世界遺産石見銀山を訪れ、大森の町並みを散策した際に、石見銀山資料館の前を通りました。建物の外観が歴史を感じさせる古めかしい造りだったので、なんとなく写真を撮ったのですが、時間の都合で結局中には入っていません。ただ、後で調べたところ、この施設が世界遺産を深く知るための重要な拠点であり、非常に興味深い歴史的背景を持っていることが分かりました。
この資料館は、正式には「いも代官ミュージアム」とも呼ばれており、その名の通り、大飢饉の際にサツマイモ(芋)を普及させて人々を救った代官、井戸平左衛門の功績をメインにした展示があるそうです。これは「なぜいも代官なのか?」という素朴な疑問の答えにもなっていて、知識として知っておくだけでも石見銀山の歴史がより身近に感じられます。
建物自体も歴史の変遷を物語っており、ここは元々、江戸時代に幕府の代官所が置かれていた陣屋跡です。現在の資料館の建物は、明治35年(1902年)に建てられた旧邇摩郡役所(にまぐんやくしょ)を再利用したものだそうで、かつての代官所跡に明治時代の行政の中心地が建っているという点に、歴史の重層性を感じました。
展示内容としては、石見銀山が最も栄えた戦国時代から江戸時代にかけての採掘工具、古文書、絵巻物といった貴重な資料に加え、銀鉱石などの鉱物標本が豊富に展示されているとのことです。石見銀山の500年にわたる歴史や、当時の鉱山技術について体系的に学べるため、大森の町並みや龍源寺間歩などの遺跡を巡る前に、ここで知識の概要を把握しておくのが理想的だと感じました。
アクセス面では、石見銀山は一般車両の乗り入れが制限されているため、JR大田市駅からバスに乗り、「大森代官所跡」バス停で下車するのが最も便利です。車で来た場合は、世界遺産センターの駐車場(無料)に停めて、そこから路線バスで移動することになります。
入館料は大人600円(小・中学生は300円)で、展示物のボリュームについては、他の世界遺産センターと比べると物足りないという意見もあるようですが、ここでしか見られない歴史を凝縮した展示や、代官所の跡地という立地を考えると、一度は立ち寄る価値がある施設だと認識を改めました。次は時間を作って、中に入っ...
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