前端幅96mの3段築成で葺石を伴うが本格的な周湟はめぐらされていない。また、この古墳の北側には直径54m、高さ8mの三段築成で周湟を有する小塚古墳(円墳)が所在する。 これら丘陵上に造営された壮大な大型古墳の年代は、古墳の立地や築造方法、さらに出土遺物で埴輪壷、底部穿孔壷型土器など発見されていることから前期古墳の特徴的要素を伝えているものとして4世紀末~5世紀始め(西暦400年前後)と考えられる。 なお、これらの古墳は東北の原始・古代社会における文化の黎明を担い仙台平野一帯を統治した地...
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