大正時代の名士・来住梅吉の私邸ですが「豪邸」という言葉がぴったりです。無料で見学が可能で、管理人さんは当然いますが、広い邸宅を見学客が好きに移動してみる事が出来ます。何気に使われている高級素材の数々・当時のお風呂事情・トイレの配置など見るものが大変多く仏壇が置かれている仏間の上を除くと凝った屋根が作られているなど普段目にしない場所にも手を抜かない姿勢が見て取れます。訪れた日は平日で他の見学者が偶然におらず、入り口受付で頂いた家の見取り図を広げてじっくり一部屋ずつ立ち止まってみる幸運に恵まれました。家の前を流れる疎水に鯉が泳いでおり、その餌(10円)も販売されています。覗き込むと餌をもらえると思ったのか水面から顔を出してきます。餌買って与えればよかったなと、それは後悔です。個人的には加東市にある「三草藩武家屋敷旧尾崎家」の武家屋敷の質素な邸宅と比較するのも生活様式の違いで知見が広...
Read more来住梅吉(きしうめきち)が大正期に建てた豪邸。彼は西脇商業銀行を創設したり、西脇区長、西脇町議会議長などを歴任し、困窮者の子息への学資援助など社会奉仕も盛んに行った人物。 邸宅内部は材料までこだわり抜いた建築資材と職人技が光る技術の粋が凝縮しており見応えがあります。ひとつひとつを丁寧に見ていくと2、3時間はかかると思われます。
仏壇は欅造りで欄間には野菜や果物などの供物が丁寧に彫られており、その配置のバランスから職人のセンスの高さがうかがえます。
離れの欄間にはコウモリの乱舞が見られますが、その目にはなんと黒サンゴがはめ込まれているという非常に手の凝った造りになっています。
また付書院の欄間障子は松葉の模様がパターン化されており、ここにも高い職人技が垣間見えます。
ここまで贅を尽くした豪邸を無料で見学で...
Read more兵庫県西脇市にある旧来住家住宅ですね。 パンフレットを読むと来住弁吉さんが離れを造り始め1916年(大正2年)に竣工しましたが翌年に亡くなり婿養子で来られた来住梅吉さんが引き継いで1918年(大正4年)に母屋を完成させたとのことですね。 建物の材料や技術に見えないところもこだわりを感じます。 また、部屋の中から見る日本庭園も綺麗です。 離れ側にはお客様用のお風呂、トイレがありタイルで綺麗にされてます。 入館料、駐車場は無料で人も少ないのでゆっくり...
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