それほど大きな資料館ではありませんが、西尾城の資料を展示しています。この施設が杉浦喜之助さんという地元の方の寄付によって建てられたというのも素晴らしいですね。常設展示では西尾の歴史や西尾城の絵図や城下町の推定復元模型を見ることができます。 リニューアル前と比べて展示内容はとても良くなったと思いますが一つだけ残念なことは、以前あった西尾城天守の推定復元模型がなくなっていることです。どうしてでしょうか?できれば復活をお願いします。 それからこちらでは物販も行っていて書籍や西尾城天守のペーパークラフトや西尾城以外の御城印(西尾城の御城印は旧近衛邸で販売されています)などのグッズなど興味深い品々がいくつか販売されています。
企画展「子供五節句」を観にいきました。五節句とは一月七日、三月三日、五月五日、七月七日、九月九日の五つです。この五つの節句を昔の子供たちはどのように過ごしたかということを紹介したのが今回の展示でしたが、なかなか興味深い内容でした。 展示品の中には七月七日の七夕飾りについての展示もありました。七夕飾りにはスイカや投網など色々あるのですが、それらには全て意味があり、また短冊の色にもそれぞれ意味があったのだと今回の展示で初めて知りました。 2025.2.2
企画展「八ツ面山ーその歴史と魅力ー」を観にいきました。私は余所者ですが、展示を通して八ツ面山は地元でとても親しまれている山だということがよく分かりました。 私が住んでいる稲沢市は濃尾平野のど真ん中なので本当に真っ平らな場所なので山などは全くありません。なのでこの様に地元で昔から親しまれている山があるなんてちょっと羨ましく感じました。 展示には吉良の名前の由来になった雲母(うんも・きらら)についての展示もありましたが雲母がかつては薬としても重宝されていたとは本当に驚きました。 資料館の入口で雲母を使用した「きらら鈴」も販売しています。現在ではこの「きらら鈴」も作っているお店は一軒だけだそうです。貴重ですね。 2025.1.13
企画展「ひなまつりのお菓子〜西尾といがまんじゅう〜」を観にいきました。豊田市の郷土資料館で「いがまんじゅう」のことを知って以来、興味を持っていたので、このような展示が観れて嬉しかったです。「いがまんじゅう」とは三河地方の一部でひな祭りの時に食べられるお菓子です。因みに私が住んでいる稲沢市は尾張地方ですが「いがまんじゅう」を食べる習慣は無いと思います。また会場では「からすみ」というひな菓子も紹介されていましたが、これは私が岐阜の瑞浪に行ったときに駅の売店で売っているのを見かけました。 こんな感じで「いがまんじゅう」の他にも他の地域の色々なひな菓子を見ることができてとても面白かったです。 2024.3.6
企画展「巡検使さまが“グッ”ときた!」を観ました。巡検使へのもてなしが地元の負担にならないよう江戸幕府からはお達しが出ていたのですが、やはり現実はそうはいかないようですね。しかし巡検使の一人が「かすやじゃの 萩原などと いいなせど...
Read more令和2年2月8日(土)~3月15日(日)まで 西尾市資料館の奥半分で、企画展 『ひなまつり 2020』が開催中です。 西尾市資料館の定番企画となっており、毎年この企画展を鑑賞すると、「もう1年が経つのかぁ!」と、1年の短さを感じます。 また、今回は西尾市岩瀬文庫でも「ひなまつり」企画をやっており、珍しいなぁ!と思っています。 今のような「ひなまつり」になったのは、江戸時代になってからで、幕府が3月3日の節句を五節句の一つとして制定したこともあり、娘の幸福を願って人形を飾る現在の「ひなまつり」が一般的に定着しました。 「太平間珍志(たいへいかんちんし)」と云う、江戸で発生した種々の事件や珍事を集めた雑記録には、あまりにも雛人形の競争がヒートアップし過ぎたのか?天明6年(1786年)2月には雛屋に町奉行所の手入れがあり、大きな1尺(約30㎝)以上の雛人形が没収された件が書かれていて、雛人形の奢侈(ぜいたく)志向から幕府は雛人形の大きさの上限を8寸(約24㎝)と定めていたそうです。 ひな人形の並び方は特に決まりが無いそうで、武家では右側が優位とされたため、向かって右に男びな、左に女びなが飾られていましたが、現在一般的には、昭和天皇の即位式の際の天皇陛下・皇后陛下の並び方にならって、向かって左に男びな、右に女びなを飾っているそうです。
現在、西尾市歴史公園が復元工事中と云う事で、駐車場の数が少なく、少し不便ですが、それでも西尾市歴史公園に散歩や見学に行く事がありましたら、西尾市資料館にも足を運んでは如何でしょうか?
入館料・・無料 開館時間・・午前9時~午後5時 休館日・・月曜日(但し、祝日は開館)・年末年始
追伸 令和2年2月1日(土)~3月8日(日)まで 今年も愛知県内の博物館・資料館など35館がエントリーする、「ひなまつりスタンプラリー」が開催中です。 今年のスタンプラリーのシートはピン...
Read more令和元年12月7日(土)~令和2年2月2日(日)まで 西尾市資料館の奥半分で 特別展『鈴木 與(すずき あたえ)コレクション~西尾藩主の書画~』が開催中です。
恥ずかしながら私は鈴木 與さんを知らず、少し前の歴史の人物と思い込んでいましたが、西尾市在住で平成13年までご存命だった方と知り、私が知らないだけで西尾市内には鈴木 與さんを知る人はたくさんいるんだろうなぁ。と思いました。 鈴木 與さんの先祖が西尾藩の武士でその事に誇りを持つ鈴木さんが歴代西尾藩主の書画・和歌・西尾城の鯱瓦を特別な熱意を持って蒐集してこられたそうです。 鈴木 與さんのご遺族のご厚意により、これらを西尾市へ寄託いただいたのを機に今回の『鈴木 與コレクション』として特別公開されました。 作品は、明和元年(1764年)出羽国山形より三河国西尾へ転封となり西尾藩主となった、大給松平家(おぎゅう...
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